自分の子どもが友達とトラブルを起こすことって、ありますよね。
自分はなるべく親の介入を避けようとしても、相手の親が出てくることもあります。
親が介入すべきかどうか、ケース別対処法や実例など、役に立つ情報を集めました。
ぜひ参考にしてください。
親がまずすべきこととは?子供が友達とトラブルになってしまった時は
ほとんどの場合は両方に原因
①子供の話を聞く
まずは、きちんと話を聞きましょう。
たとえ泣いていても、泣いていない方の子が悪いだなんて事は決してありません。
すぐに誰が悪いのかを決めつけることは良くありません。
きちんと泣き止ませて落ち着いてから話を聞きます。
ほとんどのお子様は、「○○ちゃん(くん)とケンカした。だって○○ちゃん(くん)が××してきたんだもん」と、相手のことを悪く言うでしょう。
でも、ケンカのほとんどは、両方に原因があります。
ママがその原因が何だったのかが分かるまで、詳しく話を聞いてあげてください。
子どもと一緒に考える
②その出来事について一緒に考える
ママがケンカの原因を分かったところで、次はそのことについて一緒に考えていきます。
一つ一つの出来事を、お子様のキモチになりながら、そして相手のキモチにもなりながら一緒に考えていきます。
ここで、ものすごく大切なのは、お子様のキモチに寄り添ってあげること、お子様が考えることです。
また、聞くときには基本的に「わかる」というように、共感してあげながら聞いてあげましょう。
謝る理由を理解させる
③これからどうするか一緒に考える
ささいなケンカは、子供のチカラを信じて任せてみましょう♪
①と②のステップできちんと話を理解できていれば、「ごめんなさい」が言えるはずです。
そして、ただ「ごめんなさい」をするのではなく、自分がどうして「ごめんなさい」を言わなくてはいけなかったのか、伝えてあげましょう。
- 気持ちを落ち着かせて、子どもの話をきちんと話を聞く。
- 一連の出来事を子どもの気持ちに寄り添って一緒に考える。
- 些細なケンカなら子どもを信じて任せるのも良い。
- 原因や流れが理解できていれば、自ら謝ることもできる。
- ただ謝るのではなく、理由も伝えてあげよう。
喧嘩両成敗、とはよく親から言われたことですね。どちらか一方だけが悪いのではないよ、ということを理解させながらも、子どもの気持ちに寄り添ってあげるのはとても大事なこと。一緒に考えるスタンスが大事ですね。
助かる!ケース別対処法!子供と友達間のトラブルでの親としての対応とは
自分が子供にどう話しているかを伝える
相手の親が出てきた
相手の親が出てきた場合ですね。
今は小学生の子供同士の喧嘩に親が出てくるという事が増えているので喧嘩相手の親が出てきた場合は親が出て行く必要があります。
相手の親が出てきた場合、相手の親は基本的に自分の子供の話だけを聞いて出てきます。
なので、まずは自分の子供はこのように話しているという事を相手の親に伝える事が大事です。
そして、親同士の喧嘩になってしまわないようにどのように対応するか親同士で考え子供に任せるなどの結論を出す事です。
両成敗にする事ができるなら両成敗にした方がいいですね。
相互のケガの状況を確認する
殴り合いの喧嘩になってしまった
これは特に男の子の方が多いと思いますが殴り合いの喧嘩になった場合自分の子供がケガをしている事だけを考えるのではなく相手の子供もケガをしているのではないかと考え、相手の子供の家庭に電話し事情を説明しケガの状況を確認する事が大事です。
お互いに大したケガではない場合は子供に任せる方がいいですね。
子供に任せるとこちらが思っていても相手の親が思っていない場合は話し合いをし、両成敗にしてしまうのがいいです。
どちらも手を出している分けですから両成敗になる事がほとんどだとは思います。
喧嘩の原因が自分の子供にあれば謝るように言えばいいです。
即座に対処が必要なケース
物や危険な物を出してくる
小学生の喧嘩でも危険な物を出してくる子供もいます。
この場合は即座に親が対応する時ですし対応しなければいけない時です。
親が子供同士の喧嘩に出るのはどうなのかと考える事もなく、相手の親や学校に事情を説明し喧嘩をする事はいいが危険な物を出すのはどうなのかという事を言わなければいけません。
- 相手の親が出てきた場合は、親同士の喧嘩にならないように。
- 自分の子どもの話だけしか聞いていない親に、状況を伝える。
- ケガをした場合は、相手の状況も確認する。
- 両成敗ができるのであれば、そうした方がいい。
- ケンカで危険なものを持ちだしたら、即座に親の対応が必要。
子どもの喧嘩に親が何でも介入する、というのはあまり歓迎すべき状況ではないと思いますが、親同士の喧嘩に発展するのはさらに困るケース。互いに自分の子どもからの話しか聞いていないことを肝に銘じて、賢明な対応が必要ですね。
親が介入していいの?仲裁すべき子供と友達間のトラブルとは
状況に応じて判断する
けんかの原因や状況は様々です
状況に応じた対処法の例を紹介します
相手の親がケンカ腰の場合
□けんか相手の親がどなりこんできた
- 相手の親は我が子の言い分しか聞いていないので子供同士で話をさせる
- 双方の言い分を聞いてから判断してもらう
子供がけがをした場合
□殴り合いのけんかをして傷だらけで帰ってきた
- 子どもに事情を聞く
- 相手にもけがを負わせている可能性があるので一応電話を入れて事実を報告する
- どちらが悪いとかの判断はせずけんか両成敗と考える
