結婚前提に同棲すると、今まで見えなかった彼の一面を見ることが出来ます。
なかでも、お金の問題はチェックしなければならない重要ポイント。
結婚資金の貯め方やお金の使い方、同棲する前に決めておくべき決まり事などをまとめてみました。
生活費ってどうするの?結婚前提での同棲中の「財産」
結婚すると財産の区別はない
■結婚をしますと、夫婦の財産は1つとなります。
そのため、結婚を前提としている同棲なのですから「夫の月収30万円で妻の月収は20万円だから、夫が多めに・・」という話自体が、そもそもおかしな話なのかもしれません。
妻が専業主婦で月収0円、夫の月収が100万円の場合、それでも夫婦の財産は1つですから、この場合なら当たり前のように、家族の出費が全て旦那の収入から払われることになります。
「結婚をする」ということは、自分のお金も、伴侶のお金も、自分の貯金も伴侶の貯金も、自分の財産も伴侶の財産も、区別がなくなるわけです。
全部、同じ1つになるわけです。
ですから離婚する場合、財産分与が行われるのです。
財産分与では、妻が専業主婦をしていても、妻が夫をサポートしてきたからこそ築かれた共有財産ということになり、財産の原則50%を、妻が受け取ることになります。
このように「結婚という制度を利用する」ということは、夫婦の財産が完全に共有されることを意味するのです。
ですから、「夫の月収30万円で妻の月収は20万円だから、夫が多めに・・」という話自体が、そもそもおかしな話なのかもしれないわけですね。
夫の月収30万円で妻の月収は20万円ならば、普通は{合わせて50万円}と考え、その50万円の中から、家賃等それぞれの支払いを行っていくわけです。
結婚とは、相手に生涯収入を与えるもの
この時、彼氏側が「そんなの不公平だ!俺の方が稼ぎの方が多いのに!」と怒り始めたら、彼氏側には、まだ結婚に対する覚悟が出来ていないのかもしれません。
「結婚をする」ということは、「俺の方が稼ぎがの方が多い!」などとは関係なしに、夫が稼ぐお金は全て夫婦共有財産となります。
それが気にくわないのであれば、彼氏は彼女と結婚する覚悟が出来ていないと言うしか、ないのかもしれません。
結婚後、彼女が妊娠して働けなくなれば、当たり前のように、{俺の稼ぎ}から全てを支払うことになります。
ですので、結婚前同棲においても、結婚を意識しているのであれば「俺の方が稼ぎがの方が多い!」という主張は行うべきではなく、「2人の収入を合わせていくらか?」と考え、それぞれの支払いを行っていきたいものですよね。
と言いましても現実的には、同棲の時点で、それぞれ2人の収入を完全に合算して、やり繰りを行うことをしない場合もあります。
しかし、その場合でも、心の中では「なにかあれば、私の収入で、2人分の全ての支払いをしていくんだ!」という覚悟をもっていたいものですよね。
もし夫が病気になったり、リストラに合えば、その時は妻の収入で、2人分の全ての支払いをしていくことになりますから。
こういったお金の面で不平不満を感じるようならば、2人はまだ、結婚に対する覚悟が出来ていないのかもしれません。
結婚するにあたり「自分の生涯収入、全てを相手に捧げる。それでも、貴方と一緒に居たい。」という覚悟がなければ、結婚後に後悔することにもなるかもしれません。
実際、結婚すれば、自分の生涯収入は、相手との合算になるのですから。
引用元-結婚前同棲の生活費
- 結婚したら、収入や財産は共有のものとなる
- どちらかが多くても少なくても関係ない
- 結婚は、全て相手に収入を捧げるという覚悟が必要
- 収入を捧げる覚悟がないような彼は、結婚後に後悔するかも
私も結婚した時に、全てお互いの貯金を合算してしまいました。どちらがどのくらい持っている、という概念はなくなりましたね。同じお財布から全てを払うので、夫からのプレゼントやお土産への考え方も変わってしまいました。
生活費にはきちんと決め事を。結婚前提で同棲しているカップルへのアドバイス
収入差を考える
収入の差によって生活費の負担割合を決める
結婚前ですから生活費は折半するのが公平ですが、収入に差がある場合は全て半分ずつにするのではなく、負担割合を決めましょう。
収入差によって6:4、7:3などと割合を決めておくだけで、どんな支払いの時もモメることなく決められます。
貯蓄もしっかり
貯蓄は収入の15%~20%を目安に
貯蓄は目安となる金額を知り、目標金額を決めることがスタート。
具体的に金額を設定するために必要なのが、家計簿を付けることです。
1ヶ月の支出をしっかりと把握した上で、貯蓄に回せるお金を出来るだけ増やすようにしましょう。
結婚前の貯蓄ですから、各々自分の口座に自決めた貯金額を貯めていくようにするといいでしょう。
自動積み立てがおすすめ
先取り貯金でガッツリ貯めよう
貯蓄額が決まったら、お金が自動的に貯まる仕組みを作ってしまうのがポイントです。
貯めようと思っていても、口座にお金があるとつい使ってしまいたくなるもの。
給料日に自動的に積み立てに回されるよう、銀行へ一緒に行って手続きをしましょう。
また、会社に財形貯蓄などがある場合はそちらを利用するのもいいでしょう。
- 収入を考えて、支払う比率を変える
- 収支を把握して、貯蓄目標金額を設定すること
- 銀行の自動積立や会社の財形貯蓄がおすすめ
結婚したらお財布は一緒になりますが、まだそれは出来ないという人もいますよね。もめないように、同棲スタート時にきちんとお金のことは話し合っておいた方が良いと思います。お金のことで喧嘩をしないために、初めが肝心ですね。
生活費だけじゃない?!同棲中に注目すべきポイント…結婚前提ならここをチェック
家事は女性がやるもの?
