何をやっても治まらない子供の癇癪。
幼児期を過ぎた小学生になっても続いていると何か大きな原因があるのかと心配になりますよね。
心と体の発達のバランスが取りにくい年齢に起こる癇癪、
お母さんがかける言葉も合わせて対処法を考えていきましょう。
自己コントロール能力はゆっくり育つ…子供の癇癪は7歳頃にかけて収まるように
かんしゃくを起こしやすい年齢
1歳前になる頃からかんしゃくを起こし始める子もいますが、最も多い年齢は4~5歳頃と考えられています(厚生労働相 検診・発達相談等の実際より)。幼児の自己主張する力が急激に発達するのは3歳過ぎで、逆に感情を自己コントロールする力は3歳~7歳頃にかけてゆっくりと発達します。
自己主張と感情のコントロールとのギャップが4~5歳頃に大きくなるため、「すっかりお兄さん(お姉さん)になったと思っていたのに、一体どうしたの?」と、感じるのです。
2歳~3歳の時は同じ行動でも「反抗期の一般的な行動」
一方、イヤイヤ期に突入する2歳~3歳にかんしゃくを起こしていると感じるママもいますが、同じ行為を見ても「反抗期の一般的な行動」と捉え、「かんしゃく」と感じて検診で相談するなどの行動をとらないママが多いようです。
引用元-かんしゃくの原因&子供への大人の対応/泣き入りひきつけ – マーミー
- 癇癪が最も多い年齢は4~5歳
- 自己主張と感情のコントロールのギャップに戸惑う
- 2~3歳児のそれとは違う
初めての反抗期と言われる2歳過ぎのイヤイヤ期と違い、5歳くらいで起こる癇癪は子供の体格も力もそれなりに成長しているので治めることがなかなか大変になってきます。私の息子はあまりありませんでしたが、息子の友達が遊んでいる時に突然癇癪を起こして親子で驚きました。
ウンザリです、原因は何なの?!うちの子供は7歳になっても癇癪が激しい…
癇癪は発達障害児の特徴?
かんしゃくが強い、ちょっと気に入らないと、激しいかんしゃく。発達障害児の特徴の一つです。ちょっと叱られるとすぐにかんしゃく。自分の思い通りにならないと強いかんしゃく。勉強がわからなかったり、お腹が空いたり、疲れたり、眠いと強いかんしゃくを起こす特徴が、発達障害の子にはあります。
学校でもお友達とケンカしたり、先生に叱られるとかんしゃくを起こしてしまいます。叫んで大声をだす。泣きわめく。暴れまわる。寝転がる。手や足を激しく動かす。物を壊したり投げる。とにかく手に負えない状態になり、おさまりません。一旦かんしゃくの状態になると、自分自身でも何がきっかけで、かんしゃくになったのか忘れてしまいます。
小学校に上がった後でも手に負えない癇癪を起こす
かんしゃくを起こすのは、幼稚園くらいの子ではよくあることですが、発達障害の子は、小学校になった後でも手に負えない強いかんしゃくの状態が続く特徴があります。発達障害の子のかんしゃくは、しばらく放置しておいても、なかなかおさまりません。
引用元-かんしゃくが強い。小学生の発達障害の特徴 – 発達障害・知的障害の特徴をチェック!
