つらいつわり症状の一つでもある、げっぷ。特に、妊娠初期の頃からげっぷの頻発や、げっぷが出そうで出ないという症状が出る人もいます。
そもそも、げっぷの原因は?なるべく抑える方法はないの?という皆さんに役立つ対処法をまとめました。ぜひ参考にしてください。
つわりの説明「ピーク時期・症状」について!辛くてしんどいのはいつまで続く?
つわり症状のピーク
妊娠中にほとんどの女性が体験するつわり。
特に妊娠初期から中期にかけて症状が重くなることもあり、辛い時期を過ごされる方も多いのでなないでしょうか。
そんなつわりの症状のピークはいつ頃訪れるのでしょうか。
ここでは、つわりの症状を時期別に説明していきますね。
いつから始まる?妊娠初期のつわりの症状
つわりのは妊娠2ヶ月目にあたる5~6週目に症状が出てきます。
初めはげっぷが頻繁に出たり匂いに敏感になったり、体調がなんとなく優れないという方が多い様です。
つわりのピークは妊娠9~10週
一般的には3ヶ月目にあたる妊娠9~10週目につわりのピークが来ると言われています。
この時期には以下のような症状が出てきます。
・吐き気や嘔吐がある
・においに敏感になる
・食欲が減退する
・眠気が襲ってくる
・頭痛に悩まされたりイライラしたりする
つわりの症状はいつまで続くの
つわりの症状はピークを過ぎると徐々に治ってきて、妊娠14~16週になると大体の妊婦さんのつわりは落ち着いてきます。
これは妊娠初期序盤には発達途中であった胎盤が完成してきたために、つわりが治まってきます。
- つわり症状は妊娠5~6週目くらいから出始める。
- 初期のころは、なんとなく体調がすぐれないという人が多い。
- ピークは妊娠9~10週目辺りで、16週くらいで大体落ち着く。
つわり症状がひどい人は、特に上の子どもさんがいたりすると、家事なども含めて苦労されるようです。旦那さんだけでなく、実家のお母さんや周囲の奥さん方のフォローがないとピーク時は大変。何より、本人がつらいですね。
「げっぷ」が出るのは原因があるの?つわりの気になる1つの症状
妊娠初期のげっぷ、症状は?つわりとの関係は?
そもそも「げっぷ」とは、血液中に吸収されなかったお腹の中にある空気やガスが、口から排出されることです。
妊娠初期に、胸やけや胃痛、吐き気などのつわりの症状とともに、「げっぷがよく出る」「げっぷが出そうなかんじがずっと続く」「胃の中に空気がたまりっぱなし」「喉の奥に何かが詰まっているようで苦しい」などの症状を感じる方が多くいます。
このげっぷは、つわりの症状の1つで、妊娠2~3ヶ月頃にピークを迎えます。
妊娠初期のげっぷ、原因は?
原因は人によってさまざまです。
つわりの時期は、プロゲステロン(黄体ホルモン)の影響で胃腸の機能が弱まり、消化不良によってお腹の中にガスが発生し、げっぷが起こりやすい状況です。
食べつわりの方は、食べ過ぎによって食べ物と一緒に空気を飲みこむ機会が増え、げっぷが増えます。
また、胃がムカムカし、吐き気を我慢するために唾を飲みこむ回数が増えることで空気も一緒に飲み込んでしまい、げっぷが増えることもあります。
さらに、ホルモンバランスや生活リズムの変化による自律神経の乱れが、げっぷが「出そうで出ない」「喉の奥に詰まりを感じる」などの症状を引き起こすこともあります。
- げっぷとは、吸収されなかったガス等が口から排出されること。
- つわり症状の一つでもあり、妊娠2~3ヶ月がピーク。
- 黄体ホルモンの影響で消化機能が弱まってげっぷが出やすい。
- 自律神経の乱れから、げっぷが出そうで出ない症状等も出る。
妊娠すると、それまでとは違うホルモンの影響がもろに出ますから、それを遠因とするさまざまな症状が引き起こされるのですね。特に、四六時中お腹にガスが溜まっているような感覚で、通常の生活も家事もこなす、なんて無理!
げっぷの原因になるのは何??「食べつわり」の妊婦さんはなりやすい!?
食べつわりの注意点
食べつわりの場合、
・お腹が空くと、急いで食べてしまうことがありませんか?
・夜中の空腹による吐き気を抑えるために、寝る前に食べ物を口にすることがありませんか?
・食べつわりで食欲が湧き、食べ過ぎていませんか?
