初めての妊娠は、戸惑う事ばかり。しかし、徐々に変化する身体と共に、母親になるという自覚も養われていきます。
しかし、男性は身体の変化もなにもありません。父性を養うためには努力が必要なのです。
旦那さんを妊婦検診に連れていくところから始めてみませんか?
連れて行く必要があるのはなぜ?旦那と一緒に産婦人科の診察へ
変化が分かるのは女性だけ
夫は妊娠初期の間はあまり実感がわかない
妊娠後期になるとお腹も大きく、外から見てもお腹の中で動いているのがわかるので実感しやすいですが、妊娠初期は見た目の変化がないので、旦那の立場からするとあまり実感がわきません。
妻が「気持ち悪い」とか「具合悪い」と言われても軽く受け取ってしまいがちです。
この傾向は二人目以降になると慣れているので、特に顕著に。
夫には「子供が産まれてくる」という実感があまりありません。
実際に子供を見ると現実味を帯びる
病院ではエコー写真では見られない子供の姿が見られる
病院では動く子どもや、表情や手足等、色々な姿を見ることができます。
エコー写真で見る姿とはまったく違います。
お腹が大きくなってなくても6ヶ月もすれば立派に人の形をしています。
母親である人にはわかると思いますが、実際に見る子供の姿は違った印象がありますよね
子供は二人のもの
1回は妊婦健診に夫を連れて行きましょう。
- 今お腹の中に2人の子供がいることを再認識する為
- 夫に数カ月後には父親になることを自覚させる為。
いろいろな意味があると思いますが、行けば感じることがたくさんあります。
- 妊娠初期は、変化を感じるのは女性のみ
- 実際にエコーを見ると、実感がわきやすい
- 妊婦検診に行って、父親になることを自覚してもらうべき
女性の場合は、明らかに体の変化を感じるので実感しやすいですが、父親は全くわかりませんよね。産婦人科は圧倒的に女性が多いので嫌がる男性もいるとは思いますが、そこをあえて連れて行くことに意義があると思います。
おすすめ!一緒に産婦人科を受診しよう!旦那の父性を養うために
父性を養うのは難しい
妊婦検診で赤ちゃんの存在を身近に感じることで、早い段階から父性に対する準備が出来ます。
母親が妊娠期間中に、母性を育むのと同じです。
女性はお腹の中に赤ちゃんがいますし、ホルモンの関係で母性は自然と現れてきます。
しかし、男性には実感がイマイチ湧きづらく、出産前に父性を養うのは難しいんです。
夫婦で一緒に出産を迎えたいのなら…
エコーを一緒に見て実感を得る、父親教室に参加するなど、赤ちゃんが産まれてくるんだ!と言うのを、実際に目で見たり体験することで父性を早く芽生えさせることが出来ます。
日本では、まだまだ旦那さんと一緒に、妊娠出産に取り組むと言った体制が整えられていない気がします。
アメリカやヨーロッパでは、妊婦検診に夫が同伴するのは当たり前。
夫婦で一緒に出産を迎える意識を、妊娠期間中に養います。
そのため、産まれた後も父親と子供の結び付きは強いと考える研究もあります。
もし、自分がこれから旦那さんと出産を迎えたいという意識があるのなら、夫婦で一度検診についても話し合ってみるのも良いかもしれませんね。
- 妊婦検診に行くと、父性を芽生えさせるきっかけになる
- 欧米では、妊婦検診に旦那さんが行くのは当たり前
- 妊娠期間中に、赤ちゃんを迎え入れる準備を夫婦で行う事
私は2人子供がいますが、うちの旦那は1回行ったか行かないか、そんな感じでしたね。妊婦検診は土曜日も行っていますが、やはりとても混んでいます。平日に行った方が楽なんですよね。しかし、産まれてからの事を考えると、旦那さんの父性を育てるためにも、二人で行った方が良いのかもしれません。
不安を共有しよう!産婦人科の診察を旦那と一緒に受診することで得られるものとは
悩みを共有できる
何事もなく子宮内で正常に妊娠していても、検診で思わぬ指摘を受けることもあります。
成長度や異常の所見…どんなに些細なことでも、先生からコメントがあれば不安になるのが妊婦です。
「体重が標準より少なめ」とかでも不安ですよね。
もし赤ちゃんに何か異常があったら?
