我が子を可愛く思う故に、つい、成長度合いを周囲の子どもと比べてしまうものです。
でも、それは親や本人に無用なストレスをもたらすだけで、本来のその子の成長ペースを尊重できれば、それが一番ではないでしょうか。皆さんの実体験も含めて、参考情報をまとめました。
どんなときに感じる?赤ちゃんの成長が遅いかも・・気になるのは?
赤ちゃんの成長が遅い…?
「子供の成長には個人差がある」
頭では分かっていても、ついよその子と比べてしまうのが人間です。
同じ月齢の赤ちゃんができていることが我が子にできないと成長が遅いのでは…と不安になって色々調べてしまう人もいると思います。
その結果、うちの子はなにか異常があるのではないかと疑ったりしてしまいます。
また自分の子育てが悪いからではないかと自分を責める人も少なくありません。
私もそうだったので分かりますが、赤ちゃんの成長が遅いと頭では「人それぞれ」と思っていても気になって当然かと思います。
心配するのは我が子を思ってのことです。
しかし、考え方を少し変えることで、悩みが解消できることもあります。
赤ちゃんの成長が遅いと感じる時
まず、ママやパパはどんな時に「赤ちゃんの成長が遅いかも?」と感じているのでしょう?
- 首がすわらない
- はいはいをしない
- お座りをしない
- つかまり立ちをしない
- 歩かない
- 身長や体重の増えが悪い
このように、目で見て分かる運動能力の成長について「遅い」と感じる人が多いようです。
同じ月齢の子が集まる健診や児童館などで比べてしまいやすいのかもしれません。
- 成長には個人差があると分かっていてもつい比べてしまう。
- 考え方を変えれば悩みが解消することもある。
- 目で見てわかる運動能力の差で成長が遅いかもと感じる。
ついつい同月齢の他の子どもと比べてしまうのは避けられない心情ですよね。でも、比べられる赤ちゃん当人にとっては、迷惑な話でもありますよね。3年単位くらいで考えれば僅かな差でも、幼い子どもを見る目はある意味厳し過ぎる。
個人差が!赤ちゃんの成長が遅い・早いは個性と思って
性格が成長スピードを左右
ずっとお座りをしているのんびり屋の子、ずっと動き回っている好奇心旺盛な子、ずっと泣いている子、笑っている子など、子どもの性格は十人十色ですが、子どもの性格は成長のスピードを大きく左右する要素です。
動き回っている子のハイハイが早いのは当然ですし、座ってばかりの子が立ち上がるのが遅いのは当然と考えましょう。焦る必要はありません。
これは運動的なものだけではなく、言葉にしても同様です。
例えば積極的な子は、聞いた言葉や覚えた言葉を実際に発してみるようになりますが、慎重派の子は頭で理解していても言葉に出すことをしないことがあります。
その子のペースを重視
実際にママ友の中には、子どもの言葉が周囲より遅いことを心配して定期的に専門家に確認してもらっていた人もいます。
その子は少し離れたところから観察しているタイプのお子さんで、言葉も歩くのも平均より多少遅れていました。
しかし、話しかけると内容について「うん」などときちんと返事もします。頭では理解しているのです。
幼稚園に入って、親から離れ同じくらいの子どもたちと接する機会が増えたことにより、その子はそれまでが嘘のように活発な子になり、言葉も運動も全く周囲に引けを取らない状態になっています。
成長も発達もその子のペースがあると考え、見守ってあげましょう。
引用元-ベビコ 子育てから学ぼう
- 子どもの性格は十人十色。性格が成長スピードを左右。
- 積極派と慎重派では、言葉にして発するかどうかが違う。
- 幼稚園に入って活発に転じる子どももいるので、見守る。
大人が目に見える範囲で判断する成長と、表には出ないけれど本人の中で育つ成長とがあって、目に見える範囲だけで判断しないで欲しい、というのが子どもの感じ方ではないでしょうか。つまり、大人都合で判断しないで、ということでは?
