自宅のトイレ掃除、みなさんはどれくらいの頻度でやっているでしょうか?
見えづらくても、意外に広範囲に汚れているものなんです。放置すると臭いや黄ばみの原因になったり、落ちにくくなったりしますから要注意です。
トイレ掃除のポイントについてご紹介しますね。
黄ばみがつく理由が知りたい!トイレの便座まで汚れるのはなぜ!?
意外と汚れているものですよ
1日で2,300滴。衝撃的な数字です。
便器からかなり離れた床や、壁にまで、尿が飛び散っています。
飛び散った尿は肉眼で見えにくいので、一見キレイに見えるトイレでも、お父さんや男の子が立ち小便をしていると、床や壁に尿が飛び散っている可能性が高いです。
便座の裏側も要注意です。
男性、女性に関わらず、座り小便をしていると、その跳ね返りの尿が便座の裏側にかかり、そのまま掃除を怠ると黄ばみに変化します。
私も飛び散りが気になるので、立ち小便は止めて座り小便に変えたのですが、座り小便にすると、便座を上げる機会が減ります。
時々、思い出して便座を上げると、こびりつく一歩手前の黄ばみが便座の裏にびっしり…ということもあります。
実体験として、トイレトレーニングを終えた幼児が、自力で便座に座ってトイレをし始めると、この跳ね返りが増えるような気がします。
「便座の裏」の汚れは女性の責任!?
女性が使用すると汚れるのが便座の裏側。はね返った尿が付着して、時間が経つとこびりついたり、悪臭を発生したりします。
女性は便座を上げる機会が少ないので、意外と気付かない場所です。
- 立小便では壁や床に、座っての場合は便座の裏に汚れが付く
- 女性が使用する場合は便座の裏側の汚れに注意
立小便で壁や床が汚れるため、座って用を足すように言われているお父さんや息子さんたちがいるという話を聞いたのは数年前のこと。自主的に座っているという男性がいることも聞いたことがあります。「見えないけど臭う」という状況、掃除する立場では一番の困り物です。
「黄ばみの原因」はコレ!!トイレの便座についた汚れはこうやって出来た!
黄ばみの原因は何!?
トイレは長く使っていると、どうしても黄ばんでくることがあります。
こまめにトイレ掃除をしているのにもかかわらずです。
黄ばみの原因は、尿石の付着が原因のことが多いですが、 尿石は、便器のふちの裏側に着きやすく、便器の水溜りの底にも付いて黄ばみとなってしまいます。
トイレの便器の黄ばみの原因の大部分は、尿石と呼ばれる、人間の尿の老廃物が二酸化炭素と反応し、炭酸カルシウムが結晶したものです。
この結晶がアンモニア等を吸収し臭いの原因となっています。
引用元-黄ばみ|トイレ掃除をしっかりやろう! トイレ掃除とそのポイント
便器に付着する黄ばみは、小水から出る成分です。
その主な原因は尿石となります。
尿石とは、リン酸カルシウムなどの無機汚れと、タンパク質が分解してできた尿素などの有機汚れが強固に結合したものを呼びます。
この尿石が便器に付着したままで放置しておくと落としづらくなる強固な汚れになり、黄ばみの原因になります。
黄ばみの汚れは、ゲストが来る前に大急ぎでトイレ掃除をしてもそう簡単に落ちません。
頑固な汚れの正体は尿石の蓄積
この黄ばみは便器の表面に尿石が堆積したものですから、こまめに掃除をしないと、汚れがこびりついてしまいます。
できてしまった尿石の層をきれいにはぎ取るのは大変です。
また尿石は嫌な臭いのもとにもなっていますが、これは雑菌が尿石を少しずつ分解する際にアンモニアなどのガスを放出するからです。
- 尿石がアンモニアを吸い、臭いの原因にもなっている
- 尿石はこまめに掃除しないと取れない
「掃除は後でまとめて……。」という声を聞くと、掃除が苦手な人なんだと分かります。トイレに限らず、汚れはできてから時間を置かずに取らないと厄介なものだからです。トイレも、使う度に簡単な清掃を心掛けると良いでしょう。
トイレ掃除【嫌な汚れを取る時のポイント】!便座の黄ばみを何とかしたいときの方法
汚れを見つけたらキレイにする習慣を
トイレ掃除に限らず、日々の汚れは気付いたときに放置しないことが大切ではないでしょうか。
汚いな…と思って見て見ぬふりをしてしまう習慣がつくと、汚れに気付きにくくもなりますよね。
気付いた時にささっと掃除する習慣をつけましょう。
汚れを見つけた時が掃除のタイミングです。
トイレ掃除は毎日!
