昔から、お酢は暮らしにとても役立つものと言われてきましたが、洗濯槽のお掃除にも活用できるそうです。
お酢を使った具体的な掃除方法やメリットなど、知りたい情報をまとめました。
お酢と混ぜて危険なものもありますので、よく読んで、ピカピカ生活に役立ててください。
掃除をする時の手順を解説!洗濯槽の汚れ取りに酢を使う時の方法とは!?
手順1:お酢を入れ、洗濯機の水を満タンまで入れる
最初にお酢を投入しましょう。
市販されている穀物酢をまるまる一本入れてもOKですよ。
量的には500mlといったところでしょうか?
お酢を入れ終わったら、洗濯機が満タンになるまで水を張ってください。
1~2時間程すると汚れが浮き始めます。
その時点で掃除を開始してもOKですが、そのまま半日放置するとさらに効果的に汚れを落とすことができるでしょう。
手順2:洗濯機の細かな部分を磨く
お酢を投入した後は、汚れが浮き上がってくるまでいくらか時間がありますよね。
その時間を有効に使って洗濯機の細かな部分を掃除していきます。
洗剤や柔軟剤の投入口、水のは入り口に汚れが付いていませんか?
そのような汚れをブラシを使ってキレイに落としてください。
細かな隙間は使わなくなった歯ブラシを使うのがオススメですよ。
外せる部品は全て取り外して掃除しましょう。部品を取り外し、洗濯槽の中に浸け置きしておくとしっかり汚れが取れますよ。
手順3:仕上げに洗濯機を回して完了
お酢の効果でしっかり汚れが浮き上がったことを確認できましたか?
外した部品や細かな隙間もしっかり掃除できましたか?
そうしたら洗濯機をセットして回しましょう。「標準コース」一通り洗濯すればOKです。
汚れがひどい場合は数回回してもいいでしょう。
浸け置きしておいた部品は一緒に洗わず、別の場所ですすぎましょう。部品の破損や紛失を防ぐことができますよ。
- 最初にお酢を入れる。500mlひと瓶使ってもOK。
- 1~2時間で汚れが浮いてくるが、半日放置すれば効果的。
- 放置している間に、部分・部品汚れなどを古歯ブラシで洗う。
- しっかり汚れが浮いてきたら、標準コースを1回すればOK。
お酢ひと瓶で洗濯槽がきれいになるなら安いもの、と思えますね。洗濯機は、家族構成や習慣にもよりますが、清潔な暮らしの土台を支えるものですから、たまには洗っておきたいもの。臭いは残らないのかな?
どんな種類を使えばいい??洗濯槽を「酢」で掃除するメリットとは!?
使用するお酢の種類
洗濯槽の掃除では穀物酢です。
普段料理に使う穀物酢を使用してカビ予防の掃除をしていきます。
そのほかの酢で、糖分が入っているお酢は使用しないようにしてくださ。
お酢で掃除するのは予防のための掃除といっても、少しのカビくらいは落としてくれます。(他の掃除方法に比べ効果は低めです)
お酢を使うメリット
お酢を使うメリットは、通常の洗濯槽の掃除よりも使用する水の量が少なくすむことです。
すすぐ際、薬品ではないのであわ立ちもなくすぐ流れます。
またお酢が洗濯槽に残ったとしても体に害がないのですすぎも念入りにしなくてすみます。
体に害がないという点でも、掃除中に手についても安心というメリットがあります。
洗濯槽をお酢でつけ置きしている間にその水を使って洗濯機の中のほかの部分(洗剤入れや扉、ゴミポケットなど)を掃除します。
お酢なのでゴム手袋などをしなくても素手で気兼ねなく掃除できます。
- 洗濯槽洗濯に使うお酢は「穀物酢」。糖分入りはNG。
- 洗剤を使った掃除よりも水の使用も少なくて済む。
- 薬品ではないので泡立ちもなく、手についても安全。
そうそう、そうなんです。風呂窯部分の掃除もそうですが、非常に水がたくさん必要だったり、普通に沸かす必要があったりして、必要なこととは思っても抵抗感がある。お酢の活用には大賛成。
「酢&重曹」効果でさらにピカピカキレイにしよう!洗濯槽の掃除に驚きの効き目
酢と重曹とぬるま湯
