ネバネバ食材は健康に良いと言われていますが、その健康効果を詳しくご存知ですか?
納豆・オクラの健康効果と納豆の糸を切る方法や裏技ををご紹介します。
疲労回復にも効果的な納豆を使た味噌汁レシピも、是非一度試してみてくださいね。
「健康に良い!」というネバネバ食材とは?
ネバネバの正体と働き
ネバネバ食材というと、オクラ、納豆、山芋、めかぶ、なめこ、モロヘイヤなどがあるが、これらの「ネバネバ」の正体は「ムチン」という成分。
ムチンはタンパク質と多糖類が結合したもので、ヒトの消化器官・呼吸器官の粘膜の主成分でもある。
ムチンのはたらきとしては、胃腸の粘膜の保護、免疫力の向上、タンパク質吸収の促進(それによって疲労回復が促される)など。
内臓が疲れやすい夏には、ぜひとっておきたい成分なのである。
さらに、腸で糖質が吸収されるのを防ぐ働きもあるから、ダイエットにはぜひ積極的に利用したい。
それだけでなく、各ネバネバ食品にはこんな嬉しい働きがある。
■オクラ
オクラに含まれるぬめりには、コレステロールを減らす作用や整腸作用、血糖値の急上昇を防ぐ働きがある。
血糖値は、上下の振れ幅が大きいほど脂肪を吸収して太りやすくなるため、食事の最初にオクラを使った総菜や味噌汁を食べるのが◎。
■納豆
納豆の原料である大豆には、アディポネクチンという成分が含まれている。
これには体内で脂肪酸を燃やす働きがある。
また、納豆に含まれるナットウキナーゼという酵素には、血栓を溶かして動脈硬化を防ぐ働きも。
- ネバネバの正体はムチンという成分
- ムチンは健康にもダイエットにも効果的
- オクラのうれしい効果
- 納豆の嬉しい効果
ネバネバした食べ物は健康にいいイメージがありますが、具体的にどんな働きがあるかは知らなかったので勉強になりました。食欲がないときやつかれているときは、ネバネバ料理で元気になりましょう!
健康効果について|ネバネバ食材の「納豆」
血圧降下効果
血圧を上昇させる働きのあるアンギオテンシンを阻害することは、血圧の上昇を防ぐことにつながります。
納豆の中には、このアンギオテンシンの働きを妨げる効果のあることが確認されています。
宮崎医科大学の丸山真杉教授は、ラットに納豆から調整したものを投与しその血圧への影響を見たところ、3時間後には全てのラットに血圧の低下が認められました。
また、血圧の高い5人の成人に納豆から調整した乾燥物(納豆約200g相当量)を毎日飲ませ続けた結果、5人中4人が降下傾向にあることが認められました。
納豆菌の整腸作用
納豆菌の腸内細菌に与える影響を見るため、豚やラットに納豆菌を加えた餌を与えたところ、小腸の上部で乳酸菌群が増加したという報告がされています。
また東京都立食品技術センターの細井智弘氏は、試験管内で小腸上部付近の内容物様のものに乳酸桿菌ラクトバチルスと納豆菌を加えて、納豆菌による乳酸桿菌への増殖の変化を見ました。
その結果、納豆菌を添加することによって善玉菌である乳酸桿菌ラクトバチルスが増加することを確認しました。
引用元-納豆の効能
- 納豆には血圧を下げる効果が期待できる
- 納豆菌は乳酸桿菌ラクトバチルスを増やす働きがある
納豆は高血圧の方にもおすすめの食材なのですね。母が高血圧なので、私も予防のために納豆を食べるよう心がけようと思います。善玉菌を増やす効果もあるので、腸内環境も整えられるのが良いですね。
糸を切る方法はある?納豆のネバネバが苦手…
納豆の糸は、待っていれば切れる
納豆の糸を切る方法。
それは、ただ待つだけです。
納豆ごとご飯を箸に乗せ、宙に浮かせたら、そこで静止します。
糸で茶碗まで繋がれているはずですが、そのまま待ちます。
1秒から数秒で、納豆の糸は全て落ちている、はずです。
特に醤油を混ぜた納豆は、塩分により、糸が切れやすくなります。
水分も糸が重くなるという点で有効です。
余談ですが、味噌汁が有効だとされるのもそのためでしょう。
箸を動かすことで糸が伸びてしまう
後半部分の解決篇では、この納豆の糸が切れなくて困るというのは、納豆の性質というよりも、人間の焦りという心理的要素が大きく関わっていることがわかりました。
この糸をなんとかしたいと、人は箸を動かしますが、それがさらに問題を大きくしていた訳です。
また、口から箸を出す時でも、焦らずゆっくりを心がければ、勝手に糸は切れてくれる、とのことでした。
- 納豆の糸は、待っていればすぐに切れる
- すぐに糸を切ろうと箸を動かすと、糸が伸びて逆効果
納豆の糸を切るには味噌汁に箸をつければいいというのは聞いたことがありましたが、そんなことをしなくてもただ待っていればいいのですね。たしかに箸を使って納豆の糸を巻き取ろうとする人も多いですが、そうやってもなかなか糸は切れないですよね。
