重要!産後すぐに家事や無理をすると更年期に影響!?過ごし方とは

産後すぐに家事をすると更年期に影響する?正しく過ごす方法

「産褥期」または「産後の肥立ち」といわれている、出産直後の期間は、母体の体力回復のために大切な時期です。

この時期に無理をしてしまうと、「産後うつ」や「更年期障害の悪化」の原因になると言われています。

経験者のお話もご参考になさってください。

え?更年期に影響が!産後すぐに家事はしないで!

更年期障害を悪化させないために

産後に無理して家事をすると、更年期障害がひどくなるという話を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。若くして出産する人にとって、更年期はまだまだ先の話で実感が湧かないでしょう。しかし、いずれ訪れる40代・50代を生き生きと過ごすためには先のことも考えておかなくてはいけませんよね。

実は、産後の肥立ちが直接更年期に影響を与えるわけではないとも言われています。しかし、産後に無理することによって、血流悪化やホルモンバランスの崩れを招き、これが蓄積されて更年期に影響してくるといわれているのです。

直接的ではないにしろ、更年期に影響を与えてしまうので心配ですね。将来のためにも産後の無理な家事は避けておきましょう。

「産後うつ」の原因になることも

出産後は身体が妊娠前の状態に戻ろうとしている時期で、ホルモンバランスも不安定です。この時期は育児への不安や睡眠不足などが起こりやすいうえに家事まで頑張っていると、疲れがピークに達してしまいます。

家事を手伝ってもらえない孤独感、体調が回復しない不安感なども重なり、産後のうつになってしまうことがあります。産後は赤ちゃんのお世話が中心となり、家事が完璧にできなくても当たり前。赤ちゃんが眠っているときは、一緒に寝て体を休めるようにしておきましょう。
引用元-産後すぐ家事は更年期に影響するって本当?家事はどうすればいい?|WELQ 【ウェルク】

  • 出産直後に無理をすると、更年期障害に影響する
  • ホルモンバランスが不安定なため、産後鬱になる可能性もある

本当の優先順位は?

現在「産褥期」と呼ばれている出産直後の体力回復期を、昔は「産後の肥立ち」という言い方をしていました。十分に休養を取れなかったり栄養状態が悪かったりで、体を壊した女性たちもいると聞きます。休養の少なさは仕事を持っている女性も他人ごとではありません。

どんな影響が?産後の家事を早めに無理して行うと更年期にダメージが

肝実証タイプ

産後はオ血(オの漢字がこのページでは表示されません。オは病だれに『於』に似た字が入ります)という悪い血が側腹部や臍下にたまる場合があります。
養生が足りていればオ血はできにくく、もしできたとしてもオ血は自然と少なくなるのですが、産後無理をするとオ血がその場にとどまってしまいます。
これは肝実証タイプです。
お腹は陰気と陽気が混ざり合う重要な場所です。
しかし、オ血という障害物があると陰陽の交流がうまくできなくなります。
この状態が数十年続くと視力障害(西洋医学でいうと白内障)になりやすくなり、顔にしみが多くなりやすく、地黒の肌色となります。

肝虚証タイプ

肝虚になると血虚になります(肝は血を蔵しているため)。血虚になると冷えますが、長引くと熱が発生し、身体の部分的な熱となります。
熱に上昇する作用がありますから、頭に上ればのぼせて抜け毛が多くなり足腰が冷えます。
この状態が長引くと、身体が暑くなったり冷えたりする『冷えのぼせ』という寒熱往来を自覚するようになります。
また、胸に熱が残ると手足が極端に冷えやすくなります。

以上のほかにもいろんな障害が遅れて出るようになります。
このような内容(産後無理をすると今でいう更年期障害になるという内容)は、2000年以上前に書かれた東洋医学の古典に書いてあります。

