生まれたての我が子を抱く喜びは、何事にも代えがたいものでしょう。しかし、可愛いからこそ、いろいろ心配になることも。
赤ちゃんの肌の色もその一つ。ちょっと黒いかな?とお悩みのお母さんもいらっしゃいます。
どんな理由が考えられるのか、見てみましょう。
それも赤ちゃんの個性ですよ。生まれつき皮膚が白い・黒い子もいます
個性の一つです
肌の色も赤ちゃんの個性のひとつ。気にするよりも、肌タイプを知って赤ちゃんの肌を守ってあげましょう
お母さんたちのなかには、赤ちゃんの肌の色について気にされている方も多いようですね。
どのような状態を色白・色黒というのかは、特に医学的な基準はなく、あくまで、お母さんの感じ方の問題。
肌の色を決める要素は遺伝であり、将来大きく変わりません。
健康である限り、気にしなくて大丈夫ですよ。
肌の色をほかの子と比べて心配するよりも、色白・色黒も個性のひとつとして、受け入れてあげましょう。
「タイプ」の違いもある
また、肌にはタイプの違いもあります。
同じ色白の子でもそのタイプの違いにより、紫外線に対する肌の反応は変わってきます。
色白・色黒を気にしているママも、その色だけに注目せず、次のページからの肌タイプなどいろいろなことを学んで、赤ちゃんの肌を守ってあげましょう。
肌には、色白・色黒という色の違いだけでなく、パッと見ただけではわからない、タイプの違いがあります。
ママが気になる紫外線対策については、肌の色よりタイプの違いが重要! 基本を知って、ベビーの肌を守ってあげましょう。
- 色の違いは主観の問題
- 紫外線対策は、肌タイプによって違う
同じ遺伝子をもらっているはずなのに、兄弟でも肌の色が違うように見えることがあります。私自身は肌の色に関しては無頓着であまり気にしたことがなかったのですが、色よりは質が気になります。荒れやすいとか染みができやすいとかね。
知っておきたいのはお肌の「タイプ」…赤ちゃんの皮膚が白い・黒いよりも大切なこと
フォトスキンタイプを知って日焼け対策を
皮膚の色を気にするよりも、フォトスキンタイプを知っておくことが肌を守るために大切です!
日焼けをしたあとに、肌の色が褐色になるのは、太陽の紫外線に反応して色素細胞がメラニンをたくさん作ったからです。
「フォトスキンタイプ」とは、このような紫外線に対する肌の反応を、下の表のように6段階で表したもの。日本人は主にⅡ〜Ⅳのタイプにあてはまります。肌がすぐに赤くなるほど紫外線に弱く、しっかりとした紫外線対策が必要になります。
肌のタイプは遺伝する
タイプの違いには肌の色も関係しますが、色白だからこのタイプと決めることはできません。
参考にしてほしいのは、パパとママがどのタイプにあてはまるかということ。
タイプは遺伝しますので、ベビーがどのタイプにあてはまるか知っておきましょう。
<I>常に赤くなり、決して皮膚色が濃くならない
<II>常に赤くなり、その後少し皮膚色が濃くなる
<III>ときどき赤くなり、必ず皮膚色が濃くなる
<IV>決して赤くならず、必ず皮膚色が濃くなる
<V>皮膚色がとても濃い
<VI>もともと皮膚に大量のメラニンがあり、日焼けをしない
※日本人は主にII〜IVにあてはまります
- フォトスキンタイプによって紫外線対策が変わる
- 肌タイプの分類
日焼けによる肌の反応は、確かに人によって違いますね。ただ、一過性の症状ではなく、後々影響のあることなので、自分のタイプを知って適切に対処するとトラブルも防げるのでしょう。日光に当たり過ぎても当たらなさ過ぎても良いことはなさそうですので。
Q、まだ生まれたてなのに…なぜ黒いのか?赤ちゃんの肌の色が気になる
乳児の肌が黒い原因は?
乳児の肌の色が黒いのは何故??
現在生後四ヶ月の女の子の事なのですが、肌の色が黒い事に気づきました。
特に足が黒いです。日焼け…?かとも思ったのですが、基本的に室内にいることが殆どです。
最近は月に1,2回チャイルドシートに乗せて出かけることがあります。
(移動のみ。20分くらいの距離)これは地黒ということなのでしょうか??
両親は色白の方なのだが
夫は肌の色は白く、私はどちらかというと白いです。
夫が抱いていると黒さが引き立ちます。赤ちゃんは色白のイメージなのですが…
女の子なのに地黒は可哀想だと思い悩んでいます。
ちなみに、首のしわの間やオムツをしている部分は白いような気がするのですが、この場合日焼けになるんですかね?
