結婚しても子供を産まない、そんな夫婦の形があります。
結婚=子供ととらえられがちですが、子供は産まない選択肢だってあるのです。
子なしだけれど専業主婦の人、子供がいない人生設計など、子どもなし夫婦の形について考えてみました。
増加中の家族のカタチ「結婚して子供のいない夫婦」ってどう思う？
高齢出産のリスク
近年、晩婚化が進み、女性が初めて子供を出産する年齢がどんどん遅くなっています。最近では、30代後半〜40代で初産を経験する女性も増えてきました。
但し高齢出産には、少なからずリスクも発生してしまいます。
一般的には、以下のリスクがあると言われていて、晩婚カップルの中にはリスクを懸念して子供を作らない人たちもいるのです。・流産しやすくなってしまう。
・子供に先天性異常が見つかる確率が高くなってしまう。
・出産時に母体にかかるダメージが大きくなる。
・妊娠中毒症を招きやすくなってしまう。
・自然分娩が難しい場合がある。「どんなにリスクがあろうとも、我が子を胸に抱きたい」という強い想いがある人もいれば「母体にも胎児にもリスクが高い高齢出産は、控えよう」という人もいます。
高齢出産に対する考え方は、ご夫婦によって本当にそれぞれですが、晩婚化が少子化を引き起こしているのは、確かなことだと言えるでしょう。
女性の社会進出
お互いに仕事をバリバリやっているご夫婦の中には、結婚しても子供を作らないで、今まで通りの生活スタイルを送っていきたいという人もいます。
女性がどんどん社会進出を果たし、代表取締役や専務、部長、チームリーダーなどの責任あるポジションで働く機会も多くなりました。
「自分が抜けると、会社が回らない」「せっかく昇進したのだから、今のポジションを誰にも渡したくない」という女性も増えてきて、子供を産みたいという気持ちが低下しているのかもしれません。
お互いが毎日仕事で忙しいと子育てをする余裕がないと判断し、子供を作らずに夫婦生活を送るご夫婦も少なくありません。
実家のご両親の手助けを受けられる場合は、お互い働いていても子育てしていくことが出来ますが、2人だけで仕事をしながら子育てしていくのは、簡単なことではありませんものね。
- 高齢出産はリスクを伴うもの
- そのリスクから、子供をあえてつくらない夫婦もいる
- 女性が仕事をバリバリやっているので、子供を作るのは難しい夫婦もいる
女性にとって、子供を産むという事は並大抵のことではありません。仕事を大事にしている人でも、妊娠中は制限されますし産後も休まなければならなくなります。保育園に預けられたとしても、子供の熱などで仕事に穴をあけることもしばしば。それを考えると子供を産まないと考えてしまうのも理解できます。
離婚の確率は上がるようです。結婚後に子供がいない夫婦の実態
子供がいないと離婚率が高い
近年では結婚をした夫婦の3組に1組が離婚をしていると言われています。一昔前は10組に1組だっだことから、年々離婚率が高くなっていると考えられます。
子なし夫婦の離婚は、ほとんどの場合が5年以内に行われると言われています。中でも多いのが結婚3年目での離婚だそうです。また、子なし夫婦の離婚率は全体の離婚率の約43％程だと考えられています。
子はかすがい
何故子なし夫婦は離婚率がこれほど高いのでしょうか？
子なし夫婦の離婚の理由として「恋愛の感情が冷める」「将来の見通しが立つ」「周りからの子供の催促」「子供を産む、産まないの意見が分かれる」などが挙げられます。
恋愛感情が薄れることで、浮気に走る人も少なくありません。子供がいれば「子供の為に」と離婚を考えなおすのです。
しかし、子なし夫婦は「子供のため」という考えはありません。自分が離婚したい時に、自分の感情だけで離婚が出来るのです。このことから、子供がいる夫婦よりも子なし夫婦の方が離婚率が高いと言われています。引用元-子なし夫婦の割合って？貯金額や離婚率・ハラスメントなど子なし夫婦を徹底調査！子なし専業主婦は肩身が狭いって本当！？｜welq [ウェルク]
- 子供のいない夫婦の離婚率は、全体の離婚率の43パーセント
- 子なし夫婦の方が離婚しやすい
- 子供のために離婚しない人が多い
- 子供がいないと、自分たちの感情だけで決めることができる
これは当然なことですよね。結婚は何十年も一緒にいるわけですから、山あり谷ありあるのが当然です。時には別れたくなることだって、どの夫婦にも訪れることだと思います。子供を思い、みんな離婚をしないだけなのです。
みんなの羨望の的に…「結婚して子供いない専業主婦」ってこんなイメージ
働かない幸せ
子なし専業主婦、と聞くと羨んでしまう人は多数。子なし専業主婦は、働く必要がない、子育てに追われないため、時間を自分の自由に使えるのです。
正職を持っている子持ち主婦は、とても自分の時間なんて持てません。働いて帰宅をしたらすぐに子供の面倒をみて家族のための食事も作らなければならず、毎日が多忙。
