子どもが友達とケンカをしたとき、親はどう関わるのが良いのでしょうか。
わが子をどう守るのか、どこで介入するのかは、親の考え方次第でもあります。
深刻な事態でない限り、子どもの成長に大切なプロセスとして見守るのが良いのか。
皆さんの、参考になる意見をまとめました。
子供が成長する上で大切!友達とのケンカは見守ろう
友達とのケンカのメリットとは
- 「自己主張力アップ」
自分の気持ちを相手に伝えないと負けてしまう状況により、自分の意見や気持ちを主張をする力が付きます。
- 「どうしたら揉め事にならないか、考える力が鍛えられる」
ケンカになるのは、物の取り合いや順番争いなど、いつも同じ原因であることが多いので、どうしたらケンカにならないか、スムーズにお互い楽しい状態にできるかを考え、工夫する良い機会でもあるのです。
- 「『〜をしたら◯◯と感じる』ことを体感できる」
嫌なことを言われると悲しい、叩かれると痛い、ケンカになると不快である、遊べなくなるとつまらない…など、親とのやり取りでは得られない感情を味わうことができます。
その「〜をしたら◯◯と感じる」ことの理解や体感は、いずれ相手の立場になって物事を考える視点に繋がります。
- 「関係を修復する力が付く」
一度ケンカになった相手と、仲直りをして何も無かったかのように遊べるのが子どもの素晴らしいところです。
人間関係の基本を学んでいる今こそ、この「やり直せる」「また親しくできる」ことを、実感して欲しいですね。
引用元-ケンカを通して子どもが成長する4つのポイント。あえて子どものケンカを見守る大切さとは? | Conobie[コノビー]
- 友達とのケンカは子供の成長にメリットがある。
- 自己主張力がついたり、どうしたら揉めないかを考える。
- 相手の立場になって考える基礎や、関係修復力がつく。
陰湿ないじめなどでなければ、子どもにとってケンカは必要な体験です。大人になってもケンカはあるのですし、要するに、人間関係を構築していく力を付けるには必須ですね。親子喧嘩ではない、友人とが大事。
親としてできることとは?子供が友達とケンカした場合
まずは子どもが自分で考える
まずは子供の話をしっかり聞く事です。
そして、聞いてあげたら、その場でアドバイスをするのではなく子供の方から「どうすればいい?」などのアドバイスを求めてきてからアドバイスしてあげてください。
子供が喧嘩をしたと聞けば早く解決してあげたくなってしまいますが、まずは自分で考えるという事が必要ですし、そうする事で問題が起きた時に自分で解決策を考えるという事ができるようになってきます。
子供より先に「こうしたらいいよ」「こうしなさい」というような事を言わずに、まずは親が落ち着き見守ってあげる事です。
男の子の喧嘩は旦那さんに聞いてみる
女の子の喧嘩だと母親が1番どのように対応すればいいかわかると思いますが男の子の喧嘩の場合母親にはわからない部分もあるので旦那さんに1度聞いてみるのもいいですね。
母親にとっては大騒ぎしてしまいそうな喧嘩でも旦那さんである男の方からすれば男の子ならそれぐらいの喧嘩は普通という事だってあります。
なので、男の子の喧嘩は旦那さんに聞くという事がいいかと思います。
女の子の喧嘩の場合は1番理解してあげれるのは母親なのでしっかり話を聞いてあげ見守りアドバイスを求めてきたり思い悩んでいる感じだったらアドバイスをするだけでなく一緒に解決策を考えてあげましょう。
- 子どもの話をしっかり聞いて、アドバイスを求められたらする。
- 問題が起きた時に、まず自分で考える習慣をつける。
- 男の子の喧嘩は父親のアドバイスを聞いてみるのがいい。
- 子どもと一緒に解決策を考えてあげよう。
子どもの喧嘩に親が出る、というのは憚られるケースが多いですよね。でも、突き放すのではなく、いつでも相談には乗ってあげるよ、話を聞いてあげるよ、というスタンスが大事。親に話すと大ごとになる、と思われないこと。
大切なのは見守ること!子供が友達とケンカの仲裁はしない
かすり傷程度の喧嘩なら見守る
専門家の中には小さい頃に殴り合いのけんかの経験が少ないから中学生や高校生になった時に手加減がわからず相手が死ぬまで殴ってしまうと話す人もいます
殴り合いのけんかをしてすぐにとめなければならない場合は刃物や危険なものを持っているなど大きなケガの危険性があるときです
かすり傷程度のけんかなら大人は黙って様子を見守っていれば良いのです
殴る方の心の痛みも知る
すぐに親が口を出すと
- 友達に殴られた痛み
- 友達を殴った時の心の痛み
を感じることのないまま大人になる危険性があります
痛みを知らない人間がどういう大人になっていくのか心配です
自分の子どもが可愛い気持ちは非常によくわかりますが小学生同士のけんかに親がでるのはこうした弊害も招きかねません
自分たちで解決できるよう見守る
ある程度の事は【陰からそっと見守る】という良い意味での放任も必要ではないでしょうか
友達とけんかした時に自分たちで解決させるのも勉強のひとつです
子供はけんかの中でお互いの微妙な立場や空気をよみながら人とのつきあい方を学んでいます
大人の考えで仲裁してしまうとせっかくの学ぶ機会を奪う事になります
- 危険なものを持っている喧嘩でなければ手を出さない。
- 殴った方も殴られた方も、心の痛みを感じることを知る。
- 親がすぐに介入せず、子ども同士で解決させるよう努める。
- 人との付き合い方を学ぶ機会を、親が奪わないように。
小学生のころに、友達を殴ってけがをさせたことがあります。アクシデントではあったのですが、そのことを折に触れて思い出しては、ごめんなさい!と思いますし、激高しても誰にとってもいいことはない、と思えます。
ポイントは見守り方!子供と友達のケンカでは心のケアはしてあげよう
上手なケアをしてあげよう
危険な落とし穴、ついつい言ってしまわないように・・・
「もう、喧嘩するなら遊ぶの止めな。」
「○○ちゃんとは、合わないんだから遊ばないで。」
特に何度も喧嘩してくるようだと、ついつい言ってしまいますし、思ってしまいますね。
でもこれは大人社会での距離感であり、小学校入学前の子供たちにはちょっとこの距離感は早いのでは?
