出産を機に、夫婦関係がうまくいかなくなることは多いようです。誰しも一度は経験すること、といっても過言ではありません。
そんなとき、どうしたらうまく解決できるのでしょうか。
経験者が語る、不仲になってしまった時の解決策や考え方など、参考になる情報をまとめました。
夫婦関係が不仲に・・産後うまくいかなくなった理由とは
出産を機に専業主婦に
産後、夫婦の不仲について
産後半年ほど経ちます。
出産を機に専業主婦になりました。
家にこもりっぱなしの生活、慣れない子育てに限界を感じています。
そんな私の唯一の楽しみは主人の帰りです。
でも私が
話し掛けるとウザそうにされます。
子育てに関して相談しても「任せる」の一言。
子どもが生まれて喧嘩が増えた
産前もスキンシップが足りないと喧嘩になった事が多々ありましたが、子どもが産まれてから
更に喧嘩が増えました。なかなか相手にされなくても大好きでした。
主人が好きなご飯作って、至らないけど主人に負担をかけないようその他の家事も帰宅までに済ませるよう努力していました。
子どもの世話もなるべく頼らずやって、主人が好きな事をする時間も作るよう工夫していました。労いや感謝の言葉だって欠かした事ありません。
産後は仕方ない?
でも…もう限界です。
相手を思ってやってきた事全部バカらしくなって、何もしたくなくなりました。
会話もしたくないし、顔も見たくありません。産後は仕方がないのでしょうか?
- 出産を機に専業主婦になったが、家にこもりっぱなし。
- 主人の帰宅が楽しみだが、話しかけてもウザそうにされる。
- 主人を好きで、家事も子どもの世話も頼らずやってきた。
- やってきたことが全部バカらしくなって限界を感じている。
頑張っているのに、共に苦労を分かち合ってくれないつらさはわかります。二人の子どもなのにどうして?とも感じますし、何より大好きなご主人から思いやりを感じられないのはつらいですね。
夫婦間が不仲に産後なってしまった場合は
1人目の子育てはキツイ
5.3.1歳の子育て中です。
主人は土日も休みがほとんどなく、月の半分は海外に行ってしまいます。
私も1人目の子育て中は初めてだしキツかったです。
主人の帰りが唯一の楽しみでした。食事も労いの言葉も、やり過ぎは逆に圧力になるようで…
先日たまたまその頃の話をしたところ、主人は放っておいて欲しかったそうです。
私が好き勝ってしてくれて笑っていてくれた方が良かった。って言われました。
確かに、良い嫁になる事ばかり考えて、相手が何をして欲しいのか、勝手に決めつけていたかな。
自分達夫婦のあり方
今は子育てはまったく当てにしてないので、かえって気がラクになりましたし、
私は子供と外出しちゃうから食事テーブルに置いとくね〜で出かけちゃいます。
そんな感じの方が主人も気がラクなようですよ(笑)私も質問者さんのように、今後の関係を悩んだ事もありましたが、自分達の夫婦のあり方が分かって来てからは、仲良しです。
- 3人の子どもの子育て中だが、1人目はキツかった。
- 食事や労いの言葉も、圧力になる場合がある。
- 相手が何をして欲しいのか、勝手に決めつけていたかも。
- 相手も気楽なように、自分達の夫婦のあり方を見つける。
なるほど、という感じ。でも、結局は家事や育児は全部引き受けることが前提ですよね。イクメンが少しは増えてきてはいるのでしょうが、やっぱり出産・子育ては女性だけの仕事になる。
里帰り出産のせい!?産後の夫婦が不仲になった時の解決策
育児への主体性のなさ
【男性は気づいていない】
今回の取材から分ったのは夫の何気ない一言が、妻の愛情を冷めさせているということです。妻がイラっとくる夫のNGワードから見ていきましょう。
★「手伝おうか」
育児や家事に対する夫の主体性のなさ、無責任さを象徴する言葉です。「あなたの子でしょ、手伝うじゃないでしょ」と言いたくなります。★「うんちしてるよー」「泣いてるよー」
これらもやはり主体性のなさを示しています。
夫からすれば、親切心で知らせているのでしょうが、「気づいているならあなたがオムツ替えすれば」、「あなたがあやせば」、と言いたくなりますよね。
妻への思いやりが大事
★「俺も自分の時間が欲しいんだよ」
仕事仕事で忙しく、休みぐらい自分の時間が欲しいという夫の主張。その気持ち、分らなくもありませんが、妻からすれば育児は一日24時間土日も休みなし。自分本位で妻への思いやりは感じられません。★「仕事だからしょうがないだろ」
男性は「仕事を一生懸命すること」が最大の愛情表現だと思いがちなのですが、多くの女性にとっては「仕事を一生懸命すること」は家庭より仕事が大事なことを意味してしまい、最悪の場合、妻を愛していないと受け止められかねません。
- 夫の何気ない一言が妻をイラつかせている。
- 育児への主体的な参加意識がない発言が問題。
- 育児には休みはない。仕事か家庭か、の問題ではない。
家事・育児に対する主体的意識のある男性は、正直稀な気がします。なぜなんでしょうね。部屋が汚くても死なない、親はなくても子は育つ、なんて、本気で信じてるんでしょうか?!
