東京都内?30代の女性の貧困が増加!?原因は?もっと深刻なのは

30代の女性の貧困が増えているって本当なの!?原因は?

昨今、子供の貧困が叫ばれています。しかし、困窮しているのは子供だけではないのです。

表面化しづらいシングル女性の貧困。結婚や出産、離婚などを経て、貧困に陥る人が増えています。

女性の貧困に陥る現実や、貧困に陥ってしまった人の体験談などをまとめてみました。

貧困に陥りやすいのは30代の女性!女性の貧困は見えづらいため注意

貧困はあなたのすぐ隣に…

「貧困」という言葉を聞いてもどこか別次元の話のように感じる人も多いのではないでしょうか?

会社の倒産、突然の解雇、思わぬ借金、親の介護、自身の病気……。

さまざまな原因から突如として襲いかかる、けっして他人事ではない貧困。

明日、地獄に突き落とされるのはあなたかもしれない。

今回は、『最貧困女子』(幻冬舎新書)の著者であるルポライターの鈴木大介さんに女性を取り巻く貧困事情についてお聞きしました。

地獄の中でもがき苦しむ女性たちを数多く取材されてきた鈴木さんが見てきた貧困という闇。

貧困地獄に陥らないために、また、貧困から脱却するために女性たちは何をすべきなのか。

いつ自分の身に降り掛かってきてもおかしくない、「貧困」について、真っ正面から伺いました。

●身を売って生計を立てることが成り立たなくなっている

――不況が叫ばれて久しい昨今、女性の貧困は悪化しているのでしょうか?

鈴木大介さん(以下、鈴木):貧困に男も女もないというのが僕の考え方で、男性にも同様に貧困はありますが、女性の貧困はとにかく「見えづらい」ということがあるかと思います。

基本的にアッパークラスや中流、低所得層といった階級階層は分断され、人の交流も情報の交流もなく、自分のいるステージが上下左右することもなく、階級階層化社会が固定している感じがします。

そうなると、自分以外の階層の人々のことは、想像もつかなくなる。

引用元-「女性も自立すべき」という風潮が貧困を生む ―『最貧困女子』著者が語る、負のスパイラル構造 – ウートピ

――30代女性が貧困に陥る原因はどんなことが多いのでしょうか?

鈴木:一番の原因は、ちゃんと計画のできていない結婚と出産、離婚。数字的にも結婚の年齢が平均30.1歳で、離婚の年齢が平均、30~35歳の間に集中している。

その間に子どもを産んで離婚するという話になってくると、「就業の壁」といわれている35歳と、子どもの一番手のかかる時期というのがかぶさって、なおかつそこで支援してくれる旦那がいないとなってくると容易にコロッと貧困側に陥る可能性が高まる。

働けないのに支援がない状態になってしまうわけです。

引用元-「女性も自立すべき」という風潮が貧困を生む ―『最貧困女子』著者が語る、負のスパイラル構造 – ウートピ

  • 貧困は誰にでも起こりうること
  • 女性の貧困は見えづらい
  • 30代女性の貧困になる原因は、計画性のない結婚や出産、離婚
  • 30~35歳のころに、結婚、出産、離婚をすると、働けないのに支援がなく、貧困に陥りやすい

女性の貧困は見えづらく深刻です。

計画性のない結婚や出産、離婚とは言っても、誰も離婚するために結婚したわけではありません。明るい未来を夢見て結婚しても、上手くいかないことってあるんです。行政の目が行き届いて欲しいですね。

原因とは?30代の女性が貧困になってしまうとき

正社員として就職できなかったことがきっかけで

最近は、年収200万以下で一人暮らしをして、毎日カツカツの生活をしている貧困女子と呼ばれる20代から30代の独身女性が増加しており、一説には3人に1人とも言われています。
彼女たちは、学生の就職活動のときに、リーマンショックなどの不景気の影響で正社員として就職ができず、派遣やパート、契約社員などの非正規雇用として働き続けたために、年収200万未満の状態で生活しています。

抜け出せない非正規雇用地獄

収入のほとんどが生活費で消えるために貯金をすることもできず、病気や失業などの不測の事態に直面したら、対処できない不安な状態で暮らしています。正社員であれば、毎年昇給して、賞与も支給されますが、非正規雇用の彼女たちにはそのような待遇は望めません。

仮に、正社員として転職しても、日本では大手企業の多くは新卒採用しか女性の正社員雇用は行っていないため、採用されるところは、非正規雇用とあまり待遇や収入がかわらない零細企業しか就職口がないという現実があります。

