赤ちゃんのいる家での適切な掃除の頻度は、どのくらいなのでしょうか?
効率的な掃除の使い分け方法や、掃除機をかけるときの注意点、重曹を使った掃除方法をご紹介します。
赤ちゃんをアレルギーから守るための掃除のポイントも、参考にしてみてくださいね。
お家の適切な掃除の頻度とは?赤ちゃんがいるから時間がない…
赤ちゃんがいると部屋をきれいにしたいけれど、掃除する時間がない
赤ちゃんがいるから時間がない。
でも、赤ちゃんがいるから、部屋はいつも、清潔にしていたい!
赤ちゃんがいるおうちでは、きっと悩んでいるお母さんも、多いと思います。幼稚園児を抱えている私も、子供たちが小さい時は、「掃除したいのにできない!」と、イライラしたこともありました。
部屋がきれいすぎると抵抗力がなくなる?
しかし、最近よく言われるのが、お部屋がきれいすぎると、抵抗力がつかなくなるという話。
なので、口に入れてしまいそうな物が落ちていたり、食べこぼしがそのままになってしまっていたり、明らかに危ない!汚い!状態ではない限り、余裕があるときに、掃除をすればいいと思うのです。
赤ちゃんが寝ているときに、モップなど音が立たない道具でさっと掃除をしたり、お尻拭きで、ちょっと気になった部分を拭いてみたり・・・。
もう、そこは臨機応変に。
掃除でストレスを溜めず、家庭のペースで掃除すればOK
神経質になり過ぎると、お母さん自身もストレスが溜まるでしょうし、やはりゆったりとした気持ちで、子育てはすべきだと思うのです。
どれだけきれいな部屋で赤ちゃんと過ごせても、お母さんがいつも気を尖らせていたら、赤ちゃんも寂しいと思いますよ!
赤ちゃんがいる家庭での適切な掃除の頻度は、赤ちゃんとお母さんのタイミングで、各家庭のペースで。
それが一番いいのではないでしょうか。
- 赤ちゃんのいる家庭では部屋をきれいに保ちたいけれど、掃除する時間がないと悩む人が多い
- 部屋がきれいすぎると抵抗力がなくなるともいわれているため、よほど汚れていなければ大丈夫
- 掃除でストレスを溜めるより、ママにも赤ちゃんにも無理ないペースで掃除する方が◎
赤ちゃんとの生活は予定通り進むものではないため、毎日決まった時間に決まったように掃除をするのは難しいです。掃除ばかり優先せず、ある程度妥協することも大切ではないでしょうか?頑張りすぎると、ママの方が参ってしまいますよ。
効率的な掃除を使い分けとは?赤ちゃんがいる家での掃除方法
①日常掃除
日常掃除は、毎日行う軽い掃除のことだ。赤ちゃんが居る以上、テキパキと進めていかないと、その日1日の時間が不足してしまうことになるのだ。日常掃除は、毎日、決められた手順で行うことだ。その手順は自分で決めればいい。掃き掃除に拭き掃除、自宅内を簡単に掃除してしまうことだ。
日常掃除は、90分以内に終わらせることだ。日常掃除にそれ以上の時間をかけても無駄だし、続かないからだ。
②月例掃除
日常掃除は簡単に行う掃除のゆえに、それではどうしても汚れてきてしまうのだ。そこで1ヵ月に一回、本格的な掃除をするのだ。月例掃除の場合、すべての分野に手を出して掃除をするのではなく、掃除をする場所を特定して行うことだ。本格的な掃除である以上、一つの場所にしかできないものなのだ。
例えば、トイレならトイレだけ、風呂場なら風呂場だけ、台所なら台所だけとし、それ以外の場所には手を出さないことだ。場所を特定しているなら、日常掃除のついでに行えるし、時間もそれほどかからないのだ。
③年間掃除
年間掃除は、日常掃除や月例掃除とは違い、掃除するだけではなく、不要な物を捨てていく掃除なのである。「年間掃除は物を捨てることにあり」が大鉄則なのだ。生活していれば、どんどん物が溜まっていくものなのである。だが、自宅の敷地面積は広がることがないので、不用品のために生活スペースがどんどん狭くなっていってしまうのである。
そこで、年末に大掛かりな掃除をするのだ。掃除をメインにするのではなく、不用品を捨てることをメインにし、掃除はそのついでなのである。
- 日常掃除は毎日90分以内に終わらせる
- 月齢掃除では日常掃除では足りない部分を1箇所手中して掃除する
- 年間掃除では掃除ではなく不用品処分がメイン
日常掃除はなるべく毎日行うのが望ましいですが、私の場合はあまりに赤ちゃんの機嫌が悪い日などは赤ちゃんの生活スぺースのみ掃除していました。赤ちゃんが泣いている状態で掃除するのはストレスが溜まるものですよね。
掃除機をかける際の注意点|赤ちゃんのいるご家庭の場合
赤ちゃんのいるご家庭で掃除機をかける際のポイントについて見ていきましょう。
■赤ちゃんを別の部屋に移してあげる
まずは、定期的に窓を開けて換気を行いましょう。そして掃除機をかける場合は、赤ちゃんを別の部屋に移動してから使用することをおすすめします。