キレイの秘訣は、毎日の掃除にあります。毎日の掃除と聞くと大変そうなイメージですが、毎日する掃除は3分で良いのです。
洗剤を付けたスポンジで便器内を擦り、トイレ用のウェットペーパーなどで壁と床を拭くだけで構いません。
これを毎日続けていれば、汚れが蓄積されることはないはずですよ。
使った人が掃除を!
トイレは家族みんなで使うもの。
だからこそ、みんなで日ごろ意識をすることがキレイなトイレに繋がっていきます。
特に男性が使ったあとのトイレは汚れがちですよね。
使った人が少し掃除をするだけで、掃除担当の負担軽減になりるはずです。
使った後に汚れがないかチェックするだけでも良いかもしれませんね。
- 汚れは放置しない
- 毎日やれば手間はかからない
- 使った人がキレイにする
汚れたものを放置して、汚れそのものや汚れた個所を増やすから、後でまとめての掃除の場合、大変な作業になるのです。汚れたら拭く、ゴミが落ちたら拾って捨てる。その都度やると、あまり大変な感じはしなくなるものです。
黄ばみには「お酢と重曹」が効果的!?トイレ便座の汚れを落とす方法とは?
重曹はトイレ掃除にも活躍!
便器の汚れに効果的な方法はいくつか存在するが、一度試してほしいのが、重曹を使う方法だ。
その前に、便器の水分をトイレットペーパーなどで拭き取っておいてほしい。
できれば、便器の中に溜まっている水も抜いておいてほしい。
トイレの元栓を閉めてハンドルを回せばタンクの水が全て流れるはずだ。
詳しい元栓の閉め方はトイレの元栓の閉め方、開け方と水位の調整方法で確認しておこう。
重曹+酢(クエン酸)の威力
水気がなくなったところで、粉上の重曹を黄ばみがひどくこびれ付いている箇所にふりかけよう。
次に重曹をかけた部分にお酢をかけてあげよう。
すると、泡が発生する。
その泡が汚れを落としてくれるのだ。
1時間~2時間ほど放置して、汚れを浮かしてから拭き取ってあげればきれいになるはずだ。
また、お酢以外にもクエン酸を使う方法も存在する。
クエン酸はホームセンターに置いてあるので、すぐに準備できるはずだ。
この方法も同じく重曹をかけた後にクエン酸をかけてあげることにより泡が発生して汚れを落としやすくするのだ。
その際、泡が流れてしまう場合はトイレットペーパーをかぶせてあげることで、効果を長持ちさせてあげることができる。
引用元-トイレ黄ばみの落とし方
- 掃除の前に、便器の水を抜いておく
- 重曹と酢(クエン酸)でできた泡が汚れを浮かせてくれる
市販の洗剤も、良いものはたくさんありますが、重曹とお酢(クエン酸)でも十分な効果はあります。重曹のメリットは、安価で、手に入りやすいこと、トイレ掃除以外でも利用できることなどが挙げられます。お風呂のドロドロ汚れにも重曹+酢は効果ありです。
年に1~2度以上はトイレの大掃除をしよう!便座の黄ばみの防止対策
温水洗浄便座全体を外して、年に1~2度は大掃除を
温水洗浄便座などの手の届きにくいところは、年に1~2度は家族みんなで掃除をするのがオススメ。そうすることで日頃から汚さないように心掛けるようになるはずです。
準備するもの
- トイレ用洗剤または中性洗剤、トイレ用お掃除シートまたは雑巾
- 綿棒または割り箸
- やわらかい布
温水洗浄便座の大掃除
- まずプラグを抜いて、便座・便ふたを取り外します。
- 便座・便ふたの本体取付部の間はホコリがたまりやすいところなので、トイレ用洗剤を吹き付けるか薄めた中性洗剤を浸したやわらかい布で拭き、最後は水拭きで仕上げます。細かい部分は、綿棒か割り箸に布を巻いたもので行いましょう。
- 便座取付面は、小便が入り込んで黄ばんだ汚れがつき、ニオイの原因になりやすいところ。湿らせた柔らかい布にトイレ用洗剤か薄めた中性洗剤をつけて拭き、最後は水拭きで仕上げましょう。
- 温水洗浄便座も、年1~2回は掃除を
- 温水洗浄便座の清掃の手順と注意点
温水洗浄便座は、便利だしありがたい機能がたくさんありますが、それだけに、簡単に掃除できない箇所もあります。電気を使っているため水の扱いには注意です。毎日とまではいかなくても、定期的に掃除して、トイレをキレイに保っておきましょう。