1.まず、空の洗濯機の中に水を溜めます。ぬるま湯の方が汚れが落ちやすいので、お湯が入れれそうだったら入れて下さい。一番上まで入れておきます。
2.この中に、お酢を300~500㎖と重曹1カップを入れます。
3.そして10分程度撹拌(かくはん)しましょう。
4.そのまま半日~一日放置します。
5.放置したあとの洗濯槽の中には、黒いワカメ状のカビがウヨウヨ漂っていると思います。それらをすくえるだけすくって取り除きます。
6.通常コースで洗濯機を回します。
7.終わったら洗濯槽をしっかり乾燥させましょう。再びカビやばい菌がつくのを防ぎます。
気になる臭いは残らない
使用するお酢は、市販されている通常の食用の酢で構いません。
量も多いので、使用後の臭いが気になりそうですが、気になる臭いは残りません。
また、一度では落ち切れないことがありますので、その場合は何度か繰り返してみて下さい。
一度も掃除をしていない場合、ビックリするほど黒カビが浮いていることがあります。
- ぬるま湯を使えるなら、その方が汚れは落ちやすい。
- お酢と重曹を入れて10分攪拌し、半日ほど放置する。
- カビが浮いてきたら、取れるだけ取って通常コースで1回。
- 掃除後はしっかり乾燥させる。酢などの臭いは残らない。
臭いが残らないと聞いて、安心しました。お酢や重曹って、便利ですね。半日放置するっていうのが、ちょっとタイミングを見計らう必要があるかなとは思いますが。ぜひやってみようと思います。
Q 「酢」と「洗濯洗剤」は混ざってしまっても大丈夫!?洗濯槽の掃除をするとき
酢は漂白剤と混ざっても安全か
酢と酸素系漂白剤入り洗濯洗剤は混ざっても大丈夫ですか?
酢で洗濯槽掃除をしました。
その際、洗濯槽のふち(ほこりがたまりやすいあの上の部分)を酢水で拭いて、
その後水拭きしました。
酢なら安心だと思って使ったのですが、もし洗濯槽のふちに酢水がまだ残っていてそのまま乾燥してしまった場合、酸素系漂白剤入り洗濯洗剤を使用しても大丈夫ですか?
洗濯をしている時に洗濯槽のふちの部分に水が飛んでそのふちから水が落ちてきたら…と、構造上ありえない&自分でもバカみたいと思うような心配をしてしまいます。
酢で洗濯槽の掃除をし、淵部分などを酢水で拭いた。
酢が付着したまま乾燥した場所に漂白剤がついても安全か。
とても理解できる不安感です。いつも何気なく使っているものでも、ちょっと考えると大丈夫なのかな、と思うことはあります。百均で手軽に買えるふき取り洗剤でも、よく読むと色々書いてある。
A 一緒に使うとダメなものは【塩素系漂白剤】酢と混ぜると危険な物!
塩素系漂白剤には気をつけて
酸と混ぜて危険なのは『塩素系漂白剤』です。酸素系漂白剤では問題ありません。
そして酢の酸は酢酸です。揮発性があり乾いた後に酸は残りません。そして水拭きもしているとのこと。
以上より問題は全くありません。
酸素系漂白剤ならガスは発生しない
混ぜて危険なのは塩素系タイプのものです。
塩素系漂白剤に酢を混ぜると塩素ガスが発生しますが、酸素系の場合は発生しません。
どうして酸素系は発生しないのかというと、塩素系には次亜塩素酸ナトリウムが含まれています。
この次亜塩素酸ナトリウムが溶けた漂白剤が酸と反応すると塩素ガスが発生します。
しかし、酸素系漂白剤の場合は次亜塩素酸ナトリウムが含まれていないので、酸と反応して塩素ガスが発生するということはありません。
- お酢の酢酸は揮発性があり、乾いた後に酸は残らない。
- お酢と混ぜて危険なのは、塩素系タイプの物。
- 塩素系に含まれる次亜塩素酸ナトリウムが塩素ガス発生の元。
- 酸素系漂白剤は、酸と反応してガスが発生することはない。
塩素系は、やはり取り扱いに注意しなくてはいけません。キッチン周りなどの油汚れやカビといった強力な汚れには、ついつい強力な洗浄力を求めて強い洗剤に頼りがち。特性を理解して使いたいですね。