子どもの「肺炎」=「怖い病気」
そういうイメージがありませんか?
もともと肺炎ってどういう病気なんでしょうか?
どうして命に関わるというイメージがあるんでしょうか?
子どもの肺炎と風邪の因果関係、入院事情をわかりやすくまとめました。
心配な子供の病気!不安な「肺炎」の知識について
肺炎について
お子さんで熱が長引いたり,咳が続いたりすると「肺炎じゃないでしょうか?」って良く聞かれます.
じゃ,肺炎ってなんでしょう?放っておくと死んでしまうような病気なのでしょうか?
また,分かりやすく解説してみますね.
子どもさんを育てているお母さんの中には,お子さんが肺炎で入院したり,周りで「子どもが肺炎で入院した.」って人がきっといると思います.
子どもって肺炎にしょっちゅうなるし,入院しないと治らないんだ!
って思われるでしょう.でも,近くの子どもさんで,風邪をこじらせて肺炎で亡くなった,,という人はいますか?
まずいないでしょう.
風邪を引くとしょっちゅう肺炎は起こっている
驚くかもしれませんが,実は,風邪を引くと,しょっちゅう肺炎は起こっているのです.
風邪というのは,ウイルス感染症ですが,ウイルスは粘膜から粘膜へと広がります.
最初にウイルスが感染するのは,大部分は鼻の粘膜ですが,すぐ奥が咽頭.ちょっと下に入れば気管があります.気管支から数cmで肺があります.そこまで到達することも稀ではありません.実はレントゲン上で軽い影を認めることは多々あります.※厳密には肺の組織と気管支の組織は別物ですから,深い部分の気管支炎なのかもしれません.これを気管支肺炎と呼びます.ただ,臨床的には肺炎と深部の気管支炎を厳密に区別する必要はありません.
肺炎は「肺のカゼ」
そういった肺炎は,,,つまりは肺のカゼです.そこまで入ってしまっても,ほとんどは体の抵抗力で治ります.肺炎が放っておいて死んでしまう病気なら,日本中の子どもさんが命の危機でしょう.そんなことないですよ.
肺炎がひどい病気,,というのは,確かに普通の鼻カゼに比べればそうですが,全部が全部ひどいってわけじゃないのです.ただ,多くの人は,子どもさんが高い熱や咳が続くと病院を受診します.そこでレントゲンを撮る.たまたま肺炎が見つかると,子どもさんもつらそうだし,お母さんも心配そうだ.念のため入院しようか,,,という話になります.
つまり,軽い肺炎はレントゲンを撮ることもありません.しんどそうな肺炎だけが引っかかっているわけです.
肺炎だから入院するのではなく,子どもさんがつらそうであったり,お母さんが心配しているから入院するのです.※子どもさんを入院させるかどうかは,3割くらいはお母さんの心配度を見て決定します.
引用元-にしむら小児科
- 風邪の延長線上にあるのが肺炎
- 肺炎で死んだりはしない
- 子どもを入院させるかどうかの3割は母親の心配度を見て決める
子どもはよく熱を出します。発熱の原因はさまざまですが、風邪が長引いて熱がなかなか下がらないとさすがに心配になりますよね。肺炎と聞くと重病のイメージがありましたが「肺が風邪を引いている」と聞いて少し気が楽になりました。
子供を入院させる必要があるケースとは!?乳幼児が肺炎になったときの処置!
息があらくなる乳幼児の風邪は注意する
日本の医療費が安いため、「カゼ」でも熱が続き親の不安が強いときや軽いレントゲンの異常でも「肺炎」として入院となっています。ただ、乳幼児では呼吸困難となり酸素投与のために本当に入院が必要な重症の「肺のカゼ」も稀にあります。乳幼児のカゼで息があらく、ミルクや食事がとれず、ぐったりしているときは注意してください。
引用元-福岡県福岡市東区 ふかざわ小児科
「肺炎」で入院を減らすには
細菌性肺炎の治療に抗生剤は有効ですが、カゼのときに抗生剤を飲ませても予防効果はほとんどありません。さらに、肺炎球菌ワクチンの普及で細菌性肺炎は激減しました。今ではカゼの子供1万人に抗生剤を飲ませて一人の細菌性肺炎が予防できる程度です。しかし、抗生剤を1万人にも飲ませると命にかかわる抗生剤の副作用の方が多くなってしまいます。また、ウイルスに抗生剤は効果がないため「肺のカゼ」の予防もできません。「肺炎」での入院を減らすためには、カゼに抗生剤を飲ませることではなく、小児科医がていねいな診察で親の不安を取ってあげることです。
引用元-福岡県福岡市東区 ふかざわ小児科
- 日本は医療費が安いので子供は肺炎で入院措置をとる
- 乳幼児の風邪は注意が必要な場合がある
- 風邪に抗生剤は効かない
- 肺炎で入院を減らすには丁寧な診察で親の不安を取ること
私の息子はおかげさまで入院に至ったケースはありませんが、病院で点滴措置を取ってもらったことはあります。点滴だけでも親は大変です。入院となると準備から場合によっては付き添いまで、親は休めなくなることが殆どです。
【子供の肺炎について】今と昔とでは病気の危険度が全然違うって本当!?
今は子供の肺炎は怖い病気ではない
子供の肺炎は、昔は怖い病気でした。
70年前だと、4歳までにかかると死亡率が2割近くで、
2歳の子供だと、実に半分以上が、亡くなっていました。この頃の影響なのか、肺炎になったら、
治りにくく怖いイメージがありますね。しかし、現在では、肺炎は怖い病気ではありません。
もっと、言うと治らない病気ではないので、
必要以上に、怖がることはない病気です!