掃除機の排気部分からはハウスダストやフィルターで吸い込み切れなかったアレルゲンが出てくるので、赤ちゃんがその空気を吸い込むことでアレルギーの症状が出てしまう可能性があります。
ベビーベッドなど、掃除機の排気口よりも高い位置に赤ちゃんを置ける環境があれば、そちらに移動してもOKです。
■先に高い位置にあるホコリを落としておく
掃除機をかける前に、棚などの高い位置にあるホコリを床に落としましょう。
このホコリが床に落ちてくるまではだいたい30分から1時間ほどかかるため、少し時間を置いてから掃除機をかけるとたくさんのホコリを一度に吸着することが可能です。
- 掃除機をかける前に赤ちゃんを別部屋に移し、アレルギーを予防
- 掃除機をかける30分から1時間前に高い場所のほこりを落としておく
掃除は高いところから行うのが基本ですが、掃除機をかけるまでに30分から1時間開けた方が良いとは知りませんでした!我が家では掃除機をかけるときは赤ちゃんはベビ―ベッドにのせ、なるべくアレルゲンを赤ちゃんが吸わないように気をつけていました。
おすすめ☆赤ちゃんのいるご家庭の床掃除には『重曹』
重曹の床掃除
重曹を使った、赤ちゃんに優しい床掃除についてお伝えします。
ただ汚れがひどい場合は、この方法でも取れない場合があるので、いったん住まいの洗剤などで汚れを落としたりしたあと、日々の床掃除でこの方法を試してみてください。重曹自体、ベーキングパウダーの主原料でパンを焼いたりする時のふくらし粉として使われる。
野菜のアク抜きやお肉を焼く前に塗っておくと柔らかく仕上がったり。
お母さんならご存知ですよね。
その重曹を掃除で使うのは、定番です。
重曹スプレーの作り方
重曹大さじ1にぬるま湯(溶けやすいので)200ccから300cc。汚れに応じて作ってください。
よく降って、重曹を溶かし、重曹スプレーの出来上がり。お湯が少ないほど強いスプレーになりますが、目立たないところで試して、自分に合う量を見つけてみてください。
重曹は、アマゾンなどでも販売されています。同じ割合で、スプレーではなく、直接重曹水で拭き掃除する場合は、水2リットルなら大さじ6から10くらいを薄め、タオル等を漬け込み、絞って拭き掃除します。
汚れはひどい場合は、完全に絞らず半絞りくらいで拭いてみましょう。
汚れが浮いてくればOKです。
きちんと溶けていないと、床に重曹の粒子が残るので、よく溶かして使いましょう。
- 食品としても使われる重曹は、赤ちゃんのいる家庭の掃除にオススメ
- 重曹をぬるま湯に溶かしたものをスプレーするなどしてみよう
重曹は掃除したあとに赤ちゃんが口に入れても安心なので、洗剤をなるべく使いたくないママにもおすすめです。使い方も簡単なので、手軽に掃除することができますね。肌が弱い人は、手袋をしてから掃除しましょう。
掃除のポイントご紹介!赤ちゃんからアレルギーを防ぐために
ぬいぐるみ・クッションはダニの発生源になる
赤ちゃんや小さなお子さんがいらっしゃる家庭では、子どもが喜ぶようにいくつもぬいぐるみがディスプレイされている光景を見かけることが多いですが、ぬいぐるみは可愛らしいアイテムであっても、その中にダニが発生することもありますので、ぬいぐるみも置かないようにしましょう。
クッションなどにも同様のことが言えます。そして、クッションカバーやソファーのカバーなどは洗える素材のものを選ぶようにして、こまめに洗濯をするようにしましょう。
最近では、アレルギー対応素材のクッションやアレルギーの赤ちゃん向けのぬいぐるみもありますので、そういったものを活用するのもいいでしょう。
古い絵本やおもちゃにもアレルゲンがついている可能性がある
見落としがちなのが、おもちゃや絵本です。
赤ちゃんは、おもちゃや絵本をなめたりかじったりすることもありますから、消毒のために拭いている方はいらっしゃるでしょう。
しかし、絵本やおもちゃを綺麗にするには、もう一つ目的があります。
それは、アレルゲンの除去のためです。特に古い絵本はダニが発生することがありますので、拭いて清潔にしましょう。
おもちゃもホコリが溜まりやすいので、拭き掃除をするようにしましょう。アレルギーを防ぐためには、こまめなお掃除が大切なのです。
そして、日々の生活の中で赤ちゃんの使うもの、触れるものについて、大人の目線だけで考えるのではなく、赤ちゃんの目線でもよくチェックするようにしましょう。
- ぬいぐるみ・クッションはダニの発生源となるため、洗える素材のものやアレルギー対応のものが◎
- 古い絵本・おもちゃにもほこりやダニがついていることが多数
- アレルギー対策には、こまめな掃除が欠かせない
なんでも口の中に入れてしまう赤ちゃんの触れるもののお手入れには、注意が必要です。赤ちゃんのおもちゃは洗濯できるものは定期的に洗濯し、洗濯できないものはミルトンにつけたり、日光を浴びせたりして消毒しましょう。