離乳食を卒業し、大人の食事に近いものを食べるようになる時期は、パクパク期とも呼ばれています。
子供の成長も個人差がありますから、いつごろから切り替えてよいものか迷う親御さんもいらっしゃるでしょう。
パクパク期の見極めポイントや留意点などをご紹介しますね。
「離乳食」or「幼児食」?パクパク期(1〜1歳半)の食事について
幼児食はいつから?
もうすぐ1歳になる子供がいます。
離乳食は、なるべく手作りのものをあげています。ママ友と話をしていたら、みんな子供が1歳を過ぎたらほぼ大人と同じような食事(幼児食)と言っていたのですが、1歳になったら幼児食に移っていいのでしょうか?
書店で立ち読みをしたら、同じ出版社から出ている本でも、1歳半までは離乳食と書いてある本と、1歳からは幼児食と書いてある本があり混乱しています。
私が幼児食をオススメする理由
私も離乳食と幼児食で悩みました。
悩んでいたら1歳2ヶ月になり、私が食べてるものを欲しがり用意していた離乳食を食べなくなってしまいました。
私はまだそれでも悩んでいたので自分達の食物を薄味にしてしまいました^^;
無添加のおだしに無添加の味噌…などなど。
コストがかかり頭痛の種ですが、旦那のアトピーによる肌荒れがなおったりといいことだらけです。
なので1歳7ヶ月になり薄味の大人とまったく同じものを食べてます。アレルギーの心配がなければ幼児食を私はオススメします。
ママがとっても楽になりますよ^^
- 育児書によっても、離乳食と幼児食の時期が異なる
- 大人の食べている物を欲しがるようになったので薄味で与えた
- 無添加の材料でコストはかかるが、夫のアトピー軽減という副産物も
参考にと思って、育児書を読んだり、周りに聞いてみたりするけど、内容はさまざま。さて、自分の子どもはどこに当てはまるんだろう?と悩みが解決しないままになってしまうかもしれませんね。正解はないとしても、判断のよりどころとなるものは欲しいですよね。
食事の様子はこんな感じ。パクパク期(1〜1歳半)の子供の食べ方
パクパク期とは?
離乳食完了期は、おおよそ1歳〜1歳半頃に迎える「パクパク期」と呼ばれる時期のことです。離乳食の仕上げの時期で、手と口を連動させる動きが上手になり、口の中で左右に食べ物を動かしながら、歯茎でかんだり、すりつぶしたりして食べるようになります。この時期は離乳食後期と同様に、個人差がでやすい時期です。以下を目安に、後期から完了期に移りましょう。
パクパク期を見極めるポイント
● 大人と一緒に1日3回の食事を摂れるようになっている
● 5倍粥を食べれるようになっている
● 歯茎で上手に使って、食べ物を潰せるようになっている
- 離乳食完了期の頃を「パクパク期」という
- 自分で物を食べることが上手になっているかを観察
チェックポイントが分かっていれば、お世話をする大人のストレスは随分減ります。コワいのは、食べたものが消化できなくて子どもが体調を崩してしまうこと。食事は命の糧。食べることが嫌いになってしまっては困りますものね。
食事の目安量が気になる…パクパク期(1〜1歳半)の子供にどのくらい与える?
1回分の食事量の目安は?
パクパク期(1歳〜1歳半)の離乳食1回分の目安量はつぎのとおりです。一度の食事に①〜③をバランスよく組み合わせましょう!
①炭水化物(軟飯やうどんなど)
80〜90g
②ビタミン・ミネラル類(野菜や果物など)
40〜50g
③タンパク質
魚 15〜20g
又はお肉 15〜20g
又は豆腐 50〜55g
又は卵 全卵1/2個〜2/3個
又は乳製品 100g
臨機応変に対応を
これらの量はあくまでも目安です。子供の成長や発達、性格などによって食べられる量が違います。状況に応じて量を調節してみてくださいね!