風邪の悪化である肺炎は3つに分かれる
肺炎とは、簡単に言うと、
風邪が悪化してなる病気です。ウィルスや細菌が、喉から気管を通って、
肺まで入り込んで、肺で炎症を起こした状態が、
肺炎と言われます。肺炎は、
○ ウィルスによる肺炎
○ 細菌による肺炎
○ ウィルスと細菌の間の性質の、
マイコプラズマによる肺炎の3つに分かれます。
※他にも、原因が分からない間質性肺炎(かんしつせいはいえん)が、
ありますが、子供がかかる事は、ほぼ無いので今回は、
省いています。引用元-これが知りたい!気になる情報局
- 子供の肺炎は昔は死ぬこともあった
- 今は怖い病気ではない
- ウィルスによる肺炎、細菌による肺炎、ウィルスと細菌の間の性質のマイコプラズマによる肺炎
- 肺炎はこの3つに分けられる
以前の死亡率の高さから子供の肺炎は怖い病気というイメージが高くなったのかもしれません。でも、肺炎は治らない病気ではないと聞くと安心します。その昔は当時の薬の開発や衛生面から死亡率が高かったのかもしれませんね。
入院の日数はどのくらい必要??子供の肺炎治療の場合
入院日数はケースバイケース
入院日数は、病気や子どもの体調によってのケースbyケースです。息子の場合は、初日に1週間の入院計画書を渡されました。解熱も早く、点滴を外しても元気なままだったので、予定より早めの5日で退院しました。同じ病室のお子さんは、息子と同じく肺炎でしたが4日で退院。子どもの状態により医師の判断で、というところですね。
引用元-なっしーママの子育てブログ
- 肺炎で入院した時の退院は医師の判断による
肺炎による入院日数の基本は1週間程度のようです。子供の体調や回復状況を見て医師が判断するようですが、大抵の場合早まる傾向が強いんですね。きちんと食事を摂って静養すれば肺炎は治るという証ではないでしょうか?
治療費用はどのくらいかかるか知りたい!子供が「肺炎」で入院したときの負担額は?
地域の医療費助成によって大部屋は無料
肺炎での入院費用は、私の住んでいる地域では
乳幼児の医療費助成(全額助成)があるので基本的にはゼロ円です。
でも、入院初日4人部屋で夜中寅ちゃんが泣き続けてまわりの方に気を遣い、
寅ちゃんがやっと寝たと思ったら隣の子が泣き始め・・・で私は全く寝れず、
次の日に個室にうつったので個室代がかかりました。
個室に入院すると全額自費
個室代は医療費助成の対象にはならないので全額自費です。
個室に2泊しかしなかった1回目の肺炎入院時は入院費用13100円、
個室に6泊した2回目の肺炎入院時は入院費用41430円でした。
主に個室代と食事代です。
個室代は普通部屋によって違いますが、
私の住んでる地域では1泊3000〜1万円くらいです。
私の住んでいる地域では「乳幼児の医療費助成」があるので
個室にしなければ、入院費用はほとんどかかりません。
お子さんの肺炎での入院費用が気になる方は
お住まいの地域で医療費助成があるかどうか、チェックしてみてくださいね!
引用元-不育症母ちゃんの親バカ育児
- 入院にかかる費用
- 自治体の医療費助成によって異なる
- 大部屋は無料でも個室代は自費
入院中の子どもの夜泣きは親の悩みの種になるでしょう。自分も寝られないし周りにも気を遣う。だったら個室にしようというのは自然の流れですよね。個室代がかかっても気が楽な方を私もきっと選びます。
親が子供に出来ることは何??乳幼児の入院時の世話について!
子供の入院時に親がやること
・食事の世話(点滴をしているため、手が使いにくいので食べさせました)
・トイレの世話(点滴を一緒に移動しながら、手がうまく使えないのでズボンやパンツの 上げ下ろしをしました)
・子どもと遊ぶ
・子どものベッドで一緒に寝る
息子は5歳なのでこれぐらいですが、1歳前の赤ちゃんだと、母乳やミルク、オムツを換えたりぐずる赤ちゃんを抱っこして寝かしつけたり・・・がありますね。
ストレスが溜まったら気晴らしに売店へ行く
病気の子どもを数日看病してきて、疲れきっての入院。医師や看護師が常にいるので安心なのと、子どもが回復してくるとママも余裕が出てきます。余裕と共に出てくるのが、子どものワガママと親のストレス。狭いスペースで24時間親子で過ごすのが、苦痛になってきます。
そんな時には、売店に行くことにしました。病院には売店がありますので、子どもがベッドから落ちないように柵をあげ、ナースステーションに声をかければ売店に行けます。
娘が1歳の時には、寝てから売店に行こう・・・だったのですが、5歳ともなると全然大丈夫。
パパは仕事で、小学生の娘は祖父母にお願いしていたため、お見舞いも来ません。なので、私は1日に何度か売店へ行って、用を足していました。病室から出るだけで、気晴らしになります。
引用元-なっしーママの子育てブログ
- 子どもが乳幼児の時は親は病室でつきっきりになる
- 普段以上のお世話が必要
- 気分転換は売店までの散歩
売店に行くのが気分転換になるというこのママさんの気持ち、よくわかります。子供ではなくて自分が入院した時がそうでした。売店に行く許可をもらって、店内のものを物色するのが楽しみでした。ママにとってもささやかな気分転換ですね。