妊娠を望むなら、まずは基礎体温をつけてみる人も多いでしょう。病院でも、まずは基礎体温をつけることを求められます。
しかし、基礎体温をいざつけても、見本のようなグラフにならない人も少なくありません。
基礎体温の低温期が長い時の理由や原因、対処法などをまとめてみました。
考えれられることは?基礎体温の低温期が長い原因とは
長い低温期
基礎体温の低温期がとうとう27日目に突入してしまいました・・
基礎体温をつけ始めて3周期目なのですが、過去2周期とも20日目頃には高温期に入って→低温になり生理のパターンで、基礎体温をつける前から周期は30日前後でした。
妊娠の可能性は?
今回の周期について、何が考えられますか?
ちなみに低温期で35.9度前後をウロウロ・・・
過去2周期とも高温期には36.5度超でした。
妊娠希望者ですが、この長い低温期だと妊娠してる可能性は皆無ですよね・・
- 低温期が27日続いている
- 低温期が長く続いてしまう原因は何か
- 妊娠している可能性はあるか
私も頻繁に低温期のまま生理になることがよくありました。私の場合は生理不順もすごかったのですが、病院に行ったら多嚢胞卵巣症候群だと言われました。ストレスなどがかかると結構簡単になってしまうようです。
低温期が長い原因にこんな回答が!無排卵って本当?
無排卵が原因
低温期が続いているのなら今月は生理不順になってるのか、そのまま高温期にならず生理がきたら無排卵だったということだと思います。
ストレスなどによってそういう月がたまたまある人もいますのでこのまま様子を見てみるのが一番だと思います。
低温期が長くても妊娠
高温期は一定期間以上続かないとNGですが、低温期の長さは個人差があると思います。
私はいつも低温期が35日前後、高温期が14~15日です。今妊娠中なのですが、妊娠した周期の低温期の日数は35日でした。
低温期が長くても妊娠している例です・ご参考まで・
- 低温期が長く生理がきたら、無排卵の可能性
- ストレスなどが原因
- 低温期が長くても、その後高温期がきて妊娠した
高温期が来ないということは、排卵していないという事なのですよね。そのあとに排卵すれば、妊娠の可能性もあるという事です。ちょっとしたことが生理周期は影響するので、過敏になり過ぎないことが大切だと思います。
低温期が長い!こんな場合に考えられる基礎体温について
低温期とは
低温期というのは卵子が成熟していく期間。
精子と出会って受精できるようにいい卵子を育てていく期間です。
低温期の長さは卵胞(らんほう)を育てるのにかかる時間を意味しています。
卵胞とは卵巣にある卵子を含んだおおよそ球状の細胞の集合体です。
低温期が長い原因とは
基礎体温の低温期が長い場合
標準の14日間よりも長くかかるようなら卵子を育てる力が弱ってしまっていると考えられます。
また、体を温める黄体ホルモンの機能低下によって、全般的に生殖器や子宮が冷えていて血流が悪い状態でもあります。
まずは体質改善として体の外側から温めてあげましょう。
- 低温期は、卵胞を育てている時期
- 低温期が14日以上かかるのは、卵子を育てる力が弱くなっている
- 生殖器や子宮が冷えている状態
- 身体を温めると良い
女性の身体や不思議ですね。妊娠を希望するのなら、低温期と高温期の長さを把握することは重要なのだということが分かります。不安なことがあったら、一度病院で相談してみると良いと思います。
特徴は?基礎体温の低温期が長い人に共通して言えること
低温期が長いと…
・基礎体温における低温期が長く(通常14日前後)、そのため生理周期が長い
・多少長い程度なら問題ないが、生理周期が40日を越えるなど、長すぎると稀発月経となる
・低温期が長すぎると、排卵の機会が少なくなる
なぜ低温期が長くなるの?
