シミのお薬「ハイチオールC」は、本当にシミ対策に効果があるのでしょうか?
ハイチオールCに含まれている成分や効果、副作用についてわかりやすくまとめました。
ハイチオールCの主成分には、吐き気・頭痛などのつらい二日酔いへの効果もあるようですよ。
種類と成分について|シミのお薬『ハイチオールC』
ハイチオールCは肌トラブルや倦怠感に効果的!
ハイチオールCとは?
エスエス製薬からハイチオールCが発売されたのが1972年。それからリニューアルやシリーズ化を繰り返し、現在まで長く愛され続けています。愛される理由は、やはりその効果。女性にとって大敵である”しみ”に効くことを前面に打ち出しています。
効果はしみに対するものだけではありません。代謝を助けるL-システインが、ニキビや湿疹などの肌トラブル、全身の倦怠感などにも効果をもたらします。まさに女性の味方です!
ハイチオールCに配合されている成分
成分・栄養について
L-システイン・アスコルビン酸(ビタミンC)・パントテン酸カルシウム。この3つが、ハイチオールCシリーズに含まれる主成分です。
- ハイチオールCは肌トラブルや倦怠感に効果的!
- ハイチオールCに配合されている成分
ハイチオールCというとシミ対策のイメージが強いですが、シミ以外の肌トラブルや全身の倦怠感の改善などにも効果があるとは驚きです。40年以上の世の女性たちに愛され続けているという点も、いまさらながらすごいですよね。
効果について|ハイチオールCはシミ対策に対して
シミ・そばかすができる原因
シミやそばかすは過剰なメラニンが皮膚下に蓄積することによっておこる症状です。
メラニンは、肌の健康を守るためにはなくてはならないものです。
メラニンが無かったら、肌の真皮組織が紫外線によって破壊されてしまうからです。メラニンは紫外線から肌を作るシステムを守る盾のようなものです。
ところがメラニンも、適度につくられているうちは問題がありませんが、肌のストレスや光老化、加齢などによって生成バランスが狂い、過剰になってしまうことがあります。
これがシミやそばかすの直接の原因となります。
ハイチオールCはどうしてシミに効くの?
L-システインとアスコルビン酸(ビタミンC)は、メラニンが過剰に生成されるのを防ぎます。また、L-システインはメラニンを無色化し、排出する働きがあります。
ビタミンCは、これからできるシミを防ぐ効果、L-システインにはそれに加えて、今までにできたシミを薄くする効果が期待されています。
また、パントテン酸カルシウムは、別名ビタミンB5といい、肌の細胞を生み出す力があります。
パントテン酸カルシウムは、糖分や脂質、たんぱく質の代謝をはじめとして、皮膚を正常に保つ働きをする医薬品として、医療の現場でも処方されることがあります。
- シミ・そばかすができる原因
- ハイチオールCに含まれている成分にシミへの効果
ハイチオールCはシミの予防だけでなく、すでにできるいるシミを薄くする効果があります。顔にシミを見つけるとショックですが、諦めずにハイチオールCを試してみてはいかがでしょう?シミが目立ちにくくなるかもしれませんよ。
シミ対策に効果はある?『ハイチオールC』の使用者に聞いてみた…
ハイチオールCを飲んでいたら、新しいシミがなくなった!
私は効果があると思いますよ。
「あれこんなところにシミあったっけ?」と思った時に飲み始め、3か月欠かさず飲んでいたらそのシミはほぼ消えました。
できたて(?)のシミには効果てきめんなのね!と驚きました。
現在はハイチオールC+(ビタミンCの量が多いもの)とビタミンCを1200mgを摂っています。
ハイチオールCプラスを飲んでいるが、肌トラブルがなくなった
私も愛飲してますが効果はあると思います。私はシミを薄くするというよりシミ予防の為に飲んでますのでシミが実際薄くなるかは分かりません。
あと春先に耳の下辺りの首筋に吹き出物が出る事がありましたがそれが一切なくなりました。
肌は綺麗と言われるので効果はあると信じて飲み続けてます。
ちなみに飲んでるのはハイチオールCプラスです。
- ハイチオールCを飲んでいたら、新しいシミがなくなった!