産後が大変なのは自立出来ていないから!こんな夫婦は要注意
里帰り中もコミュニケーションをしっかり
子供を産むときにしばらく里帰りをする妻が多いですが、里帰りしているうちに
夫は父親としての実感が湧きにくく、妻としては安心して過ごせた里帰りを終えて
帰ってきた後の夫の非協力に耐えられなくなるのです。
里帰り中は離れていてもまめにコミュニケーションをとるようにし、
夫が来たときは育児を体験してもらいましょう。
一人で我慢しない
また、里帰りから戻ってきたら、できる事から夫に家事をしてもらいましょう。
妻も一人で我慢することなく、してほしいことは言葉にしてしっかり
夫に伝えるようにしましょう。
夫が家事をする場合、家事には慣れていませんから完璧にはいきません。
夫が家事をする場合の完成度は6割でよいと思いましょう。
そして、家事を協力してくれた夫に感謝の気持ちを伝えましょう。
- 里帰り出産中、夫は父親としての実感がわかない。
- 里帰り中も、夫に来てもらって子育て体験してもらう。
- 家に帰ったら、我慢せずにしてもらいたいことを伝える。
何でも一人で頑張っちゃうと、ご主人は段々それに慣れてしまうんです。環境が変わった時に、最初からできるだけ「普通に」「気分よく」参加してもらえるように、妻側も努力しましょう。
自立できない夫婦は産後が大変?!
互いに人に押し付けない
相手に依存しない
私の両親は、母親の方が稼ぎが多く忙しいですが、母親は家のことをほとんど1人でこなします。父親に何も期待していないし、自分がする方が効率が良いのも分かっているので、割り切っています。父親は休みに趣味をしたり、お酒を飲んだり、マイペースに過ごしていますが、母親は父親を非難したりしません。
ただ自分のすべきことをこなすのみです。すると自然と父親が「これは僕がやっておくよ」と言い出すのです。人に押し付けるより、自分ができる限りのことをこなすことで、相手には言葉以上のものが伝わり、結果的に協力し合うことができます。とても良い夫婦関係を築いていますよね。
子どものためにも仲の良い夫婦で
私は現在夫と仲が良いですが、産後は多くの方と同じで、意識は子供にばかり向き、夫に触れられるのも嫌だった時期がありました。産後は赤ちゃんを守るという母性の方が上回るので、仕方ないことです。でもこのままでは、夫と産前のように仲良くしていけないと危機感を持ちました。
夫を愛しているからこそ、できた子供であるということを忘れないようにしました。そうやって少しずつですが、夫にも意識を向けていったのです。パパとママの仲が良いと、子供の情緒も安定します。妊娠という尊い時間を乗り越えて、産まれてきた子供は奇跡です。それを手にした夫婦なのですから、子供のためにもお互いに思いやる気持ちを忘れずにいましょう。
- 自分の母親は稼ぎも多く、家事も一人でこなしていた。
- 父親は休みを好きに過ごしていても、母は非難しなかった。
- 互いに仕事を押し付けず、自然に協力しあえる関係が良い。
- 産後は子どもにばかり向いた意識を、徐々に夫にも向けた。
- 子どものためにも、互いに思いやれるいい夫婦でいよう。
家事に無関心な父親でも、一人で頑張る母親を思いやって手伝う、というのは非常に理想的な関係です。でも、それってある意味割り切りがないとできない。生活ってリアルの連続だから。