味噌汁に浸すだけ!?納豆の糸を切る裏ワザをご紹介☆
糸を上手に切る裏ワザ
納豆を食べるときどうしても気になるのが、納豆の糸の行方です。
納豆からお箸、お箸から口元へと伸びた糸は、思わぬところで切れたりしぶとい伸びを見せたりして中々手ごわい相手です。
糸が落ちて食器やテーブルを汚してしまうこともありますよね。
そういうときに使えるとても簡単な裏ワザがあります。
納豆を食べる前にお箸の先を味噌汁に少しだけ浸すのです。
味噌汁に浸けてから納豆を食べるようにすると、納豆の粘り気はそのままに、余分な糸が出来にくくなるのです。
味噌汁に箸をつけると糸ができにくくなるメカニズム
これは、味噌汁に含まれる水分や塩分、それに味噌汁の温度が、糸を安定させているフラクタンという成分を不安定にし、糸が伸びる前に切れるようにしてくれるためです。
あのネバネバが鬱陶しくて納豆が嫌いだという人も多いと思いますが、この裏ワザを使えばだれでも簡単に、楽に納豆を食することができます。
ぜひ試してみてください。
- 納豆の糸が伸びるのが嫌なら、納豆を食べる前に箸を味噌汁につけると◎
- 味噌汁の温度によって糸が切れやすくなる
味噌汁が納豆の糸予防に効果的なのは、味噌汁の成分が影響しているのかと思ってましたが、温度によるものだったのですね!納豆と味噌汁は定番の組み合わせなので、ぜひ一度試してみてくださいね。
疲労回復にも効果が!納豆を味噌汁に入れてネバネバも解消☆
納豆は水洗いするとビタミンB1が失われてしまう
疲れたときにはネバネバ、ネバネバといえば納豆です。
そんな納豆をアレンジしたレシピを一つ。
納豆は健康食品の代表格、豚肉と同じくビタミンB1が含まれ、疲労回復にも効果が期待できます。
コスト的にも、栄養的にも、豚肉より取り入れやすいと思うのですが、あのネバネバやにおいが苦手という人が結構多いんですよね。
だから、納豆を取りいれたレシピは、水洗いなどをしてネバネバを取り除いたものが多いんですが、水洗いするとせっかくのビタミンB1が、水に溶け出してしまいます。
ネバネバそのものも重要で、血糖値を下げ、カルシウムの吸収をよくするムチン、頭の働きを助けるグルタミン酸が含まれているのです。
納豆を味噌汁の具材として使うのがオススメ
したがって、納豆をアレンジする際には、水に流さない事が重要なんです。
そこでお勧めしたいのが、納豆味噌汁(納豆汁)です。
作り方はとても簡単で、味噌汁の具に納豆を入れるだけ。
ネバネバもなくなりますし、匂いも抑えられます。
そして、入れる前の納豆は良く混ぜておくことでうまみが増します。
自分も良く食べますが、簡単でおいしく、本当にお勧めです。
味噌汁そのものの効能については、先日の記事ご飯と味噌汁で疲労回復に書いていますが、それに加えて納豆のメリットがプラスされるのです
- 納豆を水にさらすと、ビタミンB1やムチンが失われてしまう
- 納豆の大事な成分を失わない料理としておすすめなのが、納豆味噌汁
- 納豆独特のにおい・ネバネバも軽減
納豆を味噌汁に入れるというのは、面白いアイデアですね!私の夫も納豆のネバネバやにおいが苦手なのですが、納豆味噌汁は試してみる価値がありそうです。手軽に作れるので、忙しいときにも良いですね。
ネバネバ味噌汁レシピ☆簡単♪納豆とオクラを入れるだけ!
夕食にオクラ納豆汁はいかが?
今回は、 味噌汁 の簡単 レシピ ・ オクラ 納豆 汁です。夕食で 納豆 を食べると、血液サラサラになるんですよ~。
一緒にネバネバ食材の 納豆 と オクラ を、。
味噌汁 に入れた 納豆 汁です。
ネバネバ食材の オクラ と 納豆 で、簡単に出来る体にいい 味噌汁 です。
それでは、オクラ納豆汁を作っていきましょう。
オクラ納豆汁の作り方
1 フライパンに麦味噌・生姜の微塵切りを入れて混ぜ、中火弱にかけて5~6分、両面を香ばしく焼きます。
2 そこに、出汁を少しずつ加えて味噌をのばし、ボウルに移して冷ます。
3 オクラは塩茹でしてから、輪切りにして用意しておきます。
4 納豆をすり鉢ですって粘りを出し、出汁を少しずつ加えてのばしていきます。
5 そこに、オクラと胡麻を散らせば出来上がりです。
- 夕食の汁物に、オクラ納豆汁がオススメ
- オクラ納豆汁の作り方
レシピをみるだけでおいしそうなのがわかりますね。麦みそ・しょうがをやいたり、納豆をすったりと手間はかかりますが、栄養満点で食べやすいはずですよ。ネバネバ食材だけでなく、麦みそや生姜、ゴマと健康的な食材が満載です。