やられて帰ってきた場合
□一方的にやられて泣いて帰ってきた
- いじめではなく普通のけんかなら心配いらない
- やられて悔しいと思っている子供の気持ちをしっかり受け止める
子ども同士の貸し借りが原因の場合
□貸し借りが原因のけんか
- こちらが借りていた場合
【借りたものは責任を持って返す】ことを教える
- 貸したものを返してもらえない場合
子供から相手に返してほしいと伝えさせる
親が代わりに交渉するのは最終手段
親の方が始末に悪い
子供のけんかにやきもきして悩むのはむしろ親の方です
子供同士はけんかをしても『ごめんなさい』と言い合って仲直りすると案外また仲良く遊び始めます
でも親同士はなかなかそうはいかないものです
【子供のけんかに親は出るな】といわれる理由は子供より親の方が始末が悪いからではないでしょうか
- 子どもの喧嘩への介入は、状況によって判断する。
- 相手の親が怒鳴り込んできた時は、子供同士で話をさせる。
- ケガをして帰ってきた場合は、相手もケガをしているかも。
- やられて帰ってきてら、悔しい気持ちに寄り添ってあげる。
- 貸し借りが原因の場合は、子供同士で話をさせる。
- 親同士が揉めると始末に悪いので、なるべく介入しない。
大人同士の揉め事の方がむしろ始末に悪い、というのは真実だと思います。ましてや、可愛い我が子の話をどちらも一方的に信じてしまうと、どうにもならなくなりますね。年齢にもよりますが、まずは子どもに任せるのが良さそう。
親が介入した実例を紹介!子供と友達間の喧嘩やトラブル
子供のおもちゃから親同士の喧嘩へ
ある時室内の有料の遊技場へ遊びに行ったとき、恐らく3歳くらいの子供同士がおもちゃの取り合いというささいなことで喧嘩を始めました。
そこからなぜかその親同士の口喧嘩になってしまい、そこの全体の雰囲気がとても悪くなってしまいました。
親が介入することで周囲に迷惑をかける
もともと子供同士の問題であり親の問題でないのに、介入したことで模範になるべき親が周囲に迷惑をかけていて、結局当人の子供達の居心地が悪くなり、そそくさと帰って行きました。
大怪我になってしまうような喧嘩になる前に間に入るべきだと思いますが、それまでは当人同士に任せて見守ることも大切だと思います。
事実確認をして相手の言い分も聞く
小学校1年の息子が「同い年の男の子にお小遣いをとられた」と祖母に話しました。
今までその子とは色々とトラブルがあり「嫌な事ははっきり嫌だと伝えなさい。
それでもダメな時は先生か家族に言うように」と教えてきました。
お金の問題が出てきた時は、さすがに一緒にお金を取られた他の子供のお家に伺って話を聞いてから、本人のお家に伺いました。
お小遣いや子供の何気ない事でもめたくは無かったので、事実と相手側の意見も聞きにいきました。
- 子供のおもちゃの取り合いから親同士の口喧嘩へ発展。
- 結果として、親同士の喧嘩で周囲に迷惑をかける。
- お金を取られたケースでは、一緒にいた子にも話を確認。
- なるべく揉めないように、相手の意見も聞きに行く。
親の介入の判断は実は結構難しく、ケースバイケースにならざるを得ないですよね。ただ、相手の親や子どもに妙な先入観を持たずに対応を考える、ということがとても大事。子どもの友達のことも、大事に考えましょう。
注意点は?子供と友達間の問題に親が介入する時更なるトラブルを防ぐために
冷静に事実を先生に伝える
子どもからの言葉を受けて感情的になってしまい、いきなり相手の親に連絡してしまうという例もありますが、これはやっぱりNG。
もしかしたら、たたかれた子どものほうに何か原因があったのかもしれませんし、子どもからの一方的な話だけでは事実がハッキリしません。
なので、相手の親にも「たたかれた」という出来事を伝えたい場合は、まずは担任の先生に間に入ってもらって、とりあえず様子を見ることにします。
その際、先生には「~してほしい」というような要求をするのではなく、事実のみを伝えるようにしましょう。
このあたり、過保護な親が多くなっている今、無意識にモンスターペアレント化しないように気を付けなければなりませんね。
やり返す以外の対処法を教える
やられたらやり返す!?昔ながらのケンカの教えはもう通用しない
子どものケンカと言ったら、昔からよく聞くのは「やられたらやり返す」というような半沢直樹のような教え。
確かに、子どもは友達とぶつかり合いながらたくましく成長するという面はありますよね。
ですが、話を言葉どおりそのまま受け止めてしまう子どもにとって、「やられたらやり返す」というようなケンカの教えはあまり適切ではないかもしれません。
友達をたたいてしまうことを悪いことだと理解させないと、今度は子どもが友達をたたいてしまうことにつながってしまいます。
「〇〇はもう小学生だよね。小学生なら言葉で“嫌だ”とか“やめて”とか言えるよね。」
というように、やり返す以外の方法をきちんと教えたほうがいいでしょうね。
- 親が子供の話を聞いて感情的になってはいけない。
- 叩かれた場合は、その事実だけを先生に冷静に伝える。
- 昔はやられたらやり返す、で通ったが、今の時代には難しい。
- やり返す以外の対処法をなるべくきちんと教える。
教員の友人がいますが、今は子どもより親が脅威だと言ってました。いわゆるモンスターペアレントは、どこにでもいるようですね。子どもが可愛いばかりで、一緒に悩んだり考えたり、というプロセスが蔑ろにされている気がします。