今も昔も、産後の養生は非常に大切だという事です。
引用元-産後、水仕事してはいけない?家事は?更年期への影響 – 避妊 解決済 | 教えて!goo

  • 肝実証タイプは、視力や肌に影響が出る
  • 肝虚証タイプは、冷えのぼせになる
  • 産後の無理は、後からツケが回ってくる

先人の声は謙虚に聞こう

医学が進歩し、衛生状態や栄養も良くなったとはいえ、生物としての人間はその変化に即座に適応できるわけではありません。生き物としての限界はどうしてもあります。頭では大丈夫だと思っていても、体は悲鳴を上げていることもあります。

体験談:若くても安心出来ない・・産後の家事を無理したため更年期障害が悪化

20代で更年期障害が

28歳で子供を産んでしばらくすると様々な症状が現れました。
不眠や手足の火照り、喉が渇くなど、どれも耐えられないほどのものではありませんでしたが、静養していても症状が治まらないので病院を訪れました。
診断の結果は若年性更年期障害で、産後からホルモンバランスが崩れていることを告げられました。母乳も順調に出ていて、特に悩み事もないのに更年期障害とは意外でしたが、産後のホルモンバランスの変化に対する反応は個人差が大きいので、子供を産む前と少ししかホルモンバランスが変化していなくても、いろいろな症状が出て不思議ではないと教えられました。
症状が軽かったことから薬は処方されず、静養を続けて経過観察することにしました。重い荷物を持ったりすることは厳禁で、腰に負担をかけないことを指導されました。パソコンやテレビもできるだけ控え、目を休めて早めに寝ることを心がけていたところ、一ヶ月ほどすると症状が改善しました。

産後の無理がたたって更年期障害が悪化

既に症状はだいぶ治まりましたが、40~45歳くらいまでの間、ひどい更年期障害に悩まされました。のぼせや動悸、そしてうつっぽい気分など、症状だけ見れば更年期によくあることなのですが、他の人より症状が酷かった気がします。
ずっと続けていたパートの仕事も更年期による体調不良のせいで辞めざるを得なかったのですが、周囲からは「みんなが通る道なのに、それくらいでやめるなんて甘えてる」というようなことを言われて精神的にも追い詰められました。
最近になって、「産後に無理をすると更年期障害が重くなる」ということを耳にし、「私はそれだったんだ!」と驚きました。私は二度の出産をしましたが実家の事情で二度とも里帰りはできず、退院直後から家事や育児をやらなくてはいけない状況でした。
当時はまだ若かったので体力もあり、そんなに無理をしているという実感はなかったのですが、身体には確実に負担がかかっていたんだと思います。
私には娘がいるので、娘が出産したときは産後のお手伝いをしっかりやってあげたいと思います。
引用元-産後に更年期障害になった話 Doctors Me(ドクターズミー体験談)

  • 28歳で出産して間もなく、若年性更年期障害に
  • 軽度だったため、静養で回復
  • 40歳を過ぎてひどい更年期障害になり仕事も辞めることに
  • 出産直後の無理がたたったことが今になって分かった

少子化問題克服の一つの側面?

産後の無理が後々出てくるなんて、知らず知らずのうちに自分の身体の中に爆弾を作っているようなものです。仕事の事情、家庭の事情などで十分に休むことが難しい人もいるでしょう。しかし因果関係がはっきりしているのですから、社会全体の意識を高める必要はあるかと思います。

重要な意味が!?骨盤底を回復させるために産後の養生は必要

産後の床上げは、1カ月ぐらいたってからのほうがよい

こうよく言われますが、やはり1ヵ月は必要?
「今はそこまで必要ないと思います。昔とは家の造りも違うし、掃除機や洗濯機などで家事もラクになっていますからね。年齢や子宮の回復状態など個人差もありますが、だいたい産後2~3週間ぐらい安静にしていればいいのではないでしょうか。その間は、いつも布団を敷いておいて、疲れたら横になれるようにしておくといいですね」(大鷹先生)