- 激しい癇癪は発達障害児の特徴
- 叫んで大声を出す、泣きわめく、暴れまわる
- 自分自身でも何がきっかけで癇癪を起こしたのか忘れてしまう
何を以って発達障害というのか、個人的には定義が難しいといつも思っていますが、発達障害児と言われる子供はやりたいことと出来ることが違ったり思い通りにならないことに敏感に反応する傾向があると思います。解決の糸口は必ずあると思うのです。
もしかして原因は「母親の言葉」?子供の癇癪、7歳頃でも起こるならこういうことかも
「宿題やりなさい!」
小学生になると出るようになる宿題。学校でも勉強して、その後に宿題もして、本当に大変ですよね。
いつの時代にも子供は「宿題やりなさい!」と叱られるものです。そういわれてきた子どもたちも、いつしか大人になり、今度は自分が「宿題やりなさい!」という立場になります。
自分が子どもの頃は、親の「宿題やりなさい!」の一言に癇癪を起さないまでも、イライラした覚えがあると思います。
多かれ少なかれ、宿題に対してネガティブなイメージを抱えたことがあるはずです。
子供は毎日新しい刺激を受けて疲れている
小学校という新しい環境に置かれ、新しい友達や、先生、初めての勉強などのたくさんの刺激をうけて帰ってくる子どもは、表面的には元気にしていても、心も体も疲れていると思います。
そんな無自覚にも疲れている子どもにとどめを刺すのが「宿題やりなさい!」のお母さんの一言です。
「遊びたいのに」「甘えたいのに」
「学校で頑張って来たのに」「もう遊びたいのに」「お母さんに甘えたいのに」という想いが溢れだして癇癪を起してしまうのではないでしょうか。
自分の気持ちをうまく表現できない子どもの場合、「わかって欲しい」という気持ちを癇癪でしか表現できないのも仕方のないことなのかもしれません。
引用元-小1 宿題で癇癪を起こす?子供が嫌がる時にやらせる方法
- 毎日の宿題はとても大変
- 疲れている時に「宿題やりなさい」と言われたくない
- 「わかって欲しいのに」から癇癪を起こす
やらなくちゃいけないことはわかってるのに追い討ちをかけるように「宿題やりなさい」攻撃を受けると子供の機嫌は悪くなります。心のアンテナ感度が鋭い子は癇癪を起こしやすいかもしれません。親も帰宅後しばらくは放っておく時間を作る方がいいのだと思います。
大切なのは【根本的な問題点を探る】こと。子供の癇癪自体に対処するよりも原因を探って
癇癪を起こしたら
子供が着替えをしている最中に突然、「履きにくい!」と泣き叫びだしたり、宿題をしている最中に「消しゴムでけしたら紙が黒くなる!」とキーキー言い出したり、ということに遭遇するとします。私の親もそうだったと思いますが、私もそれを目撃すると、まずすることは「それ以前はどんなことをしていたか」ということです。
それ以前の様子をよく思い出す
学校から帰ってきたときの様子を思い出します。
学校から帰ってきてから話した内容や、言葉そのものを思い出します。
どこで何をしていたかを、思い出します。
食べたものを思い出します。
天気や室内の様子、子供の体調をざっと調べます。
「それ以前のこと」にヒントがある
だいたい、こういう「それ以前のこと」を思い浮かべると、そこにヒントがあります。全くわからない場合は、しばらく子どもがカンシャクを起こすのにまかせて、一つ、二つ、三つとカンシャクを重ねる様子を観察してみます。
だいたい、これでカンシャクの質についてわかってきます。
「ああ、これは単に疲れから来るイライラだな。八つ当たり的なものだな。外側に気に食わない気持ちを出しているな」とか
引用元-子供の「癇癪」への対処。強迫的なのか、SOSなのか、八つ当たりなのかを考えます。|スカイのブログ
- 子供が癇癪を起こしたらそれ以前の様子を思い出す
- 癇癪を治めようとしない
- それ以前のことに癇癪の原因のヒントがある
子供が癇癪を起こすとその癇癪に親は振り回されてしまいます。早くなだめて静かにさせたい。でも、それよりもその癇癪の周辺で何があったのか細かく思い出すことをくせにすると親もしんどさから少し解放されるかもしれませんね。
親の対応がもっとも大事です…子供の癇癪、今はツラくても投げ出さないで
どんな事でも子供の話に耳を傾ける
しっかり話を聞いてあげる。一見簡単なようですが、毎日の子育ての中では意外にしてあげていないことです。親に話を聞いてもらえるだけで、子供は何かあったら聞いてくれる人がいる。と、大変安心出来きます。この帰る場所がある事で、自立心へと繋がります。
子供への関心を言葉で表す
何かが出来て「凄いね。」と言葉に出す事よりも、お子さんの様子をみて、「今日は疲れたんじゃないの?」と言うように親の観察から、声をかけてあげる方が、子供の心には響く様です。「私の事を気にしてくれている。」この事に気付きますから。
沢山のスキンシップ
特別な事をする必要はありません。ただ抱っこしてあげたり、一緒にじゃれあったりする事で、子供はその時の感情を素直に出す事を学びます。この事により、感情(喜怒哀楽)というものを認識して、コントロール出来る力を付けていけます。
引用元-子供の癇癪への対応 親として出来る事。 | 子育ては楽しい.com
- 子供の話をしっかり聞く
- 親の方から子供に関心を示す
- スキンシップで素直な感情を引き出してやる
私が子育てで気をつけていることは朝登校する時と帰宅した時の息子の顔をよく観察することです。特に、帰宅した時の顔つきがあまり良くないと感じた時は時間をかけてその日学校で起こったことを聞いていきます。私は何があってもあなたを見ていると子供に安心感を与えることが基本だと思うからです。