女性の貧困問題|給料収入が低い原因…男性との所得格差改善の対処法!

急増する女性の貧困…給料が低い原因と改善する為の対処法

男女雇用機会均等法が施行されてから30年以上が経過しました。しかしまだ給与には男女格差があるようです。

この格差はなぜ生まれるのでしょうか?どうやら、女性の側の意識の問題も関係しているようです。

現状で、何らかの改善策はあるのでしょうか?

生活に困る「貧困女性」が急増中!?給料が低いことが影響?

貧困女子の定義

「貧困女子」という言葉を皆さんはご存知でしょうか。

「貧困女子」は主に10代から20代の女性で、年収が114万円に満たない者のこと指すそうです。

テレビで特集が放送され話題を呼び、今では関連書籍も発売されています。

貧困女子の実状

「貧困女子」は働いているにも関わらず、所得が少なくて貧困に陥っています。

「所得が少ない」ことから「非正規労働者」を連想する方がいると思います。

「貧困女子」に非正規労働者が多いのは事実のようですが、中には「正規労働者」で貧困に苦しんでいる女性もいるようです。

そして、こういった「貧困女子」は働く単身女性の1/3にも及ぶと言われています。

年収が114万円ということは、月々の収入が10万円に満たないという事です。

この中で生活するための家賃や食費・水道光熱費を払ったら、都市部ではもう手元に残るお金は無くなってしまうのではないでしょうか。

毎月ギリギリの生活をしているために、貯金もなかなかできないでしょう。

故郷に帰りたくてもその費用を出すことが出来ないことも想像できます。

引用元-<女性の貧困>が急増中!?原因は日本社会のどこにある?|UpIn[アップイン]

 

  • 10~20代の女性で、年収114万円未満の人たちは「貧困女子」と呼ばれている
  • 正規雇用でも収入が低い人たちがいる
  • 「貧困女子」は働く女性の1/3くらいを占めると言われている

節約も限界があるので、考えるなら収入アップ

派遣切りにあったり、就活しても内定がなかなか出なかったりで、食べるものにも困ったエピソードを持つ人は、1/3以上いるようです。貧しさが負のスパイラルに入る前に脱却を試みないといけませんね。心身が元気で、前向きな判断ができるうちにね。

 

男性と比較すると女性の方が給料が低くなる!?条件は同じでも所得に違いが!

女性は男性より収入が低い?

男女の収入を単純比較すると女性は男性の76%の金額

アメリカの求職サイト『Glassdoor』の調査で、男性と女性の収入を単純に比較すると、女性は男性の76%しか稼いでいないということがわかりました。

しかし、それだけで単純に女性の収入が低いと断定することはできません。

男女の収入の平均をただくらべるだけでは、「女性だから」給料が低いのか、それとも他の要素が影響して女性のほうが給与が低いのか判断できないからです。

性別以外の条件で比較してみたら?

そこで『Glassdoor』は統計の技術を使って、「性別以外の他の条件がまったく同じだった場合にはどうなるか」を見ています。

数千人が自己申告した給与を、年齢・学歴・経験年数・職種・雇用主・土地などのさまざまファクターをかけて分析したのです。

その結果、もしも条件がまったく同じ男性と女性がいたら、女性は男性の95%稼ぐことがわかりました。

先ほどの76%という数字よりも男女平等に近づいたものの、「女性」というだけで給与が低くなるのであれば、「男女平等」とはいえないですよね。

引用元-もし「性別以外の条件が全く同じ男女」がいたら給料はどうなる?-Suzie(スージー)

 

  • アメリカの求職サイトの調査で、女性の収入は男性の76%という結果が出た
  • 性別以外の条件を同一にして比較した場合、数値は76→95%になった

まだまだ地道な努力が必要

日本で、収入の男女格差があるのは実感として分かりますが、アメリカの調査でも差が出ているんですね。格差が比較的低い国でも、議員や管理職の割合をあらかじめ決めているという前提があります。男女格差は、世界的課題といえそうですね。

 

給料水準が低い理由は何!?男性と比べて広がる女性の収入格差!

出産・育児のために退職

約6割の女性が出産・育児で退職していくという現実があります。

働き続ける場合でも、女性の年収は平均268万円と低水準のまま。

男性の年収が年齢とともに右肩上がりに上昇しているのとは対照的です。最大の理由はパート・アルバイトなどの非正規社員が多いこと。女性の就業率は35~39歳を底に再び上昇しますが、その大半が非正規での就業です。当然ながら正社員が多い男性との賃金格差が縮まることはありません。

引用元-女と男の賃金格差は倍に拡大! 縮まらない2つの理由 | プレジデントオンライン | PRESIDENT Online

女性管理職の比率が低い

賃金格差のもう1つの理由は、昇進による違い。日本企業はスペシャリストより課長、部長などの役職者の給与のほうが高くなりますが、課長以上の女性は6.6%しかいません。年収分布をみても400万円以上の女性社員は急減。大手企業の課長職になると700万円程度はもらいますが、700万円以上の女性はたった3.9%です。