骨盤底のダメージを回復する期間

お産で大きな赤ちゃんの頭が産道を通ると、骨盤底の筋肉や腱が引き伸ばされたり、切れたりします。骨盤底はけっこうダメージを受けているのです。床上げまでは、それらを元通りに治すための安静期間なのです。

この養生の時間をちゃんととらないと、子宮や骨盤底の回復が悪くなり、中高年になってから、骨盤底全体がゆるんで尿漏れが起きたり、子宮が下がってきたり、膣から出てきたり(骨盤臓器脱)というトラブルが起きやすくなります。

「早くから日常生活に戻ると、あとになって骨盤臓器脱になりやすいのは確かです」(大鷹先生)。
将来そんなことにならないためにも、産後は無理せず、ちゃんと体を休めておきましょう。

「特に今は出産年齢が上がっていて、30代後半ぐらいの出産も増えています。年齢が上がれば、骨盤底の回復もそれだけ時間がかかると思ったほうがいいですね」(大鷹先生)

引用元-その話、ホント?それとも迷信?「現代版・言い伝えの真相」の巻(3)|プレママ特集|プレママタウン

  • 産後の休養は、最低2~3週間は必要
  • お産で骨盤底がダメージを受けるため、回復する期間が必要
  • 出産年齢が高いと骨盤底の回復は遅い

先々のこともよく考えましょう

平均寿命が延び、医療が発達し、高齢出産の年齢も徐々に上がってきました。しかし右肩上がりではありません。限界はあります。年齢が高いと体の回復も遅い。しかし若くて直後の回復が早いように見えても無理は禁物です。

注意点!産後の肥立ちが悪い時のこんな症状には気をつけよう

要注意の症状

  • 産褥熱
  • 乳腺熱
  • 子宮復古不全
  • 産後うつ
  • 尿漏れ
  • 腰痛

なぜ注意が必要なのか?

産後の肥立ちが悪いと上記の様な症状がみられるようになります。体調のみにならず、不調が続くと産後の肥立ちが悪いと言われます。

39℃以上の熱が出たり、悪露がでたり、乳腺炎では化膿してしまう場合もあります。産後の肥立ちの悪いと産後うつにもなりやすいので注意してください。

産後の肥立ちが悪いと、更年期に入ったときに何らかの影響が出るといわれています。
引用元-産後の肥立ちとは?床上げとの違いや産褥期・更年期に影響する肥立ちの期間 【ママリ】

  • 産後の肥立ちが悪い時に出る症状
  • 産後の肥立ちが悪いと、産後うつや更年期障害の悪化の原因に

ちょっとワガママなくらいでもいいんじゃない?

産後、母体の休養の必要性については、昔から言われてきたことですが、影響を受けるのが、当事者である母親のみということで、軽んじてこられたようにも思えます。更年期障害やうつなどは、周囲からは分かりにくいため、独りで抱え込んで苦しむことになるのです。

目を使い過ぎない

産後の肥立ちを良くするためには目を使い過ぎないことも大切です。目と血液を浄化する肝臓は密接につながっていると考えられており、目を使い過ぎると血液を多く使います。

出産時に多くの血液を消耗した後にさらに目を使い過ぎることにより、血液を消耗すると血液が不足し貧血やめまいが起きやすくなってしまいます。

入浴は控える

産後の肥立ちを良くするためには、産後悪露が続いている間は入浴を控えてください。細菌感染を防ぐためにもシャワーだけにしておいてくださいね。
引用元-産後の肥立ちとは?床上げとの違いや産褥期・更年期に影響する肥立ちの期間 【ママリ】

  • 目の酷使は、血液を余分に使い、めまいや貧血の原因に
  • 産後悪露が続くなら、細菌感染防止のためにシャワーだけにする

周囲の協力は不可欠

「産後の肥立ち」という言葉は昔から言われているし、更年期障害との関連もはっきりしているのに、この時期の休養の重要性は、まだ一般には浸透していないのかな?と思います。当事者である女性よりも、周りの家族の意識を変えないと改善は難しいでしょう。

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