ダイエットに最適な筋トレは、食事前と食事後のどちらなのでしょうか?
筋トレを食事前に行うメリットと筋トレを食事後に行うメリット、ダイエット中に筋トレするときのタイミングについてわかりやすくまとめました。
ダイエット目的の場合、食事前の筋トレが断然効果的ですよ。
食事前か食事後か?筋トレをしてダイエットする場合は
筋トレは食事の前後どちらに行う?
筋トレでダイエットするには食事前、食事後タイミングはどちらがいいのでしょうか?
- 筋トレは食事の前後どちらに行う?
ダイエット中、筋トレはどのタイミングで行うべきか悩んでしまいますよね。せっかく筋トレをするならより効果的なタイミングで続けたいもの。食前と食後では、筋トレによる効果は異なるので注意しましょう。
筋トレダイエットに最適なのは食事前、食事後どっち
ダイエットに成功するかどうかは、食生活による
筋トレは痩せて出来上がる体型に影響しますが、痩せる原動力にはならない。
食事のタイミングは自分の体の調子の良い方を選べばいい。痩せるかどうかは食生活次第。
今までより摂取カロリーが減れば痩せる。
運動後に食事をしたほうが、より脂肪が分解される
ダイエットで痩せるために必要な酵素。
それが「リパーゼ」。
脂肪細胞内に存在します。脂肪を脂肪酸とグリセリンに分解するのです。
リパーゼが活性化するのは、空腹時と運動時です。さらに運動時には、筋トレ直後、有酸素運動開始から約20分後に活性化します。
したがって、運動後に食事をしたほうが良いということになります。
また、摂取する食品と摂取する方法により、脂肪はドンドン分解されます。
- 筋トレは体型を引き締めるのに効果的だが、痩せるかどうかは食事次第
- 痩せるために必要な酵素「リパーゼ」は運動後・空腹時に活性化する
- 筋トレ後に食事をしたほうが、脂肪は分解されやすい
脂肪を分解するには、筋トレ後の食事をした方が良いのですね。ダイエットに欠かせない酵素について、あまり詳しく知らなかったので勉強になりました。筋トレと有酸素運動では、酵素の活性化にかかる時間が異なるので気をつけましょう。
食事前?食事後?ダイエット中に筋トレするときは
筋トレは食事と食事の中間のタイミングで行うのがベスト
筋トレを行う理想的な時間帯というものがいろいろあるといわれています。この理想的な時間帯についてですが、これを考えていく時には、ほかの要素との関係で考えていくのが一番だといいます。
この要素のうちの一つに食事の時間帯との兼ね合いというものがあります。食事は、筋トレの観点からすると非常に重要です。というのも、筋トレは、筋肉をいったん破壊するという作業が含まれています。
この破壊された筋肉を回復させ、より大きな筋肉に作り替えていくことを促すのが、筋トレの大きな目的です。この筋肉の修復の時には、栄養を欠かすことはできません。ですから、食事というものは筋トレの時には切っても切り離すことができない要素の一つになってくるのです。
では、食事との関係を見ていった場合には、筋トレの理想的な時間帯というのはいつごろでしょうか?結論から言うと、筋トレは、ちょうど食事と食事の間に行うのが理想的だと考えられています。
空腹時の筋トレはNG
よく空腹の状態で筋トレをする人がいます。実は、これは筋トレの観点からすると逆効果になります。というのも、必要なエネルギーがありませんから、自分の筋肉を分解してそれをエネルギー源に充てようとします。これでは、筋トレをしても効果は上がりません。
ですから、食事をすることで、十分にエネルギーがある状態で筋トレをするといいでしょう。
また、筋トレのあとは筋肉が破壊されて修復をする必要がありますから、栄養補給のための食事をする必要があります。このために、食事と食事の合間を取った時間帯が筋トレの理想的な時間帯になってくるのです。
- 筋トレの目的とは?
- 筋トレを行うのは、食事と食事の間がベスト
- 空腹時の筋トレは逆効果なのでNG
脂肪を分解するには、筋トレ後に食事をするのがよいとのことでしたが、空腹時の筋トレにはデメリットがあるため注意が必要です。筋肉の発達を妨げないためには、食間にトレーニングをするのがベストだと言えるでしょう。
筋トレを食事前に行うメリットは何?