・「家事をしない」
結婚をして完全に旦那様があなたを養ってくれるというなら、家事も全面的に引き受けるでしょう。
でも同棲の場合は、お互いが仕事を持ったまま暮らしを共にすることが多いはず。
そうなれば家事は本来、半分ずつ担当するのが道理。
そこで、「家事は女性がやるもの」と身勝手な主張を押し付けてくる彼では、あなたばかりが負担になります。
同棲して半分に♪……と期待していたのに、倍になるという現実。
こんな生活は不公平、と見切ってしまうのはわかります。
釣った魚にエサをやらない
・「態度が変わった」
男性は釣った魚にエサをやらないんです。
恋人だったことなど嘘のように、同居人のような冷めた感覚。
または大きなペットでも飼っているかのようにぐうたら。
あなたを使用人のように顎で使い、同棲前の優しさはどこへ行ったのでしょうか。
逆に束縛がひどくて、何から何まで監視するという豹変ぶりを見せることもあるようです。
態度が変わるのは、安心感や馴れ合いが高じてなるものですから、この彼だけではなく、誰を選んでも避けられない現実だと思います。
それに、あなただってきっと同棲する前に比べて、気が緩んでいることもあるはず。
- 同棲するときは、家事を分担するのが当然
- 家事は女性がやるものと考えている彼は考えるべき
- 同棲したら、態度が変わる男性に注意
- 束縛したりぐうたらしたら要注意
- 多少のなれ合いは当然
一緒に暮らし始めると、相手の見えなかった一面が見えてきます。家事の部分はしっかりと見るべき。結婚して子供が産まれたら、女性の負担はとても増えます。女性も働いているのに家事をしないようだったら、それなりの覚悟が必要だと思います。
生活費で揉めるなんてイヤだ!同棲中はルールを守って
金銭問題はきっちりと決めておく
同棲トラブルで一番ありがちな金銭問題。
家賃を折半するか、何をどっちが支払うかなどのルールは、きちんと決めておきましょう。
金銭問題は夫婦の離婚理由としても上位に君臨する原因の一つです。
一緒に暮らすことが決まった時点で彼と話し合いの場を持ちましょう。
また金銭問題を具体的に見ていくと、見られるのが「彼(彼女)がお金にルーズ」という意見。
双方働いているカップルであれば、同棲前と同様自分の趣味に当てたいと思うのも当然のことです。
同棲は結婚の前段階
決めた分をきちんと出しているにも関わらず、剰余のお金で遊びたいも当然ですが、同棲はあくまで「結婚前のステップ」としての段階です。
結婚を見据えた時に相手がお金に自由すぎるのも心配です。
きちんと結婚を考えている相手との同棲であれば二人の生活費だけではなく、
「今月はショッピングに1万円」「ギャンブルは今月は控える」など、娯楽費もきちんと話し合っておくべきです。
- 同棲カップルでトラブルになりやすいのは金銭問題
- 暮らし始める時にお金のことはきちんと決めておく
- 同棲するということは、結婚の前ステップ
- 結婚を考えているのなら、娯楽費について話しておくこと
お金の問題は人格をも変えたり、信用を失ったりもします。金額の大小にかかわらず、お金が絡むと人の本性が見えたりしますよね。好きで一緒に暮らすのですから、お金の問題でもめないように前もって話し合っておきたいですね。
上手にやりくりして貯めよう|同棲中に結婚費用を確保するのがおすすめ
家賃は月収の30%まで
結婚費用のための別口座をつくってやりくりを
部屋を借りる初期費用には、礼金、敷金、前家賃、仲介手数料が必要。
家賃の4〜6カ月分程度と考え、家賃は手取り月収の30%までに留めましょう。
2人の手取りが35万円なら1カ月の家賃は10万5000円まで。
たとえば家賃が10万円なら、初期費用に40〜60万円+火災保険料を想定してください。
新生活はお金がかかる
新生活準備調査2014(リクルートブライダル総研調べ)によると、新生活準備のためにかかった費用の平均は78万1000円。
同調査によると、インテリア・家具の購入費用の平均は44万6000円、家電製品の購入費用の平均は36万9000円。
家具・家電は必要度が高い物からそろえては。
白物家電はリサイクルショップなどを活用すると安く手に入ります。
家賃以外にも月々、水道・光熱費に1万円、食費に4万円、通信費に2万円程度かかるでしょう。
慣れるまで貯金と生活費のやりくりが大変ですが、結婚費用をためる口座を別途作ると、目標資金をためやすいですよ。
- 家賃は手取りの30%くらいまでにする
- 新生活準備にかかる費用の平均は78万1000円
- 家賃以外にも、光熱費や通信費がかかる
- 結婚費用を貯めるためには、別口座を作るのがおすすめ
生活をするって本当にお金がかかります。しかし、一人で暮らすよりは二人で暮らす方が割安。二人で協力しながら結婚資金を貯めていくと良いですね。お金のことを話すと嫌がる人もいますが、二人の未来のために真剣に向き合うことが大切です。