専業主婦でも、子供が小さければ世話のために多忙となりがち。独身のサラリーマンでさえ、毎日働きに出なければならず、実は女性だけでなく男性にとっても子なし専業主婦は羨望の対象なのです。
オンラインゲームにはまる人も…
元々芸術に興味があり、創作活動を頑張っていた、なんて専業主婦は結婚をして働かなくて良くなったのを好機とし、ばりばり創作活動に励めます。
売れない画家でも、結婚後は旦那が養ってくれるために沢山の時間を掛け、気楽に創作活動ができます。
専業主婦に多くなってきているのが、オンラインゲーマー。
子供を産め、働け、と世間からの非難の声に耳を塞ぎ、インターネットに没頭するようになり、終わりのないオンラインゲームにのめり込む主婦が多くなってきているのです。
アイドルのファン活動、美容磨き、資格取得のための勉強、余暇を活かして充実ができます。
- 子なし専業主婦は、男性から見ても羨望の的
- 自分の創作活動や美容、資格取得などに、時間を費やす人が多い
- おわりのないオンラインゲームにハマってしまう主婦の人もいる
これは優雅でとても羨ましい反面、罪悪感にも苛まれてしまいそうです。働かない罪悪感や劣等感。社会から断絶された疎外感も生まれてしまいそうです。働かなくても良い環境にあったとしても、人とのつながりは持っていたいですね。
「結婚して子供いない専業主婦」は離婚しやすい状況にある？
子宝に恵まれない
問題なのは子宝に恵まれないことで夫婦関係がこじれてしまうこと。
「夫が不妊治療に協力してくれない」「夫婦間で子作りについての擦り合わせができない」など、結局は夫への不満が募って、離婚したいと思ってしまうのです。
子なし夫婦が離婚しやすい理由
子供なし夫婦だからこそ、離婚しやすいのです。
子供がいる夫婦の離婚とは違う点として、以下のようなことがあります。1.共働きだとお互いの生活費の心配がない
2.専業主婦だとしても再就職がしやすい
3.離婚によって失うものが少ない
4.養育費など、離婚後のお金の取り決めがない
5.後腐れなく別れやすい子供がいると、親権の争いや養育費の金額の取り決めだけでも気苦労します。
さらに、子供との面会等、離婚後も会う機会があり、精神的に不安定になりやすいものです。しかし、子供なし夫婦は離婚をしたらその後一切関わりを絶つことができます。
どうせ離婚をするなら、子供ができてからより、いないうちに離婚をした方が精神的な負担は軽いことは間違いありません。
- 子宝に恵まれないと、夫婦関係が崩れてしまうことがある
- 生活費の心配がなかったり、お互い失うものが少ないので、子なし夫婦は離婚しやすい
- 離婚したいのなら、子供がいないうちが良い
不妊治療のために、仕事を辞めて専業主婦になる人もいますよね。不妊治療って本当に大変。決められた日に注射にいったりしなければならないので、仕事をしながらは厳しいと言います。子宝に恵まれず離婚することになるなんて、本当に悲しいですね。
迫り来る【老後】を考えていますか…結婚して子供いない専業主婦の人生設計
老後を考えて貯蓄するべき
将来子供をもつ予定がないのなら、老後の貯蓄はしっかりされてた方がいいと思います。医療現場で働いているので、経験上、子供がいない老夫婦をたくさん見ています。頼るところがなく、かといって有料老人ホームに入る資金もない。結局病院から出られない、または予算が許すギリギリのサービスを組んで、自宅で老老介護。
有料老人ホームや特別養護老人施設は、場所によってものすごくお金がかかります。何千万なんてところもあります。
そう考えると、貯蓄はあるにこしたことはないので、体が動くうちは、今の生活スタイルに支障がないうちは働いていてもいいのかなと思います。
子供がいてもいなくても貯蓄は必要
私は現在、介護職ですが子供がいるからって面倒見てもらえるとかそんなこともないと思いますよ。
子供がいても顔も出さない&施設に丸投げな家族さん結構いますしお金が無くても生活保護貰ってる入居者さんもいますよ。
子供がいても某芸人さんみたいな方法で生保貰ってワガママ言い放題な人も身寄りが無くて生保貰ってタバコ吸わせろとか好き放題やってる入居者さんいますよ。
年間うん百万円の治療費もタダで色々と馬鹿馬鹿しく感じてきます(笑)そんなことは一部の人と施設だけとは思いますが(笑)
子供もお金も無くても何とか出来るとは思いますが、そんな人にはなりたくないなら貯蓄はしっかりされることをおすすめします。
- 老後のことをきちんと見据えるべき
- 働けるうちに働いておいた方が良い
- 子供がいなくても大丈夫だが、貯蓄はしっかりとしておくべき
老後はお金がかかります。しかし、子供にもそれ以上にかかるはず。子供にかかるお金の分を老後に回せば何とかなるのではとも思います。子供がいようがいまいが、それは個人の自由。自分で納得のできる道を選んでいきたいですね。
