学校や園から「少し気になる行動があります」と言われると、親は胸がぎゅっとなりますよね。うちの子が問題児なのかな、育て方が悪かったのかなと、自分を責めてしまう人もいると思います。
でも、子供の困った行動は、親だけの責任で起きるものではありません。発達の段階、環境の変化、疲れ、友達関係、言葉にできない不安など、いくつもの背景が重なります。まずは「問題児」と決めつけず、何に困っているのかを分けて見ていきましょう。
ここでは、子供が問題児と言われた時の受け止め方、家庭でできる関わり方、相談先を作る考え方をまとめます。
子供が問題児と言われた時に最初にしたいこと
行動を具体的に聞く
「落ち着きがない」「友達とトラブルが多い」と言われても、それだけでは対応を考えにくいです。いつ、どこで、誰に対して、どんな行動が出るのかを具体的に聞いてみましょう。
授業中だけなのか、休み時間だけなのか。特定の友達といる時なのか、疲れた夕方に増えるのか。場面が見えると、叱る以外の対策が見つかりやすくなります。
親のせいと決めつけない
文部科学省も、児童生徒の問題行動には学校・家庭・地域が連携して取り組むことが重要だとしています。家庭だけで抱え込む話ではありません。
もちろん、家庭でできる工夫はあります。でも、親が自分を責めすぎると、子供の話を聞く余裕までなくなってしまいます。まずは事実を整理し、相談できる相手を増やしましょう。
- 「問題児」という言葉だけで判断しない
- 困った行動が出る場面を具体的に聞く
- 家庭だけで抱え込まず、学校や相談先と連携する

先生から連絡が来ると、謝らなきゃ、直さなきゃと焦りますよね。でも、焦って叱り続けるほど、親子ともに苦しくなることがあります。責める前に「何が起きているのか」を見に行く方が、次の一手につながります。
家庭でできる見守り方
叱る前に、できている場面を探す
困った行動があると、そこばかり気になります。でも、子供にも落ち着いて過ごせる場面、優しくできる場面、頑張れている時間があるはずです。
「帰ってきたら手を洗えたね」「今日は宿題を開けたね」と小さく拾うと、子供は自分の全部を否定されている感覚になりにくくなります。
約束は短く、見える形にする
長い説教や抽象的な約束は、子供には残りにくいことがあります。「授業中は手を挙げてから話す」「帰ったらランドセルをここに置く」など、短く具体的にしましょう。
発達の特性が関係している場合もあります。厚生労働省の発達障害に関する情報でも、特性には感覚の敏感さや不器用さなど、本人の努力だけでは片づかない困りごとがあるとされています。気になる時は、学校や専門機関に相談して構いません。
- できていない所だけでなく、できている場面も見る
- 約束は短く、具体的にする
- 発達や環境の影響が気になる時は相談する

親も疲れている日は、優しく言えないことがあります。それでも大丈夫。完璧な親を目指すより、明日もう一度話せる関係を残す方が大切です。
相談先を作ると親も子供も楽になる
学校と同じ目標を持つ
先生との話し合いでは、「困らせない子にする」より「子供が過ごしやすくなる方法を探す」という目標にすると、話が前に進みやすくなります。
家庭での様子、学校での様子、本人の気持ちを合わせると、見えてくることがあります。高校生の学習ややる気に悩む場合は、子供のやる気を見守る親の声かけも考え方が近いです。
親の逃げ場も用意する
子供のことで悩む時、親自身も追い詰められます。家族、学校、スクールカウンセラー、自治体の相談窓口など、話せる場所を持っておきましょう。
小さい子の癇癪が続く時は、子供の癇癪が激しい時の向き合い方も参考になります。保育園や学校生活の準備では、園生活で困りにくい名前付けの工夫のような実務記事も気持ちを整える助けになります。