脂肪がエネルギーに変換されやすい
食前(空腹のとき)に運動をするメリット
・体内における糖分の血中濃度が低いので脂肪がエネルギーとして使われやすい
・運動後に食事をすることで摂取した栄養が使われた筋肉のほうへ運搬されやすい(脂肪になりにくい)
糖分の血中濃度が高いときだと、そのまま糖分がエネルギー源として使われます。(身体にとって効率的なため)しかし、糖分が枯渇している空腹時の運動エネルギーは貯蔵庫である脂肪から引っ張ってくる必要があります。(脂肪燃焼を目的とするなら効率的)
食事の栄養が筋肉になりやすい
運動後に食事をすることで、普段だったら貯蔵庫(脂肪)へ向かうはずの栄養も疲れている筋肉のほうへ送らなければいけなくなります。このことから摂取した栄養が余らずに脂肪になりにくい食事をすることができます。
- 脂肪がエネルギーに変換されやすい
- 食事の栄養が脂肪ではなく筋肉に使われやすい
脂肪がたっぷりついているのが気になる場合は、食事前に筋トレをしたほうが良さそうですね。また筋トレ後に食事をすると、食事の栄養が脂肪に代わりにくいというのもうれしいです。たくさん食べる前は、筋トレをしておくと良いかもしれませんね。
筋トレを食事後に行うメリットは何?
質の良い筋トレができ、体調不良のリスクが少ない
食後(空腹でないとき)に運動するメリット
・糖分の血中濃度が充分にあるので運動自体の質が高くなる(より重いものを、より長い距離を、より早く運動できる)
・貧血やめまいなどを引き起こすリスクが低い
筋肉がエネルギーに分解される可能性が低い
・血中糖分からのエネルギー → 脂肪からのエネルギー → 筋肉からのエネルギー という順番でエネルギーを使うので筋肉が分解されることはほとんどない
運動効果を高める上で糖分の血中濃度は重要です。マラソン選手が試合前に炭水化物(パスタなど)を摂取するようにお腹が空いている状態では運動のパフォーマンスに差が出てしまいます。体内のエネルギーを使用する順番は上記の通りなので、カタボリックを引き起こすことはほとんどありません。
- 質の良い筋トレができ、体調不良のリスクが少ない
- 筋肉がエネルギーに分解される可能性が低い
筋肉がある程度ついている状態なら、食事後に筋トレをしたほうがせっかくつけた筋肉が失われる可能性が低くていいですね。また空腹時に筋トレをすると体調が悪くなる人は、食後の方がいいかもしれません。
食事前が断然ダイエットには効果的!!
脂肪燃焼が目的の場合
食前の運動が最も効果的です。脂肪から直接エネルギーを補給する働きは無視できません。デメリットのひとつである筋肉の分解も別のタイミングで筋トレをすることで影響を最小限にすることができます。しかし貧血などのリスクはしっかりと考えて運動をしましょう。
脂肪燃焼が目的の場合は、食前に有酸素運動を行い、食後にちょっと筋トレをいれるのがベストです。
筋肉をつけることが目的の場合
食後の運動が最も効果的です。筋肉をつけるためには運動パフォーマンスの質が第一です。限界の重量、限界の回数を増やしていくことでしか筋肉は増えません。なので体内の栄養が満ちている状態のときこそ一番の筋トレタイミングです。有酸素運動は行わないほうがより効果があります。(カタボリックがなく常時アナボリックにできるため)
筋肉をつけることが目的の場合は、食後にがっつりと筋トレをするのがベストです。
- 脂肪を燃やしたいなら、食前に有酸素運動・食後に軽い筋トレが◎
- 筋肉をつけたいなら、食後にしっかりと筋トレを行う
脂肪を減らすのが目的の場合、一番効果的なのは食事前の筋トレとなります。しかし食事前の筋トレは貧血などの体調不良を引き起こす可能性もあるため、体調に異変があるときはすぐに休むようにしてくださいね。