成長が遅い病気??発達障害の赤ちゃんについて
発達障害とは
発達障害とは、主に先天性の脳機能障害が原因となり、乳幼児期に生じる発達の遅れです。
精神障害や知能障害を伴う場合もあります。
発達障害は、症状の特徴によりいくつかに分類されますが、いくつかの発達障害を合併することもあります。
また、知的障害や精神障害が合併していることもあります。
発達障害の原因
はっきりしない原因発達障害の原因は脳機能の障害とされていますが、なぜ脳機能障害が起こるのかということは、はっきりとしていません。
わが子の発達障害が発覚して、自分を責めてしまう母親もいますが、しつけや育て方、環境などが原因ではありません。
本人の怠慢などでもありません。
発達障害の分類と特徴
発達障害の特徴は、先天性の障害だということ、障害は生涯にわたるということ、障害が発達の過程で(年齢とともに)現れてくるということが挙げられます。
発達障害は、発達障害者支援法により定義付けられ、主に広汎性発達障害・学習障害(LD)・注意欠陥多動性障害の3種類に分類されています。
自閉症やアスペルガー症候群は広汎性発達障害に含まれます。
引用元-発達障害療育の糸口
自閉症は、一般的に3歳ぐらいまでは判断することは難しいです。自閉症の赤ちゃんでも、他の赤ちゃんと変わらないことも多いですし、逆に1歳半頃までは他の子と同じように成長していたのに2歳になった頃から発達が停滞し始めるといったこともあります。
ただし、赤ちゃんによっては成長の過程で特徴的な症状が現れることもあるので、気になる場合は一度小児科か乳幼児健診の際に相談することをおすすめします。
生後3ヶ月頃
ママと目を合わせようとしない、抱っこをいやがる、笑わないといった症状がみられる場合があります。
赤ちゃんは本来、ママに対して絶対的な安心感があるので、ママの目を見つめたり抱っこしてもらって泣き止んだりするのが一般的です。
しかし自閉症の赤ちゃんは、おっぱいをあげているときも視線が合わず、抱っこを嫌がって泣くという傾向が強くなります。
生後6ヶ月前後
常に動いていたがる多動の傾向がみられます。落ち着きがなく、抱っこされていても常に周囲を見回しています。
また、この時期は一般的に人見知りを始めてママから離れることを嫌がりますが、自閉症の赤ちゃんは特に抱っこを求めず、ママの後追いをすることもあまりありません。
1歳頃
一般的には、指さしでママに自分の見ている物を示したり欲しい物を要求したりしますが、自閉症の赤ちゃんはママの手を自分の手の代わりに使うクレーン現象を見せる傾向があります。
他にも言葉の発達の遅れや偏りがある、周囲への関心が薄いので呼びかけても応じない、親や人の真似をしないという症状が目立ちます。
引用元-こそだてハック
- 発達障害とは、脳機能障害による発達の遅れの事。
- 脳機能障害の原因は、本人でも親の責任でもない。
- 発達障害の特徴は、先天性で生涯にわたる。
- 自閉症やアスペルガー症候群は広汎性発達障害に含まれる。
- 赤ちゃんによって、3歳くらいまで判断が難しい。
- 自閉症の赤ちゃんはママと目を合わせなかったりする。
- 自閉症の赤ちゃんは6ヶ月くらいで多動性が見られる。
- 1歳頃には、ママの手を自分の手代わりにすることも。
自閉症の傾向を感じれば、早めに小児科に相談するのが良いのかも。先天性の障害は、本人にも親にも責任はないことをわかっておかないと、精神的に厳しいですよね。でも、できればそれを個性として尊重できるのが理想でしょうね。
ママのストレスの原因に・・赤ちゃんの成長の違いを比べてしまう
走れないし、階段も上れない
1歳7ヶ月の息子がいます。
赤ちゃんの時からすべての成長がゆっくりめで、かつ、かなり慎重な性格で、数ヶ月遅く生まれたお友達とできる事が共通する事が多いです。
同じ時期に生まれたお友達はもう走っていたり、階段を上れたり、言葉をかなり話しているのに、息子はまだ走ろうともしない、階段も上れない、言葉は「マンマンマ・・・」と「ブーーー(車や電車など)」だけです。
オモチャを「貸して」「どうぞ」もできません。このままじゃいけないと思って、家で色々教えてはいるのですが、本人のやる気がないようで、一向にできる気配がありません。
集団生活の方が成長は早い?
