冬場でも布団をかけずに寝ている子供、寒くないんでしょうか?
風邪ひかないようにと布団をかけたくなりますがちょっと待って下さい!
子供が布団を蹴るのには理由がありそうです。
体温調節の話、寝相の悪さの原因も合わせて子供が布団を蹴る理由をまとめました。
「布団をかけない」原因が知りたい!子供がフトンを蹴っ飛ばして寝る理由とは?
子供が布団をかけないのは暑いから
もしあなたが寝ているとき布団がいらないと、思うのはどんな時ですか?
そう!「暑いから」ですよね。
子ども達も同じなんです。
もちろん中には寝相が悪く布団を蹴ってしまう子もいるでしょう。
しかし冬の寒い時期に布団を蹴るのはパジャマの着せ過ぎで暑いのが原因。
人間の体温は夜中は低くなる
人間の体温は夕方がピークに高く、夜中は身体を休めるために低くなります。
就寝をすると身体から放熱が始まり、体温を下げ始めます。
このとき子どもにパジャマを着せすぎていると暑いと感じ、布団を蹴ってしまいます。
それだけでなく放熱中に汗をかいてしまい、そのあと冷えて風邪の原因にも。
- 子供が布団をかけないのは大人と同じ「暑いから」
- 寝相が悪い場合もある
- 夜中の体温は身体を休めるために低くなる
うちの息子もどんなに寒い夜でも布団が半分くらいベッドの下に落ちている時間が長いです。寒くないのかなと心配になりますが、寝相がよくないこともあって仕方ないかと半ばあきらめてもいます。
大人とはココが違う!!子供が布団をかけない理由
子供は大人よりも体温が高くて暑がり
子どもは基礎代謝が高く大人よりも体温が高いため、大人よりも暑がりです。大人が厚手のトレーナー生地のパジャマを着ていたとしても、子どもは薄手の綿素材のパジャマでOK。
スリーパーを着せたり、なかにはダウンのベストを着せているなんていうこともありますが、暑くなっても蹴っ飛ばせないスリーパーは、寝冷えを引き起こす原因になることもあります。
大人の基準で布団をかけないようにする
大人の基準で布団をかけすぎてしまうと、子どもにとっては寝苦しい夜になってしまうことを念頭に置きつつ、何もかけていないときは薄手の毛布やブランケットをかけてあげるようにすると、安心して心地よく眠れるかもしれません。
引用元-すぐに蹴ってしまう布団の対策!〜冬の育児で気を付けること〜[カラダノート] 症状や対処法・予防や治療の方法など20000件以上
- 子供は基礎代謝が高いので大人よりも体温が高い
- 大人の基準で布団をかけると子供にとっては寝苦しい夜になる
寝ている間に寝汗をかくと放熱中に身体が冷えて風邪を引く原因にもなりかねません。なので子供の掛布団は大人基準で考えない方がいいんですね。自分で体温調節しているんだと割り切った方が良さそうです。
「寝相が悪い訳」には理由があった!?布団をかけない子供が多い原因とは!?
レム睡眠とノンレム睡眠
レム睡眠とは大脳皮質が活発に活動している状態の睡眠、ノンレム睡眠は大脳皮質の活動が低下しているときの睡眠です。一般的に、ノンレム睡眠が「熟睡」、レム睡眠はいろいろな夢を見る睡眠と考えられています。
大人になるとはじめに深いノンレム睡眠に入り、だいたい90分サイクルでノンレム睡眠とレム睡眠を繰り返すそうです。
子供はレム睡眠の比率が高い
大人は90分周期でノンレム睡眠時とレム睡眠が繰り返されていますが、子どもはもっと短く40分から60分間隔で繰り返されているといわれています。しかも大人にくらべ、レム睡眠の比率が高い傾向にあります。
子どもは昼間たくさんの経験を積み、いろいろなことを覚えます。その記憶をしっかり安定させるのもレム睡眠時です。つまり寝ている間も目まぐるしく脳が成長しているということですね。
脳が半分起きているレム睡眠が多いことは、子どもが寝ている間も落ち着きなく動き回る理由のひとつといえます。静かに熟睡する大人とは眠りのバイオリズムが違うため、寝相も悪くなるのです。
また、子どもの寝相が悪いことのもうひとつの大きな原因は、寝返りの多さでしょう。子どもはぐっすり寝ているときでもしょっちゅう寝返りを繰り返し、コロコロ転がってはありえない体勢になったりしますよね。
寝返りは体を効率よく休ませるために必要な行動です。
体温調整をしたり動くことで筋肉をほぐし血流を促したりと、体にとって良いことがたくさんあります。快適な眠りをキープするための自然な運動なのです。
- 子供はレム睡眠の比率が高い
- 子供が寝ている間動き回るのはその間も脳が成長しているから
- 寝返りは快適な眠りをキープするための自然な運動
子供の寝相が悪いのはレム睡眠の比率が高いからだと言われると納得できます。静かに寝ている子供が殆どいないのはその間も成長している証なんですね。寝返りも体にとっては大切ということも覚えておきましょう。
丈夫な身体作りで風邪予防!!「子供が布団をかけない時」の対処法
小児科医の言葉で気が楽になった
うちの4歳と2歳の息子達も寝相が悪く、布団をはがしまくりです。
私も以前は「何が何でも布団を掛けねば」と躍起になっていましたが、ある小児科の先生の言葉を聞いて少し気が楽になり、あまり神経質でなくなりました。
それは「夜中に布団をはいでしまうのはしょうがない。それよりも少々のことでは風邪をひかない丈夫な身体作りが大切」。
食生活から丈夫な体を作る
もちろんそれを聞いてからも、夜中に時々は起きて布団を掛けてやりますが、ご飯をしっかり食べさせる、昼間はしっかり外で遊ばせる、ということにも重点をおくようになりました。
それに子供も本当に寒いときは、布団の中にもぐりこんでいますよ。
- 親はどうしても布団をかけたがる
- それ以前に多少のことで風邪を引かない丈夫な身体作りが大切
- 本当に寒い時は布団の中にもぐりこんでいる
小児科の先生がおっしゃる通り、子供の丈夫な身体作りを親が心がけることが大切ですね。寝ている時布団がかかっていない時間があっても外にいるわけではないしそんなに心配する必要はないのかもしれません。
【グッスリ眠るための対策】布団をかけない子供の体温調整について!
寝る前の体温調節を考えて室温を調節する
子供は眠る前に自分の体温を下げ、眠りにつきやすくしています。それは、眠っている間に体を十分に休ませるために深部体温を下げることが重要だからです。寝るときに室温が高過ぎると体温が低下しにくく、汗をかいて安眠できなくなってしまいます。
寝室の暖房は早めに切り、寝るときには消しておくようにしましょう。
- 寝る時の室温は高すぎないように気をつける
寝る部屋の室温は寒すぎない程度と考えていれば良さそうです。我が家では寝る時間の少し前に暖房をつけて温まったら消して寝かせるようにしています。寝る時間が少しずれて部屋が冷えてしまったかなと思うくらいでも問題なく寝ています。