派遣法の改正が仇(あだ)となったのか

現在、女性に人気がある事務職の大半は、派遣やパートなどの非正規雇用だったり、事務業務自体を専門の業者に委託しているケースが多いです。

そのため、女性が正社員で働くには、求人が多い営業や常に人材不足である介護関係や医療職に就くしか方法が残されていません。

女性の貧困問題には、派遣法の改正などの労働環境の変化も大きく関係しています。

そのため、20代から30代の未婚の女性のなかには、この苦しい生活から抜け出すために収入が安定している男性との結婚を希望して、婚活を始める人も多いです。

引用元-女性の貧困。年収180万円の女性たちはなぜそうなったのか? | HOW MATCH

  • 3人に1人がの20代から30代の女性が、年収200万円以下で暮らしている
  • 不景気の影響で正社員になれず、非正規雇用のため
  • 新卒以外の正規雇用をしている会社は少ない
  • 女性の貧困問題には派遣法の改正も関係している
  • 貧困を逃れるために、婚活をする人も多い

不景気の影響をうけ、正社員になれなかった人たちの貧困が深刻です。

女性の正規雇用は、新卒ばかりだと私も感じています。また、このころの時代は、フリーターや派遣でもOKという風潮も流れていましたよね。若ければなんとかなりますが、30代40代の未婚のフリーターは本当に厳しいです。

こんな意見も・・東京都内だけで起こってしまう?30代女性の貧困問題の真実

35歳前後の派遣切り

女性の貧困はしばしば週刊誌やニュースで取り上げられている。

取り上げられている女性はだいたい35歳前後の、いわゆる派遣で年齢を理由に契約切りされた層である。

彼女達は独身を貫くお一人様だったり、バツイチだったり様々な理由で頼れる人がおらず、貧困にあえいでいるという。

彼女達は生活保護を受けたり、ナイトワークで何とか稼いでいるが、それも年齢次第で勤められなくなるだろう、とのことだ。

しかし、私はこのニュースにいささか疑問を抱いた。

この日本で、それほどまでにお一人様の女性の貧困が広がっているのだろうか?

この種の貧困が発生しているのは東京都内だけではないか、と勘ぐっている。

東京都内で貧困が起こるメゾット

東京都は日本の首都であり、仕事と人口が最も集中している都市である。

仕事の需要と最低賃金は高いが、同時に家賃などの出費もかさむ。

物価はほどほどだが、家賃はワンルームでも6万以上と、大阪と比べると2万円近く家賃が高くなっている。

「東京はアルバイトでも時給1000円以上なんでしょ?

それなら家賃が高くても稼げるのでは」

という風に解釈するのが、地方都市に住んでいる人の一般的な意見だろう。

しかし、この仕事の需要がたくさんある、という言葉には罠がある。

時給の高い事務の派遣業などは倍率が高く、30代後半になると年齢で弾かれやすくなってしまう。

なぜなら、同じ枠に20代の若い女性がどんどん応募してくるのだ。

事務職などのデスクワークは倍率は高く、30代になると派遣やバイトでもコネ無しでは採用が厳しくなる。

都内の仕事がたくさんあるという言葉の本当の意味は、転職市場において評価されている層からすればよりどりみどりだが、特別なスキルを持たない転職者にとっては転職氷河地帯となっているのだ。

引用元-30代後半での女性の貧困は東京都内だけで起こる。最低賃金が高くても都内に住むメリットは無い – ダメ人間のための転職活動支援塾

  • 35歳前後の派遣切りで、貧困で困窮する女性が多くいる
  • 都市部では、派遣業の倍率が高く30代後半だと受からない
  • 都市部は最低賃金が高くても、仕事に就いて稼ぐことは厳しい

都市部の30代後半の女性は、仕事に就きづらく厳しい現実があります。

確かに、最低賃金を見ると、東京は地方と比べるとかなり高いです。求人も沢山あって選り取り見取りだと一見思えます。しかし、東京は人口も多いので、ライバルも多いんですよね。

体験談を紹介。30代女性の貧困で悩む人へ

子なしバツイチでなぜ?