先日、保育園に通っているお友達と遊んだのですが、息子より数ヶ月遅いにも関わらず、活発に走れるし、言葉もいっぱいしゃべるし、好奇心旺盛でイキイキしていました。
お友達のママは、
「家で教えなくても、保育園で全部覚えてきてくれるから、すごく楽〜♪」
と言っていました。うちの息子は、私が一生懸命教えても全然覚えてくれないのに・・・。
正直言って、すごく羨ましかったです。
もともとない自信を、ますますなくしてしまいました。やっぱり、集団生活している方が成長は早いですよね?
素人の私が試行錯誤しながら教えるよりも、保育園に通わせて育児のプロにお任せする方が、息子も混乱しないだろうし、幸せなのでしょうか?引用元-教えて!goo
遅れていても周りと一緒にやれる
うちも上の子がちょっと遅れていました。まさに数カ月遅く生まれた子と同じような感じでした。
12か月で数歩歩けるようになったのに、怖がりで人前で歩こうとせず、保育園で自発的に歩くようになったのは1歳3カ月位になってからでした。言葉も、検診で指摘されるほどではないものの、目標をギリギリクリアくらいのレベルで、1歳半頃は、たしかこちらがゆっくりかみしめるように言い聞かせたことは単純なことならやっと理解できるレベル。
単語も10〜20語程度で、「ママきた」とか必要最低限度の2語文がなんとか言えるくらいだったと思います。
何より凄まじい人見知り場所見知りで、そもそも検診の先生とのコミュニケーションは不可能で、先生が私の言った言葉を信じて診断をくだしたようなものだと思います。(全部パスでした)
この凄まじい人見知りは3歳児検診の頃まで続きました。で、この子は1歳になった頃から保育園に通い始めたのですが、こんなに遅れていた我が子でも、なんとかみんなと一緒にやっていました。
引用元-教えて!goo
1歳7ヶ月の子どもがいるが、周囲より遅れている。
- 保育園に通うお友達の方が活発でイキイキしていた。
- 保育園に通わせて、プロに任せる方がよいか。
- 自発的に歩くようになったのは、1歳3ヶ月くらいから。
- 1歳から保育園に通ったが、何とか周りとやって行けた。
周囲の子と違うことが個性だ、と思って見守れる親は少ないと思います。我が子が可愛いければ可愛いいほど、周囲との遅れが気になってしまうのはよくわかります。でも、乳幼児を責める気持ちを持つのはNG。そのままを愛して。
成長を促進!赤ちゃんの脳を発達させる方法
五感を使って脳を刺激
わが子は賢く育ってもらいたいと、親であれば思うものですが、赤ちゃんの子育て方法って沢山ありすぎて何を取るべきなのか迷うものです。
我が家でも、子供に対してどう育てていこうかと方針を色々考えてきましたが、実際のところ何が良いのかって良くわからずにいました。
ある統計によると、赤ちゃんには、五感を使った脳の刺激がとても大切で、手や足の運動、味覚や人とのかかわりが必要と言われています。まだ寝ているばかりのうちから、どんな生活環境にさらされるかが、脳の発達に大きく影響を表すと専門家の間でも実証されています。
引用元-いくしぇあ
脳の発達のために
1 運動をさせる
2 沢山の人と触れ合う
3 沢山話しかける
4 手遊びをする
5 手作りで色々な味を
6 テレビやスマホは程ほどに引用元-いくしぇあ
赤ちゃんの脳を発達させるためには、あらゆる分野の刺激が大切と言われています。賢い子供に育つためには、小さなうちから学力を向上させるような取り組みが重要ではありません。
味覚、聴覚、視覚、社会性など、幅の広い経験から刺激を与えることが何よりも大切です。良い音楽を聞かせる、運動をさせる、人とのかかわりを持たせるなど、色んな経験が良い成長を促すとされています。
脳の成長を促すために、小さな赤ちゃんのうちから、親子で楽しみながら色々な取り組みをしていきましょう。
引用元-いくしぇあ
- 子育て法はたくさんあり過ぎて迷うもの。
- 五感を使った脳の刺激が非常に重要らしいと知った。
- 脳の発達に有効なのは、運動や手遊び、大勢の人との触れ合い等。
- 良い音楽や運動等、幅広い経験をさせることが脳への刺激になる。
あまりにも美しい景色を見せると情緒不安定につながる、といった論があったこともありましたが、本来、体感は脳への刺激になることは間違いないでしょうね。そこから何を得て、自分の中に何を形成するかは、やっぱり個性なのかも。