・冷えにより血行が悪いため、子宮や卵巣の血流も低下し卵胞の発育が遅くなる
・卵胞の発育が遅いと低温期が長くなり、生理開始日から排卵するまでに時間がかかる
理想的な基礎体温をキープするには、身体を温めて血行を良くすることがとても大切です。
身体がポカポカになると子宮や卵巣の働きが高まり、生殖機能にかかわりが深い自律神経も整います。
- 低温期が長い人は、稀発月経になったり、妊娠できるタイミングが少なくなる
- 低温期が長くなるのは、血行不良や卵胞の発育が遅いため
- 身体を温めることが大切
私も低温期が長いタイプなのですが、冷え性で困っています。自律神経の乱れで、動悸がしてしまったり…。冷えは万病のもとですね。妊娠を望むのであれば、身体を温めることが大切ですね。
対策方法!基礎体温の低温期が長い人へ
卵胞を育てるために
低温期が長いのは卵胞を育てる力が弱いということがわかりました。
ですので、この場合は育てる力を補ってあげる事が大切です。
病院での治療だと排卵誘発剤のクロミッドを使ったりHMG注射をしてその周期の卵胞を育てます。
漢方の力
漢方では、低温期が長い場合は、妊娠力を高める腎の力を補ってあげる事、低温期の力である陰の力を補ってあげる事で体づくりをしていきます。
「補腎陰の漢方薬」を使います。
体質によって使うものは異なりますが代表的なものだと
杞菊地黄丸
二至丸
などがあります。
低温期の体温が目安となる36.2度を切ってかなり低い場合は温めて上げる必要があります。
生理周期が40日を超えたり、低温期が25日以上あると低温期が低いことが多いです。
この場合は、体をあたためる陽の力が不足していますから
「補腎陽の漢方薬」を使います。
状況によって使うものは異なりますが、代表的なものだと参茸補血丸などがあります。
引用元-わかりやすい基礎体温講座 「低温期が長いんですが・・・」|縁結び出雲の子宝ブログ~『こころ』と『からだ』の悩みを解決する しあわせ女子のための処方箋~
- 低温期が長い場合、クロミッドやHMG注射で卵胞を育てる
- 漢方薬では、補腎陰の漢方薬である杞菊地黄丸、二至丸などを使う
- 低温期が低い時は、補腎陽の漢方薬である参茸補血丸を使う
私の場合は、当帰芍薬散という漢方薬を処方されました。すぐに効果が出て、のんだときは基礎体温のグラフがちゃんと2層になりました。クロミッドは副作用が強くて断念。自分の身体に合ったものを処方してもらうと良いと思います。
生活習慣を見直そう!低温期が長い時には一度試すのも
低温期が21日以上が目安
基礎体温を測っていて「低温期が長い」と感じても人には体質と個人差がありますので、理想通りにはいかないことは当然ですから、心配に及ばないことも多くあります。
多少長いくらいでしたらそれだけで問題を感じるということはありませんが、正しく基礎体温が測れていて低温期が明らかに21日以上継続しているようでしたら何かしらの原因があって異常が起きていると考えられます。
このような低温期が長く継続する場合、もっとも考えられるのが子宮や卵巣機能の低下です。
低温期が長く続いているのは排卵する働きと準備がなされていないという状態です。
冷えや血行障害
そしてその背後には冷えや血行障害などが原因としてあることが多いです。
血液は体の各臓器や器官に栄養を十分に届ける役割を担っているものです。
体が冷えてしまうと血管が収縮し血液の循環が滞るようになります。
そうなれば十分に栄養がいきわたらなくなってしまうので臓器や器官の働きが低下していきます。
そしてそれは卵巣や子宮の働きも同じようにおこります。
自立神経の乱れ
低温期が長く続いている人はこのように冷えや血行が滞ってしまうことが原因であることが非常に多くあるので、まずはその冷えと血行障害を引き起こしている理由を探る必要があります。原因としてもっとも多いのは自律神経の乱れがあります。
自律神経は交感神経と副交感神経がありそれぞれが血管収縮、拡張という相反する働きをもっているものです。
これにより血流を調節しているのですが、ストレスを受けたり生活習慣が乱れてしまうことでこの働きに狂いが生じてしまいます。
うまく切り替わり働かなくなってしまうことで血行障害が起きます。
また中性脂肪やコレステロールが過剰になり血液がドロドロになってしまっている人も血流が悪くなりますので冷えを生じ結果卵巣や子宮の機能を低下させてしまいます。
どちらの原因であっても改善のためにまず自分でできることは、生活習慣の見直しです。
- 低温期が21日以上続くときは、子宮や卵巣機能の低下が考えられる
- 卵巣機能の低下は、冷えや血行不良が考えられる
- 冷えや血行不良の原因は、自律神経の乱れやドロドロ血液
- 生活習慣の見直しが大切
妊娠を望むにしても、健康的な身体を手にいれるためにも、毎日の生活習慣が大切ですよね。バランスのとれた食生活と質の良い睡眠を考えていけば、自ずと健康体に近づいて行くと思います。