シングルマザー、毒女(独身女性)など貧困女子の生態が話題になるなか、貧困のスパイラルに陥る女性として今、最も急増しているのが子無しのバツイチ女性だ。

3組に1組が離婚すると言われる時代、今やバツイチなどさほど珍しくもなく、ましてや子どもがいないのであれば、貧困に陥ることなどないと思うのだが……。

バツイチ女性はなぜ貧困に陥ってしまうのだろうか。

「5年前に結婚しましたが、夫の浮気がひどくて離婚しました」と語るのは、大手食料品メーカーで派遣社員として勤務する皆川聡子さん(仮名・36歳)。

結婚当初はアパレル系商社の総合職で働いていたが、“妊活”を理由に退職。専業主婦になったという。

「不妊治療をしながら、夫婦二人三脚で子づくりを頑張っていたんです。

でも、まったく妊娠することができなくて……そのうち、義務化された性行為に夫が辛くなったんでしょうね。浮気されてしまったんです」

妊娠できない自分に苦しんでいる最中での浮気。

聡子さんは夫を許すことができなかった。

話し合いの結果、離婚へ。

だが、30歳をすぎた彼女に正社員の道はなく、現在の会社で派遣社員の経理事務として働くことになった。

「元夫からもらった慰謝料50万円は、すぐに底がつきました。財産分与といっても、たかだか知れています。離婚後、すぐにリクルート活動を始めたんですが、30代の女性を正社員として雇ってくれる会社は少なく、なかなか就職できませんでした」

バツイチはモテない

現在の手取りは19万円。

都心のマンションから引っ越し、今は千葉県内のワンルームアパートで独り暮らしをしている。

ここで気になるのが、再婚の可能性だ。

子どもがいないのであれば、結婚する道もあると思うのだが……。

「やっぱり子どもが欲しいので、合コンや婚活パーティには積極的に参加しています。でも、バツがついた女性って敬遠されるんです。男性だとバツがつくとモテるとか言うじゃないですか? 女性の場合はまったく逆。まず条件から削除されてしまうんです。みなさんが想像する以上に“バツイチ”の肩書に世の男性は厳しいんですよ」

今年で37歳になるという聡子さん。

そろそろ子どもを作りたいと願う一方、その前に結婚すらできない現状がある。

ましてや、今の派遣社員という境遇にもいい知れぬ不安を感じているという。

引用元-30代貧困バツイチ女性の厳しい現実 婚活パーティーでも男性は敬遠 – ライブドアニュース

  • 子なしバツイチの貧困が多くなっている
  • 30代を過ぎると正社員にはなりにくい
  • 再婚したくても、バツイチへの目は厳しい
  • 派遣の状況に不安

子供がいなくても30代のバツイチは貧困に陥りやすいのです。

正社員になれないって、給料の面でも精神的な面でも辛いですよね。社員と同じような仕事をしているのに、ボーナスや手当がないんです。しかも、若い社員に従っていかねばならないですよね。

貧困に陷ったキッカケとは?もっと深刻なのは40代女性の貧困事情

40代の貧困はさらに深刻

プライベートでも仕事でも、30代までならやり直しがきくけれど、40過ぎたら厳しそう――そんな危機感を持っている人は多いのではないだろうか。

実際、40代で生活が破綻して「貧困」に陥る人が増えているという。

体を壊したり、転職しようにも求人がグッと減ったり、婚活でも諦めの境地になる年代、40代。今、40代で生活苦に悩む人が増えている。

40~44歳の「貧困率」は男性13.2%、女性15.6%(平成25年※)。30代より一段高い貧困率で、年々高くなっている。

40歳すぎて7~8人に1人は生活苦と聞くと、これは他人事ではない!

子供の頃からずっと貧しくて……というシビアな貧困ももちろんあるのだが、今回は、「何かのキッカケで40代で転落してしまった」というケースに注目したい。

そのキッカケとは一体何だったのだろうか?

■キッカケは「転職失敗」と「給与カット」

以下は、「40歳を過ぎてから困窮し始めた100人」(全国の41~49歳男性)に、そのキッカケをアンケートで聞いたもの。

女性からすると、夫または自分自身の身に起きるかもしれないリスクだ。

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40歳を過ぎてから困窮し始めた100人に聞いた

「あなたの生活が困窮した理由は?」

(複数回答可)

1位 転職に失敗した 32人

2位 給与カット 27人

3位 肉体的な病気やケガ 18人

4位 リストラされた 16人

4位 メンタルの病気になった 16人

6位 浪費をやめられない 10人

7位 教育費がかさんで 8人

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3人に1人は「転職に失敗」し、4人に1人は「給与カット」をキッカケに生活苦に陥ったと答えている。女性なら、これに「離婚」が加わるだろう。

引用元-明日は我が身の“アラフォー貧困”7つのキッカケ | 女子SPA!

  • 40代で貧困になってしまう人がいる
  • 40代の貧困は7~8人に1人
  • 貧困に陥った男性の3人に1人が転職に失敗、4人に1人は給与カットが理由
  • 女性は離婚で貧困になる人がいる

結婚している男性が貧困に陥ったとしたら、家族全員貧困で苦しむことになってしまいます。40代の転職は厳しいのですね。明日は我が身と考え、今できることを考えていきましょう。

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