昇進を望まない女性が多いのも事実。従業員300人以上の企業の非管理職層の女性で「課長以上の昇進希望あり」と答えた人は10.9%。男性の59.8%に比べてかなり低い数字です。

引用元-女と男の賃金格差は倍に拡大! 縮まらない2つの理由 | プレジデントオンライン | PRESIDENT Online

 

  • 出産や育児で退職する女性は6割にのぼる
  • 働いていても非正規が多いため、男性と比較して収入が低い傾向にある
  • 管理職に就いている女性は極端に少ない。自ら昇進を拒むのも理由の一つ

出産や育児の負担は大きい

正規・非正規、管理職・非管理職の差が収入の差なら、仕事の能力の差で収入が違うということではないということですよね。女性が出産で休職するのは仕方ないとしても、育児休暇の男性取得率を増やしてほしいと思います。それによって女性の育児退職が減るのであれば。

 

【実態】女性の平均給料を調査!男性と比べて低い年収…差はどのくらい??

年収分布の男女差

女性の年収分布

女性の年収別分布を見てみると、平成26年度では最も多いのは100万円~200万円以下で、512万人26.2%です。

次に多いのは、200万円~300万円以下の人で432万人22.1%となっています。

男性の最も多い給与を見ると、300万円~400万円以下の人となっていて、次いで400万円~500万円以下です。

女性と男性は大きな差があることがわかります。

女性の平均年収は300万円未満

民間企業年齢別年収

実際、他の人がどのくらいの年収なのかとうことは聞きづらく、話しづらいですよね。

持ち物、住まいなどでなんとなく判断できるかもしれませんが、わざわざ聞くわけにもいかない、でも知りたいというのが本音ではないでしょうか。

民間企業に就業している女性の年齢別平均年収を見てみましょう。(正規、非正規は問いません。)

【民間企業年齢別平均給与】(平成25年女性)

  • 20歳~24歳:226万円
  • 25歳~29歳:295万円
  • 30歳~34歳:294万円
  • 35歳~39歳:297万円
  • 40歳~44歳:290万円
  • 50歳~54歳:281万円
  • 55歳~59歳:275万円

どの年代も年収300万円に届いていません。

これは平均値なので、中には年収の高い人も含まれますが、逆に低い人も含まれています。

引用元-働く女性の平均年収は?気になる職業の年収を公開します!|UpIn[アップイン]

 

  • 年収分布で見ると、男女の収入格差は2倍くらいになる
  • 民間企業に勤務する女性の平均給与は、年代に関わらず300万円未満

結婚、出産、育児がブレーキになっている

高い収入を得るだけがすべてではないけれど、一歩外に出ると何かとお金がかかる日本という国では、低収入から脱出できないのは深刻な問題かも。夫婦がダブルインカムであるうちはいいのですけどね。そのバランスが崩れたときが怖いです。

 

目指せ収入アップ!!女性の低い給料を改善するための対処法とは!?

仕事を選ぶときに考えること

1.やりがいを感じ、打ち込める仕事に就く

仕事をしていて輝く人は評価されやすく、給与アップが期待できる。

そのため、やりがいを感じ、打ち込める仕事に就くことはやはり大事!

また、頑張りをお 給料に反映させるタイプの会社であるかどうかは、求人広告内のメッセージを読んだり、面接で質問して、入社前に確認しておこう。

責任者を目指して

1.リーダー、店長など、責任ある仕事に チャレンジする

リーダーや店長、スーパーバイザーなど、スタッフのマネジメントをする仕事は、責任がある分お給料も高め。

社会人経験を積んだ人で、今の職種でお給料が伸び悩んでいるならば、「リーダー」「店長」などのキーワードで求人を検索しよう。

未経験者歓迎の求人を見つけて!

収入アップが期待できる職種

1.営業職もしくは、専門性が高い仕事に就く

頑張りがお給料に反映されやすい職種といえば営業。

広告、不動産業界は未経験OKのケースが多い。

また、資格が不要で専門性が高く、業務経験がなくても応募できるのは、人事や経理など。

この場合、サポート役として入社して経験を積み、数年後に収入アップさせるつもりで。

会社の選び方

1.業績が良い会社、または業績を素早く給与に反映する会社を選ぶ

業績が良い会社に転職すると、ボーナスの支給額が高く、年収で100万円以上アップすることも!

また、業績が上がると給与に素早く反映する会社もある。

今後長く働き続けたいならば、“成長が期待できる事業か?”といった視点で会社を見ることも、大事なポイントだ。

引用元-転職で収入UPするコツ5|女性の求人・転職ら【とらばーゆ】

 

  • 自分が打ち込める仕事に就くとやりがいもアップし、評価も高くなる
  • 収入アップを考えるのなら、マネジメント職を目指してみては?
  • 専門性が高い仕事は給料アップが見込める
  • 会社の業績アップはボーナスの額に反映される可能性あり

「やりがい」を見つけてモチベーションアップ

やりがいのある仕事に出会えて、収入もアップすればいうことはありません。マネジメントや専門職も、携わってみて初めて、適性や面白さに気づくかもしれませんしね。食わず嫌いでいるよりは、チャンスがあればチャレンジした方が良いと思います。自分に自信が持てるようにもなるでしょう。

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