- ハイチオールCプラスを飲んでいるが、肌トラブルがなくなった
ハイチオールCを始めるときに、一番気になるのが「本当に効果があるか」ではないでしょうか?誰にでも確実に効果があるとはいえませんが、実際に効果を実感している人も多数です。試してみる価値はあると思いますよ。
二日酔いへの効果がある!?ハイチオールCの主成分には
Lシステインは、アルコールの分解を促進する効果がある
ハイチオールCの主成分として含まれるLシステインには、二日酔いへの効果があり、アルコールの分解を早める働きがあります。
Lシステインは、アルコールとアセトアルデヒドを分解する脱水素酵素を活性化します。
このアセトアルデヒドとは、アルコールを摂取した際に人間の体の中に生まれる有害物質です。
吐き気・頭痛などの二日酔い対策にも、ハイチオールCは効果的
本来であれば、肝臓の脱水素酵素の働きで、アルコールを「水」と「アセトアルデヒド」に分解し、血液中のアルコール濃度を下げます。
しかし、人間の体内に排出する力に追いつけない程のアルコールを摂取してしまうと、
残ってしまっているアセトアルデヒドが「吐き気」や「頭痛」など二日酔いの症状をもたらしてしまうのです。
Lシステインは、肝臓の脱水素酵素を活性化してくれるので、体内のアルコールを早く分解するように助けてくれる役目をしているのです。引用元-ハイチオールCは二日酔いに効果ある?飲み方を間違えないで! | ヘルスケアPOCKET【病気の症状・原因・治療法を解説】
- ハイチオールCに含まれているLシステインには、アルコールの分解を促進する効果がる
- 吐き気・頭痛などの二日酔い対策にも、ハイチオールCは効果的
ハイチオールCが二日酔いにまできくとは、驚きです!二日酔いによる吐き気や頭痛は辛いものですが、そんなときはハイチオールCを飲んでアルコールの分解を助けてもらいましょう。
副作用に注意!ハイチオールCの主成分について
システインに副作用はないが、過剰摂取には注意が必要
システインはアミノ酸の一種で、なおかつ人間が体内で作り出せる栄養素です。体内で作れるということは、安全性が高い物質ということでもあります。日々の食事やサプリメントなどから摂取しても、副作用は出にくいと言われています。
ただし、ある臨床試験によれば「システインを摂りすぎると吐き気や下痢、腹痛などの症状が発生する」という報告が出されています。
ここで言う「摂りすぎ」というのは1日あたり1500mgくらいの量です。サプリメントを使うときにはこの値を超えないようにするのが賢明です。
システインをとると白髪になりやすい?
システインにはメラニンの生成をおさえる働きがあります。この働きがあるためにシステインは「美白効果が期待できる成分」と言われているわけですが、髪の毛のメラニンも少なくなってしまい、その結果白髪になりやすくなる……このような副作用があることも覚えておきましょう。
ただし、この現象はビオチンという栄養素をしっかり摂れば、ある程度は防げると言われています。ビオチンはビタミンBの一種で、皮膚や髪の健康にかかわる栄養素です。
システインを取り過ぎると、紫外線によるトラブルが起こりやすい
すでに述べたように、システインはメラニン生成を阻害します。そのため、過度にシステインを摂りすぎると肌のメラニン量が足りなくなって、紫外線の影響を受けやすくなります。
この影響を避けるには、まずは紫外線を浴びないように日ごろから肌をガードするのが大切です。
少し面倒かもしれませんが「日差しの強いときは日傘を使う」「なるべく建物の影を歩く」などの細かいことを心がけると、肌の調子がだいぶ変わってくるはずです。
- システインに副作用はないが、過剰摂取には注意が必要
- メラニンの生成を阻害するシステインをとると白髪ができやすくなるため、ビオチンで白髪を予防しよう
- システインを取り過ぎると肌のメラニン量が減少するため、紫外線によるトラブルが起こりやすい
女性にとって嬉しい働きが満載のシステインですが、デメリットもあることを頭に入れておきましょう。システインを摂取するときは、ビオチンをいっしょにとるようにしたり、紫外線対策を徹底したりすることが大切です。