ジャガイモは簡単で育てやすいので、家庭菜園初心者におすすめです。
ジャガイモの栄養や種植え・収穫時期、収穫のタイミングの見極め方、おいしいジャガイモの見分け方をご紹介します。
収穫したジャガイモを食べるときの注意点も、是非参考にしてみてくださいね。
簡単で育てやすい野菜の代表ジャガイモとは
ジャガイモは収穫までの期間が短い
ジャガイモ
ナス科ナス属
イモ類のなかでは比較的短期間で収穫できるという特徴があります。
ジャガイモは、カレーライス、シチュー、肉ジャガ、コロッケなどに用いられ、日本人になじみ深い野菜です。ビタミンCを豊富に含み、良質な食物繊維を有します。成分はデンプンが主体ですが、カロリーは白飯よりも低い健康食材です。
管理が簡単なので、初心者でも育てやすい
20℃前後の冷涼な気候を好み、春作と秋作ができます。いずれも植えつけから約90日と、イモ類のなかでは比較的短期間で収穫することができて、土質も選ばず、管理も簡単で育てやすい野菜の代表です。
また、花は淡紫色や白色で、なかなか美しいものです。ただし、ナス科の植物のため、連作は避けましょう。引用元-ジャガイモの育て方/住友化学園芸
- ジャガイモは栄養が豊富で、日本人にとって親しみ深い
- 春と秋の年に2回育てることができ、収穫までの期間は90日程度と短い
- 管理も楽で育てやすいが、連作障害が起きやすいので注意が必要
ジャガイモは3ヶ月程度で収穫できるため、家庭菜園初心者でも挑戦しやすい野菜です。ジャガイモの花を見たこともない人も多いかもしれませんが、可憐でかわいらしいので、見ていて飽きませんよ。
栄養豊富のジャガイモについて
ジャガイモは低カロリーだが栄養豊富
デンプンが主成分のジャガイモは、低カロリーでありながら多くの栄養を含む機能食品です。
ビタミンB1、ビタミンC、その他にもカリウムや食物繊維などを多く含みます。ビタミンCは熱に弱いという特徴がありますが、ジャガイモの場合はデンプンが作用し、ビタミンCを包み込んで逃げないように保護するため、加熱しても失われにくく、効率よく摂取することができるのです。
高血圧予防にも効果的
また、カリウムは肉と一緒に摂取するのが良いとされ、食塩の取り過ぎを防いで、高血圧の予防にも効果があります。
- ジャガイモは低カロリーだが、ビタミンやカリウム、食物繊維などが豊富
- カリウムは高血圧の予防にも効果的
なじみ深いジャガイモですが、こんなに栄養が豊富だとは知りませんでした。炭水化物なので太りやすいからと、食べるのを控える女性も多いですが、カロリーは控えめで栄養豊富ならうれしいですよね。
収穫時期は?ジャガイモは春ジャガイモ・秋ジャガイモがある
春ジャガイモの種植え・収穫時期
じゃがいもは主に春じゃがいもと秋じゃがいもに分けることができます。
春じゃがいもは種植えを2月中旬〜3月上旬にかけて行い5月下旬〜6月上旬に収穫します。
春先に収穫するために春じゃがいもと呼ばれます。
秋ジャガイモの種植え・収穫時期
秋じゃがいもはというと種植えは9月頃に行い11月〜12月にかけて収穫を行います。
春じゃがいも、秋じゃがいもは共に種植えから約3ヶ月ほどで収穫できるのも魅力的ですね。
- 春じゃがいもは2月中旬から3月上旬に種を植え、5月下旬から6月上旬に収穫できる
- 秋じゃがいもは2月中旬から9月に種を植え、11月から12月に収穫できる
じゃがいもは春と秋の2回育てることができるので、思い立ったタイミングで家庭菜園を始めやすいのが良いですね。春ジャガイモは、種植え時期がまだ寒い季節なので、秋ジャガイモの方が気候が良い時期に始められそうです。
収穫のタイミングは?ジャガイモは葉や茎が黄変したら
収穫のタイミングの見極め方
葉や茎が黄変し始めたら、収穫時です。春作なら5月下旬頃から、秋作なら11月下旬から少しずつ土を掘り、大きなイモから順に収穫することを「探り掘り」といいます。
イモの掘り上げは、晴天が2〜3日続いた時が最適。雨が続いているときに収穫すると、イモが腐りやすくなるので注意しましょう。
ジャガイモの芽・着色部に気をつけて
ジャガイモの芽や着色部は、ソラニンという有毒アルカロイドを含むので注意が必要です。厚めに皮をむいて加熱して食べれば大丈夫です。ただし、少しでも気分が悪くなった場合は、食べないようにしましょう。
引用元-ジャガイモの育て方/住友化学園芸
- ジャガイモの収穫のタイミングの見極め方
- 雨の時期に収穫すると、ジャガイモが腐りやすいため注意
- ジャガイモの芽・着色部は火を通せば食べてもOKだが、体調に異変があれば控える
ジャガイモは収穫のタイミングによって、日持ちする日数が変わるようです。すぐに腐ってしまわないよう、晴れの日が続いているタイミングで収穫するようにしましょう。ジャガイモは保存中光に触れないようにしておくと、芽が生えにくくなりますよ。
見逃すな!腐敗する前に!収穫時期のタイミングについて
収穫が遅れると、ジャガイモが腐りやすくなる
植え付けから約3ヶ月後には・・
茎葉(けいよう)が黄色くなってきたら、収穫可能のサイン♪
必要な分だけ試し掘りして、残りは葉が枯れるまで待ってイモを充実させてもOK。
ただこれ以降、そのままでもイモは太りますが〜
収穫が遅くなると暑さでイモも腐りやすくなり、貯蔵能力も下がるので
晴天が2〜3日続いた日を狙って、思い切って収穫しちゃいましょう!!