割り切るという付き合い方はもう少し大人になってからで十分です。
自分と合わない人や事を切り捨てるリスク
納得した仲直りができれば、また楽しく遊ぶことができるでしょう。
喧嘩を繰り返しても、ひっつくのを止めないのであれば、良いところも知っている、楽しい時間も過ごせているのでは。
何より、「自分と合わないことや人や物は切り捨てていく」、このような感覚で育ててしまうのは怖いことです。勉強でも運動でも習い事でも、諦め癖がついてしまうのではないでしょうか。
子どもが安心できる雰囲気を作る
心のケアは家庭でじっくり!愛情たっぷり!
仲直りが上手くいけば、子供の気持ちも晴れやかになるのですが、仲直りするまでは心の中は大嵐。元気そうに振る舞っても、どこかで気にしたりします。
話をじっくり聞いてくれるママ、おいしいご飯に暖かいお風呂。子供が少しでも癒されるように、安心できる雰囲気を作ってあげましょう。外で戦ってくる子供を温かな家庭が守ってくれます。
- 何度もケンカする相手なら付き合うな、は言ってはいけない。
- 仲直りすればまた楽しく遊べるし、割り切るのは早い。
- 仲直りできるまでは、家で安心できる雰囲気づくりを。
ちょっと合わない人とは付き合わない、という割り切り方をする子どもって、ちょっと嫌ですよね。大抵、親が裏で言っていたりする。でも、子ども同士はちゃんと仲良くなれるもの。そっと見守っていてあげましょう。
親が仲裁に入るべき場合も・・子供が友達とケンカし解決できない場合
深刻な事態に発展しそうなとき
「子供の喧嘩に親が口を出すべきではない」とよく聞きますが、親としてはそれでは納得がいかないケースもあります。
また、残念なことですが、親がどんなにしっかり子供をしつけていても、子供によって気質もあり、幼稚園や保育園に入園すると子供の状況を把握することも困難になるため、大人になって行えば犯罪や訴訟に繋がる恐れのある出来事を、見落としてしまうこともあります。
そのような状況のなかで、子供達は体当たりで辛いことを受け止め、自分なりに必死に戦っています。
けれど、時には子供だけでは対処が困難な、噛む、叩く、引っ掻くなどケガに繋がる行動や、イライラから意地悪なことを言う、本人にも自覚のないいじめや被害届を出すべき暴力など、親が放置できないことも起こります
幼稚園の先生から連絡があれば介入
親が介入するのは、基本的には先生から連絡が来た時です。
どの程度で親に連絡が来るかは、幼稚園の方針によって変わってきます。
親のやり取りを好まない幼稚園もあれば、親から謝罪してください、という場合もあります。
もし、イジメなど、お子様に何かあるようで不安なときは、相手方ではなく、まず幼稚園に電話して話を聞いてください。
当事者の親は先生と連携
すぐに親同士が連絡を取るのはトラブルの元です。
そして、先生から相手に話してもらうか、もしくは親が連絡を取るという許可を得てから連絡を取るようにしてください。
先生だったら何でも気付いてるでしょ?何で何もしてくれないの?は間違いです。
こちらが事実をきちんと伝えるのが第一歩なのです。そして、先生は助けてくださいます。
- 幼稚園やなどに通い出すと、子どものすべては把握できない。
- 親が介入すべき状況が発生することもある。
- イジメなどの可能性があれば、まずは幼稚園に連絡を取る。
- 親同士が連絡を取る時は先生の許可を得てから。
ケンカやイジメは、当事者の利害が対立し、受け取り方も違うため、本当に難しいですね。親同士が直接やり取りするのは、揉め事の元になりそう。責任ある第三者として、幼稚園や学校を上手に使うのが良さそう。