常にそのことを考えながら10ヶ月過ごす妊婦さん。
毎日、いつでも赤ちゃんのことを考えて、とは思いません。
だけど自分のことだと感情的になってしまって、先生の話を客観的に伝えることができないのです。
それは男性から見れば「妊娠して不安なんだな。
マタニティブルーかな」だけで済ませてしまいがち。
でも第三者である先生の話を直接聞いていれば「大丈夫だよ。心配しすぎ」となだめればいいのか、それとも「どんな検査ができるか調べてみよう」と協力したほうが良いのか、よりベストな判断につなげられます。
客観的な旦那さんの目線も必要なこと
出生前診断に絨毛検査、羊水検査にスクリーニング…。
安心を求めて検査しようと思えばキリがない妊婦生活。
二人にとってのベストな選択をするには、男性からの客観的な目線も必要です。
原則として、情報はなるべく大元(=先生)から裏付けすること。
正直、情緒不安定な妊婦は理不尽で、自分に都合よく解釈するのでアテになりませんw
「あんたは先生の話を直接聞いてないから!」なんていう奥さんの怒りを買うこともなくなりますよー。
- 妊娠中は様々なトラブルがつきもの
- 男性の冷静な判断が助かることもある
- ベストな選択をするには、夫婦で検診に行くべき
初めての妊娠は、本当に不安がいっぱいです。自分に起こる身体の変化に戸惑うことも多々あると思います。私も血液検査で引っかかり、不安になった経験あり。私はネットの情報などを元に判断しましたが、旦那さんがいたらもっと楽に過ごせたかもしれません。
どう思いますか?産婦人科の診察へ一緒に付き添う旦那さんについて
旦那さん連れ多数
『旦那さんが行きたがってるなら一緒に行けばいいのに。ふたりの赤ちゃんなんだし。私が通った病院は腹部エコーから診察室に旦那も入れたし、夫婦で来てる人多かったよ。なかには旦那、上の子、ジジババと大所帯もいたよ……すごい賑やか……』
『お腹出てないうちはツワリで体力なくなって一人じゃ行けなかったから点滴、検診には旦那がついて来てた。』
『私が行ってた病院は夫婦で来てる人の方が多かった。私が土曜に行ってたから特にだろうけどね。診察室も同席オッケーだったから毎回旦那も来てたよ。二人目のときは上の子も一緒に。』
『うちが行ってる産院は、旦那連れだと「旦那さんもどうぞー」って声かけてる。うちの旦那は平日休みじゃないから羨ましい』
『うちの産院は、子どもだろうが旦那だろうが付き添いは入れないので、一緒にエコー見たいらしいけど来れない。』
マナーは守って
『夫婦で健診いいと思います。ただ香水臭かったり椅子を占拠したり、必要以上にラブラブしてたり待ち時間が長くて受付に文句いったり非常識な人達が目につきます。あと、子どもが走り回ったり放置も勘弁。』
『三人掛けのイスに荷物を広げて、ほぼ寝転ぶ感じでゲームを一人でやってる男性がいて、さすがにないわぁと思ったよ。ちなみにそのとき奥さんは診察室。何のために来たんだか』
『産婦人科は女性向けのイメージ。出産入院中のお見舞いに来るなら分かるけど、ただの検診に男がついてきて待合室にいられたら、嫌な気持ちになる人もなかにはいると思う。』
- 妊婦検診に旦那さんを連れている人は多い
- 診察室も一緒に入れる場合もある
- ゲームをやったり、香水がキツイなど、マナーは守るべき
確かに、香水がキツイなんて、悪阻の時期には最悪ですね。もし、ゲームを横になってやっている旦那さんを見たら、他のママさんたちは同情すると思います。うちの旦那はこんなじゃなくて良かったとみんな内心思ってしまうのではないでしょうか。
注意点とは?旦那が産婦人科の診察に付き添う場合に気をつけることとは
混んでいる日や時間帯を避ける
旦那さんと一緒に終始過ごしたいのであれば、できるだけ混雑する日にちと時間をさけることをおすすめします。
混雑してくると旦那さんは立たなくてはいけませんし、待ち時間が長くなると旦那さんも疲れますよね。
2人で座っても問題ないほど空いている日があるなら、その日取りに合わせられればベストです。
席は女性優先
旦那さんもわかっているとは思いますが、出発前に一言「妊婦さんが居たら席を譲ってね」と伝えておきましょう。
男性の認識として「お腹が大きい=妊婦」と解釈している場合もありますが、まだお腹の出ないつわりの時期もとても辛いんですよね。
男性にはよくわかっていない場合もありますので、例えお腹が出ていなくても女性には席を譲るように伝えたほうが無難かもしれません。
上の子のお世話に専念してもらう
上の子がいて同席させる場合には、パパは子守に専念してもらうのがベスト。キッズスペースがあれば良いのですが、もし無い病院の場合は、音の出ないおもちゃ等を持参するといいでしょう。
しかし、長時間にわたる順番待ちには耐えられない子も多いです。どうしても、という場合以外は、家か車、近所の公園などで待機させることをおすすめします。
- 旦那さんと行くなら、混んでいる時間や曜日を避ける
- 座席は女性が優先だという事を伝えておく
- 上の子がいる時は、パパに見てもらうのが良い
混んでいる産婦人科だと、正直男性の人は居場所がない時もあります。中に入るのが大変だったら、送り迎えだけでもしてもらうといいと思います。大変さを少しでも分かって欲しいですね。