せっかく高校に入ったのに、子供は勉強しようとしない。やる気を出させる方法はないものだろうか?
こんな悩みを持つ親御さん、少なくないのでは?自主的に勉強する気にさせる方法はあるのでしょうか?叱り方にもコツがあるようです。
さまざまな提言を集めてみました。
対処法を教えて!高校生の子が勉強しない場合
ある程度の距離は必要
中学生からは完全に放任主義でした。成績が上がらなかったり、大学受験で第1志望校に入れなかったりした経験は1度や2度ではありませんでしたが、それでも親としてストレスに感じることはありませんでした。
やってくれるはずだという期待を持たなかったことは言いませんが、高校生になった子に親がガミガミ言って勉強させて成功した例を見たことがなかったというのもあります。高望みをするまい、その子の人生はその子のものという考えもありました。
結果は自己責任
結果として、自分の将来の責任は全部自分で背負ったわけで、大学で力を出した子、大学院であるいは社会に出て力を出した子、それぞれですが、この時期に親のできることは限られているのではないでしょうか。
一流校の大学生のアンケートをみていますと、ほとんど例外なく、「親からは信頼され、放任されていた」「目的を持って自主的に頑張った」というものでした。かといって努力しない子を信じて座視するのも難しいことです。第3志望校の大学卒業からでも成功した人は山ほどいます。大学へ行かないで遊びや趣味の中から起業する人も少なくない時代です。まずは親が「子どもの幸せへのルートはいくつもある」と発想転換し、お子さんとの距離を縮められることが先決ではないでしょうか。
引用元-へ理屈ばかりの子、勉強しない子への対処法 | ミセス・パンプキンの人生相談室 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準
- 子供の人生は子どものもの、というスタンスで接した
- 信頼あっての放任で、自主性が育つ
心理学者マズローの自己実現理論では、「人には5段階の欲求がある」と言われています。最初は生命維持や安全の欲求、それを経て社会的欲求、承認欲求となり、自己実現の欲求は最後です。自主性を育てるには、この段階を丁寧に積み重ねることが大切かと思います。
なぜ?高校生が勉強しない!やる気を出させる方法とは
「勉強しなさい」は禁句
「勉強しなさい」は言ってはいけない
つい言ってしまいませんか?
「勉強しなさい」って。誰でもそうなんですが、
意外と楽しい事でも、
他人から強制された途端、
急にやりたくなくなります。そういう経験、ありますよね。
子どもは「あまのじゃく」
特に子どもって、
「あまのじゃく」なんですよ。「勉強しなさい」
→勉強したくなくなる「ご飯を食べなさい」
→今は食べなくてもいいや「お風呂入っちゃいなさい」
→後で入ればいいやといった具合に。
私も昔よく言ってました。とにかく、子どもって、
親に言われた事を素直に受け入れるのが、
嫌なんですよ。(冷静に考えれば、
子どもは操り人形ではないので、
何でも言う事を聞いてたら、
それはそれでおかしいわけですが)なので結構信じられないかもしれませんが、
「勉強しなさい」を一切言わなくなると、
逆に勉強をするようになります。子どものあまのじゃくを、
逆手にとるわけです。ゲームをやめさせたければ、
「ゲームをどんどんやりなさい」
「ゲームだけをやりなさい」
引用元-【高校受験】勉強しない子どもをやる気にさせる3つの方法! | 三度の飯より、エンタメが好き。
- 「勉強しなさい」と言われると、やる気が失せる
- あまのじゃくな子どもの性質を逆手に取る
私の経験では「今からやろうと思っていたのに」というパターンもあります。本気でやる気になっていたのに、その“やる気”を全面否定されたかのように「勉強しなさい」と言われ、ショックで口応え。わざとか?と思うほど絶妙のタイミングだったんですもの。
叱り方を考えよう。勉強しない高校生への対応の仕方
ほかの事もまとめて叱ってはダメ
「いつまでテレビばかり見ているの!」と叱り始めたのはいいけれど、「だから1学期は成績が下がった」「やるといった問題集も手つかずのまま」「机の周りだっていつも散らかったまま」などと叱る内容が広がっていかないように気をつけましょう。子どものことが心配だから叱り始めたはずなのに、あれもこれもと叱り始めるとお子さまは「自分に対するイライラをぶつけているだけだ」と真意をくみ取ってくれないかもしれません。今、伝えなければいけない内容だけに絞って、叱ることが大切です。
言うべきことを言ったら、クールダウンして
叱った後は、保護者のかたから気持ちを切り替えるように配慮してあげてください。もちろん、機嫌を取るようなことをする必要はありませんが、言うべきことを言った後は、できるだけ普段通りに振る舞うように努めてください。感情が高ぶった後は簡単ではないかもしれませんが、お子さまにとっては、社会人になって勤めたり、家庭を持ったりしたとき、他人をどのように叱り、そして関係を維持していくか、その方法を学ぶ機会にもなるはずです。
引用元-勉強しないお子さまへの叱り方(高校生版)|ベネッセ教育情報サイト
- お叱りポイントは1つに
- 叱った後の接し方も大切な教育
お叱りのパッケージを押し付けられると、そのまま放り投げてしまいたくなりますよね。話の焦点がぼやけてしまって、何が言いたいのか分からないまま、小うるさい印象しか残りません。こんなこと何度も繰り返してると、親は、そのうち、子どもから軽蔑されることになります。
高校生の子を持つ親御さんで勉強しないと悩んでる方へ
何のために勉強するのか?