雨の日の収穫は、イモが水分を含んでいるので〜
傷つきやすく腐敗の原因にもなるので、できるだけ避けましょう。
梅雨入り前に収穫しておくのがオススメ
<補足>
ジャガイモの植え付けが遅く、まだ葉は青々としているけど〜そろそろ梅雨時期に突入するって場合は、ジャガイモが病気や腐ってしまう心配があるので
晴れの日の続いた梅雨入り前に収穫してしまうのが得策かもしれません。
- ジャガイモの収穫のサインは、茎葉が黄色くなること
- すぐに収穫しなくてもいいが、収穫が遅くなりすぎるとイモが腐りやすくなる
- 雨の日に収穫するとジャガイモが腐りやすいため、梅雨入り前に収穫しておくと◎
ジャガイモの収穫のタイミングの見極めは、難しいかもしれません。大きく育ってから収穫しようと思っていると、梅雨入りしてしまって収穫が難しくなることも。天気予報をこまめにチェックしながら、良いタイミングで収穫しましょう。
見分け方は?美味しいジャガイモは〇〇!
①芽が出ていない
これは知っている方も多いと思いますが
じゃがいもの芽にはソラニンと呼ばれる毒が含まれており
最悪の場合は死に至ることもあるので芽が出ていないのを選びましょう。
②硬くてしわになっていないもの
じゃがいもの皮は古くなるとどんどん、しわになってくるので
しわがないものが新鮮ということです。またある程度硬いものは
収穫されてからそれほど時間が経っていないということです。
③緑色をさける
じゃがいもに緑色の部分があったとしたら
避けた方が良いです。緑色の部分には
毒性が含まれている可能性があるので危険です。また男爵いもの場合、
大きすぎないものを選ぶと良いです。
大きすぎると中に空洞ができている事があるので注意が必要です。
- ジャガイモの芽にはソラニンという毒があるので注意
- 古いジャガイモは、しわができている
- 新しいジャガイモは、皮が硬い
- ジャガイモの緑色の部分には毒があるため、避けるべき
スーパーなどでジャガイモを購入するときも、ぜひこちらのチェック項目を参考にしてみてくださいね。私も何度かスーパーのジャガイモ選びで失敗した経験があります。大きな男爵イモを選んで失敗したことが一番多いかも・・・
ココに注意!収穫して食べる時のじゃがいもの芽
ジャガイモの芽や変色した部分には毒がある
じゃがいもの芽や、緑色に変色した実の部分は、ソラニンという有毒アルカロイドを含むので注意が必要です。厚めに皮をむいて加熱すれば食べられますが、少しでも気分が悪くなった場合は、すぐ食べるのを止めましょう。
ジャガイモの保管方法にも気をつけて
収穫後のじゃがいもでも、日の当たる場所にずっと置いておくと緑化します。
病気にかかってしまったじゃがいもも収穫しないようにしましょう。引用元-じゃがいも:春植え(種イモ)の栽培・収穫方法|野菜|野菜・花の育て方|アースガーデン 〜園芸用品〜
- ジャガイモの変色した部分や芽には、毒がある
- 収穫後のジャガイモは日の光が当たらない場所で保存する
- 病気になったジャガイモの収穫は控える
せっかく収穫したジャガイモが緑化してしまうのは、悲しいですよね。すぐに食べないものは、正しく保存することで長持ちさせることができます。ジャガイモはりんごといっしょに保管しておくと、芽が出にくくなるそうなので、是非試してみてくださいね。
じゃがいもの保存で使う、定番はコレです。