手のひらや足の裏の皮膚の境目もくっきり線が出来ています。室内に居る時も直射日光が当たらないようにしているのですが…
- 生後4か月の我が子の肌が黒い理由が分からない
- 両親の肌の色は白いし、子供も日焼けしないようしているのに
原因になることに心当たりがないのに、目の前に気になる症状があるというのは、なかなか落ち着かないものかもしれません。こんなとき、ママ友ネットワークや小児科医は心強い存在では?思い悩む前にまず相談がよろしいかと。
A、黒くなるのはこんな理由から?!赤ちゃんの皮膚の色に関する体験談
母乳黄疸では?
母乳で育てられていますか?
母乳黄疸っていうのがあるらしく、うちの下の息子は六ヶ月近くまで色黒でした。
男の子だしいいやって思ってましたがどんどん色が白くなっていきました。
成長とともに変わっていく可能性も
出産直後なんて実母にルイボスティーばかり妊娠中に飲むから色素が付いたんじゃないか?なんて言われる程でした^^;
今は日焼け止めも使わずお散歩してても周りの人に色白で女の子みたいだとよく言われます。
- 母乳黄疸で色黒に見えることがある
- 大きくなるにつれ色白に変わっていった
母乳黄疸であれば、いずれ治まるでしょう。母乳黄疸がなぜ出るのか、そのメカニズムはハッキリしているのでご心配はないかと。目の前の症状も心配ですが、少し長い目で見ることも大切でしょうね。
「母乳性黄疸」を知っていますか?赤ちゃんの肌色が変わる原因
母乳性黄疸とは
母乳を飲んでいる赤ちゃんは新生児黄疸が発症しやすく、期間も長くなりがちです。
ビリルビンが肝臓で処理されると説明しましたが、母乳には肝臓の酵素の働きを弱める女性ホルモンが多く含まれているので、必然的に母乳の摂取はビリルビンの処理を遅らせてしまうのですね。このことから、母乳摂取からくる黄疸を母乳性黄疸と呼びます。
通常の黄疸は7〜10日で薄れていきますが、母乳性黄疸の場合は2週間以上続くことも珍しくありません。母乳によって黄疸が強く出たり長引くと、原因である母乳栄養が悪く聞こえるかもしれませんが、母乳には通常では摂取し難い栄養素も含まれる上に、授乳は赤ちゃんとの大切なコミュニケーションなので続けていきましょう。
母乳をやめれば変わる?
原因である母乳を摂取しなければ良いのでは?と考えがちですが、突然母乳を中止するとミルクアレルギー発症のリスクを与えることになります。個人で判断するには難しい問題なので、医師に相談することをお勧めします。
大切なのはビリルビン値です。ビリルビン値が高くなければ遅くても母乳性黄疸は減少していきます。
引用元-新生児黄疸 e-育児
- 母乳に含まれる酵素がビリルビンの処理を遅らせている
- 母乳には大切な栄養素もあり、母子のコミュニケーションにも重要
- 急に母乳を止めるとミルクアレルギーが発症する可能性あり
黄疸に限らず、一つの症状が一つの病気の現れではないので、専門医への相談は必要でしょうね。新生児黄疸や母乳性黄疸と分かれば、いずれ消えるものということで安心もできるでしょう。同様の症例があれば、対処法も分かるので安心ではないでしょうか。
ママのせいじゃないので自分を責めずに。赤ちゃんに黒いあざがある場合
赤ちゃんのあざにはいろんな種類が
成長するにしたがって自然に消えるものや、レーザー治療が効果的なものが多くあります。
レーザーの場合、皮膚が薄い乳幼児期に治療を始めると、高い効果を得られるものも。
まれに、ほかの病気が隠れている場合もありますので、ママだけで判断せず、気づいたら、まずは皮膚科に行って相談をしてみてください。
また、赤ちゃんのあざと妊娠中のママの生活はまったく関係なし! ベビーにあざがあっても、自分を責めたりしないでくださいね。
メラニン色素や毛細血管が原因の場合も
皮膚の中のメラニン色素や毛細血管が、なんらかの原因でふえると、あざとなります。メラニン色素が皮膚のどの深さにあるかによって、青あざ・茶あざ・黒あざなどの色の違いがあらわれます。また、あざには、先天性のものと後天性のものがあります。
<青いあざ>
皮膚のいちばん深い真皮の中にメラニン色素が存在すると、青く見えます。青あざの代表は、日本人の赤ちゃんのほぼ100%に見られる蒙古斑。自然に消えることがほとんどですが、場所によってはレーザー治療が必要なことも。
- 自然消滅するもの、レーザー治療が効果的なものなど、いろいろ
- メラニン色素や毛細血管が多すぎてあざに見えることがある
いずれ消えるものと分かっていれば心配はないでしょうが、悪い病気の兆候ではないか、大きくなっても消えなければ子どもが思い悩むのではないか、など、親御さんとしては心配になるでしょうね。知らないまま悩むより、専門家に判断を仰ぐのが良いでしょうね。