あなたが、勉強をムリにさせようとすればするほど、子どもはイヤになり、
親子の信頼関係は失われ、結果的に子どものやる気も無くなっていきます~イライラするのはわかります。でも、子どもを何とか勉強に向かわせたいというその気持ちのままでは、いつまでたっても、状況はかわらないかもしれません。
なので、少し考えていただきたいのです。
誰のために勉強して欲しいのですか?
あなたのため?
じぶんのため?色々な想いがあるでしょうが、本当は、
子どもが自分自身の人生を生きるために
主体的に、勉強できる子になってほしい!と願っているのではないでしょうか?
誰かに認めてもらう為でなく、自分の為に、主体的に勉強に取り組んでほしい!
目の前の点数や大学入試も気になりますが、
もう少し深く、こんな主体性をもって、目の前の課題に取り組む姿勢
こそ、身につけて欲しいと思っているのではないでしょうか?
子供に主体性を持たせるには?
では、子どもの主体性はどうやって育つのでしょう?
実は、子どもの内側からの意欲、主体性、責任感は
外からの圧力では育ちません!!!
ここに、子どもの勉強に親がどう関わればいいかの、最大の矛盾点があるのです~
今までは
強制的にでも勉強させてこれたのかもしれません。でも、今まで使ってきた、「やる気を促す方法」が、
「褒めたりご褒美をあげたりする外からのコントロール」によるものの場合が多いです。
引用元-勉強しない高校生息子に親だからできるやる気を育てる関わり方|子どもの心がすごく元気に育つ親の関わり方教室♪愛されおかん塾(西宮-生瀬)
- 子どもに勉強してほしいのは何のため?
- 主体性を身に付けてほしいのではないか
- 外圧で「やる気」は起きない
「自分の中からのやる気」はいつ、どんなきっかけで起こるのか分かりません。未だに試行錯誤、暗中模索の日々です。分かりませんというのは私の個人的な意見なので、やる気スイッチの入れ方をご存知の方はいらっしゃるのかもしれませんが。
失敗しない方法とは?高校生が受験する際にやるべきこと
勉強する権利を奪う
あなたが仮に、勉強が嫌いで、やる気が出ないから勉強をしていない状態だとします。
その「勉強できる権利」=「あっても使っていない権利」ですら、第三者に奪われるのは我慢ならないのです。
大学受験するのに勉強できない場合には、これを利用して勉強できる様にするのが有効です。
奪われた権利は、取り戻したくなるもの
人間が年をとる過程において必ず出てくるのが自我です。
この過程においては、他人に意見を言われたり命令されると、大抵、逆の反応をしてしまいます。
これは本能的なもので、頭ではどれだけ有益な事だとわかっていても、心がそれに従うことを許さないのです。
頭では分かっていても、本能的なものですから抗えないのです。
他人に口出しされるのは我慢ならない時期というのがあります。
これはうまく使えば、やる気に繋げられます。
家族に「勉強をするな!」と言われたり、強制的に教科書を没収されたりすると、今まであってない様な権利であった「勉強する権利」が奪われ、命令されることにより自我が傷つけられます。
そうすると、所有欲が傷つけられ、自己の尊厳が脅かされることに繋がります。
「勉強する権利」を取り戻そうと感情ムキ出しになりますし、勉強するなと命令されたので逆をやります。
感情を逆なでされるのです。
- 「なくてもいい権利」であっても、人は奪われるのを嫌がる
- あえて「勉強する権利」を奪ってみる
なるほど。「やる気スイッチ」を押すきっかけ、ここにもありましたか。しかしこの方法、身近な人にしかできない業ですね。権利を獲得したと思ったとたんに、モチベーションが低下する危険性もあるので、手綱の取り方も難しそうです。