人前で食事をすると、ドキドキしたり気分が悪くなったりすることありませんか?
それは会食恐怖症かもしれません。名前があるほどの病気。悩んでいる人はあなただけではないのです。
一人で悩まず、周りの人にも理解を求めていきましょう。会食恐怖症の症状や克服方法をまとめてみました。
こんな女性が増えている?!食事を人前ですることが苦手な人
会食恐怖症とは
人前で食事をするのが苦手…。みなさんのなかには、そんな悩みをおもちの人もいるのでは?
実は、他人と一緒にご飯を食べると、心臓がバクバクしたり、不自然に喉が渇いたりと、体の不調を起こしてしまう人がいます。
実はこのように症状は「会食恐怖症」と呼ばれ、社会不安障害の一種として考えられています。
そして特に女性に多く見られるのだとか。
あなたは、他人との食事にストレスを感じていませんか?
会食恐怖症の症状
他人と一緒にご飯を食べると、心臓がバクバクしたり、不自然に喉が渇いたりと、体の不調を起こしてしまう人がいます。ひどい人だと、めまいや吐き気が起きる、なんてことも。
・周りの人が気になり食事できない
・外食ができない
・外食が怖い
・口に入れたものを飲み込めない
・箸、ナイフ、フォークを持つ手が振るえる
・誰かと食事するとき、吐き気やめまいがする
・吐き気、胸の不快感
・対人不安や緊張を抱えている
・他人の目が気になる
こちらの項目にひとつでも当てはまる人は要注意です。
- 会食恐怖症とは、人前で食事をすると、身体の調子が悪くなること
- 会食恐怖症は社会不安摂食障害のひとつ
- 症状がひとつでもあったら要注意
会食恐怖症という言葉を初めて聞きました。こんな病気があるのですね。外で食べることができないなんて、本人にしてみたら辛いことですよね。仕事もままなりません。
女性に多い「会食恐怖症」とは?人前で食事をすると吐き気やめまいに襲われる症状が
症状はひとそれぞれ
外食・会食など、外で食事をするときや、他者と一緒に食事をするとき、吐き気やめまいがしたり、飲み込むことができなくなるため、外食(会食)ができないという症状です。実際に嘔吐したり、下痢や胃の痛みなど、お腹の調子が悪くなってしまう人もいます。
特に緊張するような場面や相手によって、症状が強くなり、会食場面を避けてしまう、食事に誘われても断らざるを得ない、食事が怖くて旅行や訪問ができない、など日常生活や社会適応に支障をきたします。
また口に入れたモノを飲み込めなくなる、スプーンやナイフが緊張してふるえてしまう、など身体症状も多くの場合にみられます。私たちが思っている以上に会食に不安や緊張を感じている人は多いでしょう。
症状は深刻
神経症の一種で不安神経症でもあり、対人緊張、対人恐怖症のうちであるとも考えら、嘔吐感などの身体症状に着目すると、自律神経失調症ということもできます。また、口に入れて噛むことはできても、飲み込むことができない、といった嚥下困難といった身体症状をみると、感覚・運動失調という面もあります
- 会食恐怖症は、会食や外食時に体調が悪くなってしまう
- 会食恐怖症は、不安神経症でもあり対人恐怖症の一種でもある
- 会食恐怖症は、自律神経失調症、感覚運動失調症の一種でもある
会食恐怖症は、実際になってみないと理解されにくい病気かもしれないですね。自分ではコントロールできるものではなく、努力云々の問題ではないですよね。周りの人の力をたくさん借りることが必要だと思います。
苦手・・人前で食事ができない場合は
神経質にならない
会食恐怖症を克服するためには会食に慣れる事が先決です。
会食を怖がって、会食から逃げてはいけません。
食事の時に音がなることは当たり前ですし、少しくらいの音は問題ありません。自分の食事の取り方にあまり神経質にならないことが、
会食恐怖症を克服する一番のポイントです。
周りの人に話してみて
会食恐怖症は、一人で解決できるものではありません。
周りに相談する事で、自分を理解してもらえます。
何よりも気持ちが楽になりますよ。引用元-会食恐怖症とは
- 克服するには、まず会食になれる
- 食事の仕方に神経質にならないこと
- 周りに相談すると、気持ちが楽になる
きっと、過去になにか辛い経験があるのかもしれません。真面目に頑張り過ぎてしまったのかもしれません。周りの人はきっと優しく理解しようとしてくれるはず。悩まず話してみることが大切です。
ゆっくりと苦手なことを克服していこう!
ゆっくり自信をつけていく
難しいかもしれないけど、食べやすい条件を作り段階的に自信をつけていくのがいいでしょう。ハイキングに行って一緒におにぎりを食べる。
多くの人の場合、人に食事をおごる、という経験をしていません。なるべく、自分が食べやすい状況を進んで作り、経験を積んで行くことも必要です。例えば職場の上司などと一緒では、食べにくいでしょうが、同僚や後輩を食事に誘う、などは食べやすい場合もあると思います。
同じ時間を共有してみる
「急がば回れ」でもあります。食べられる・食べられないという結果だけにこだわるより、人と同じ時間と場を共有できる、その場でリラックスしていられる、相手を安心させる、緊張させない、楽しく有意義な話ができる、ということに努力したほうが、結果的には食べられるという自信にもつながります。
- 食べやすい条件を作って、少しずつ食べられるようにしていく
- 食べることにこだわらず、人と同じ時間や場を共有することを考える
一度会食恐怖症だと認識してしまったり、症状がきになってしまうと、食べることにばかり集中してしまいます。みんなはお腹が空いているから食べたいだけ。ほかの人が食べなくてもそれほど気にしていません。気にせず話が出来ればいいですね。
急な症状を抑えるには?吐き気の対策法
アロマオイルを活用しよう
時と場所を選ばずに襲ってくる吐き気と嘔吐に対処するのは本当に大変ですよね。吐き気止めを服用するか、無理せずに吐いてしまうかです。
ただあまり嘔吐を繰り返すと食道が荒れてしまうので、注意が必要です。吐き気を感じた時に即効性のある対処法というのはなかなか難しいのですが、アロマオイルで気分がスッキリするという場合もあります。
吐き気、むかつきなどに効果的なアロマオイルはペパーミント、柑橘系オイルなどです。
精製水30mlにペパーミントオイル2滴、オレンジなどの柑橘系を1滴入れてスプレーボトルに入れて持ち歩き、ハンカチなどにスプレーして口元を覆うようにすると吐き気が緩和されるかもしれません。
吐き気を抑えるツボ
心因性による吐き気を完治するために即効性のあるものはないようですが、時間をかけて治療はできます。その治療中にどうしても吐き気は襲ってきますが、アロマオイルと同じように吐き気が軽減する方法が他にもあります。
それはツボです。手首の内側にあるツボが吐き気を抑えてくれます。場所は手首から指三本分くらいのところ、力は入れずにじんわりやさしく刺激してください。車酔いの時などにも効果があります。
- 吐き気がきたら、吐き気止めを服用するか、吐いてしまった方が楽
- 緩和させるには、ペパーミントや柑橘系のアロマオイルがおすすめ
- 手首の内側にあるツボを押すと吐き気を抑えてくれる
ツボ押しは侮るなかれ、けっこう効きますよね。私も頭痛の時に、ツボ押しでかなり助けられています。子供の車酔いにも何度も助けられていますよ。心因性ならなおのこと。これをやったら絶対おさまる!というものを見つけられるといいですね。