- 離乳食1回分の目安例
- 与える量には個人差がある
食が細くて、ひと口食べさせるのも時間がかかる子、周囲がセーブしなければならないほど食欲旺盛な子と、乳児とはいえ個性は豊かです。栄養のバランスは取れているに越したことはありませんが、あまり神経質になると続きませんから、あくまで目安です。
こんな注意点を忘れずに|パクパク期(1〜1歳半)の子供の食事で気をつけたいこと
刺激や油は控えめに、薄味で
この時期に濃い味や脂っこい物に慣れてしまうと、大きくなっても薄味では満足できなくなってしまいます。薄味であっさりした物に慣らしておくことで、生活習慣病の予防にも役立ちます。
栄養バランスを考える
母乳やミルクを卒業し、完全に栄養を食事から摂るようになります。炭水化物・タンパク質・ビタミンやミネラルのバランスが取れた食事を作ってあげたいものです。
咀嚼しやすい形や硬さに
歯の生え方や咀嚼の仕方に応じて、小さめに切ったり柔らかくしてあげたりというひと手間が必要です。
- これからの食習慣の基礎になるので、最初は薄味で
- 栄養のバランスが取れたものを
- 歯の生え方など、子どもの状態に沿って作る
「成人病」と言われていた数々の症例が「生活習慣病」と言い換えられるようになったのは、毎日の食生活も大きな原因となっていると考えられるから、と聞いたことがあります。身体症状はもとより、「キレやすい」性格なども栄養不足が原因では?とも言われていますね。
あるお子さんの実際のメニューです。1歳6ヶ月の男の子・食事の献立
Cさんのお宅の場合
【朝】トースト(6枚切り・4分の3)トマトとキュウリとベーコンのサラダ、チーズオムレツ
【昼】おにぎり(おかか)、野菜スープ(大根、かぼちゃ、人参)
【夜】小松菜と鶏そぼろのうどん
【おやつ】(10時)バナナ(15時)蒸しパン、ヨーグルト
- Cさん宅の、ある1日の幼児食メニュー
身体に優しそうなラインナップです。彩りもいいので、お子さんの食欲も刺激するかもしれませんね。スープは小分けにして冷凍しておくと使いやすいでしょう。冷凍や作り置きなど組み合わせると、毎日の準備も少しは楽になるかも。
おやつの与え方も悩みどころ?!パクパク期(1〜1歳半)の子供の献立
おやつで栄養補給を
1歳以降は食事で栄養をとりますが、子どもの胃は小さいので3回の食事だけでは必要な栄養をとれないことがあります。
そのために、1日1〜2回のおやつで栄養を補います。
おやつには甘いお菓子というイメージがありますが、糖分に偏らないよう、食事に近い栄養を取れるものを心がけましょう。
次の食事を空腹で迎えられることが大切なので、与えすぎやダラダラ食べは禁物です。
量と内容、時間を決めて、決まった場所で食べるというけじめをつけましょう。
おやつを与える場合の注意事項
・できるだけ食事が中心になるようにする
・食事時間に食べずにぐずったり寝てしまったときは補食としておやつを与える
・おにぎり、マカロニ、芋類、果物など、炭水化物やビタミン類を補給するものがいい
・市販のお菓子は塩分、糖分、油分が多いのでお楽しみ程度にする
・食事よりもお菓子が中心にならないようにする
飲み物を与える場合は
・市販のフルーツ牛乳や乳酸飲料などは糖分が多く、高カロリー
・味が濃いのも難点なのでまだ遠ざける
・果汁100パーセントのジュースはたまにおやつの1つに加えても構わない
・飲み過ぎに注意
・イオン飲料は病気のときの水分補給用
・塩分、糖分が含まれているうえ酸性なので歯にも悪影響を与える
・イオン飲料を日常的に与えるのはやめる
- 食事でとれなかった分を、おやつタイムに
- お菓子よりも、食事の補食として
- 飲み物は、カロリー、糖分、塩分等が過剰になりやすいので注意を
おやつというよりは、4、5食目という扱いでしょうか。朝・昼・晩の3回では食べきれない分を、おやつのタイミングで与えるという。飽きたり散らかしたり眠ったりなど、3回の食事で十分な量が摂取できない場合もありますしね。