これらの行為は、げっぷを発生させやすくします。
胃腸の働きを考慮
急いで食べると、空気を一緒に飲み込みやすくなりますし、寝ている間は胃腸の働きも弱まるので、寝る前の食事は消化不良を引き起こします。
食事の量が増えることは、消化にも時間がかかるので、胃腸への負担が大きくなります。
食べつわりの方は、げっぷを発生しやすい要因が、より多くなります。
- 食べつわりの場合、早食いや寝る前の食事もげっぷの原因に。
- 空気を飲み込みやすかったり、胃腸への負担が増える食事はNG。
空気を食べ物と一緒に取り込む、という話は聞きますが、あまり実感がない話でもありますよね。とにかく、胃腸の働きが弱っている時は食事量を減らしたり、消化の良いものを摂取するなど、冷静に対処法を考えてみましょう。
効果がある改善法は?つわりのげっぷの原因「食べすぎ」を工夫しよう!
食事を小分けにして食べる
一度の食事でご飯を掻き込むと、げっぷが大量に発生する原因になります。
お腹が空いていても一気に食べ過ぎず、複数の茶碗に小分けにするなどして、少しずつ消化しながら食べるようにしましょう。
一回の食事を数回に分けて食べると、消化にも良くげっぷが出にくくなります。
パスタ、うどんなど麺類を口にする時も、空気を麺類と一緒にすすって飲み込むので注意が必要です。
飲み物は少量ずつ
空気を飲み込まないよう注意が必要なのは、飲み物も同じです。得に夏場は冷たい飲み物を一気飲みしてしまいがちです。
ですが、一気飲みは液体と一緒に空気も飲んでしまうため、げっぷの原因となります。
自宅、外出先を問わずストローを持ち歩いて飲むようにすると、空気を必要以上に飲み込まないのでげっぷ対策になります。
消化に良いものを食べる
胃腸の負担にならないような、消化の良い食べ物を選ぶとげっぷを減らすことができます。
消化の良い食べ物としては
・おかゆ
・にゅうめん
・白身魚
・半熟卵
・ささみ
・キャベツ
・じゃがいも
・長いも
・バナナ
などがあります。
また乳製品(牛乳、ヨーグルトなど)を食べると、胃に粘膜が作られるのでゲップを抑えることができます。
食前に食べると高い効果を得ることができます。
引用元-妊娠中のげっぷの原因とその対処法
- 消化を良くするために、1回の食事を複数回に分けるのもあり。
- 飲み物からも空気を取り込むので、ストローを活用する。
- 消化の良いものを選んで食べ、食前に乳製品を摂ると良い。
暑い時期には、ついつい冷たいものをゴクゴク飲んでしまうものですが、飲み物からも空気を取り込んでしまうなら、確かにストローは有効でしょうね。食前の乳製品も、胃腸を守るのに効果があるのですね。複数の対処法で乗り切る!
げっぷを止めたい時の対処法!今すぐ止めたいとき効果的な方法は!?
げっぷを我慢しない
基本的にはげっぷをしたくなったら、我慢せずに出した方がよいです。
我慢するとお腹に戻ってしまい、ガスが蓄積されるため、げっぷやおならがよりひどくなります。
人がいないところでは存分にげっぷを出すようにしてください。
■①げっぷをすぐ止める方法
とはいっても人前などでげっぷがしたくなった場合など止めたくなった時には有効な方法がありますので試してみてください。
胸を張って顎を引く!
これだけです。
これは病院で胃の検査中にも用いられるげっぷを止める方法です。
もしげっぷを止めたい場合にはこの方法を試してみてください。
■②げっぷをおさえる飲み物
げっぷを抑える効果が非常に高い飲み物があります。
その飲み物は何かというと
ココアです。
ココアにはリグニンという善玉菌が含まれており、胃の中や腸内のガスを吸収してくれる働きがあるためげっぷを抑制してくれる働きがあります。
便秘解消にも効果があるため、妊娠中には重宝する飲み物です。
朝起きてすぐ、そして食後に1杯ずつ飲むようにしてください。
胃腸によい食べ物を
その他、胃や腸にやさしい食べ物(ヨーグルト・おかゆなど)を食べることによってげっぷや胃腸のトラブルを解消する効果が高いです。
また食べ物をがつがつと食べてしまうと空気も一緒に取り込んでしまいげっぷが出やすくなってしまうので、よく噛んでゆっくり食べるようにしましょう。
- げっぷは我慢せず、なるべくその時に出すようにする。
- げっぷを抑える効果が高いのはココアで、便秘解消にも良い。
- ヨーグルトやおかゆは胃腸に優しく、げっぷ解消にも効果。
バリウムを飲む胃の検査時は、げっぷを我慢するのに苦労しますよね。「我慢してください」と言われても、無理無理!と思ってしまいます。胸を張って顎を引く、で良いんですね。健診でも役立ちそうな豆知識です。