食べ物のカロリーは、どうやって測定しているのでしょうか?
食べ物のカロリーの測定方法と3大栄養素の熱量を決める計算方法をわかりやすくまとめました。
1883年に考案された現在の基本的なカロリー測定方法には、疑問の声も多いようです。
どうやって測定してるの?食べ物のカロリーについての不思議
食べ物のカロリーはどうやって計算しているの?
食べ物のカロリーってどうやって調べているのでしょうか?
※カロリーを紹介しているサイトを知りたいのではありません、文部科学省が公表している五訂日本食品標準成分表のことが知りたいのではありません。
外食のメニューなどのカロリー表示の測定方法が知りたい
ファミレスなどでメニューのところにカロリー表示があると思うのですがそのメニューごとのカロリーをどうやって調べているのかが知りたいのです。
何か機械でしらべていると思うのですが、何の数値で調べているかなどをご存知の方教えてください
- 食べ物のカロリーはどうやって計算しているの?
- 外食のメニューなどのカロリー表示の測定方法が知りたい
食材そのものの消費カロリーは文部科学省から公表されていますが、レストランなどのメニューに載っているカロリー表記は、どうやって計算しているのか不思議ですよね。計算方法がわからないと、ほんとうにそのカロリーが正しいのかも疑わしく思えます・・・。
こんな風にカロリー測定をし食べ物を定義づけしています。
食べ物のカロリーの計算方法
その食べ物に含まれている三大栄養素(炭水化物・タンパク・脂質)に分け、それぞれの重さを出します。
んで次の値をかけます。
炭水化物:1gあたり4kcal
タンパク質:1gあたり4kcal
脂質:1gあたり9kcal
あとはそれぞれから出たkcal値を足し合わせればいいです。
カロリー計算の方法は、オカルトな方法が採用されている?
カロリーは化学者的には非常にオカルトな方法で測定されています。
例えば、食べ物を燃やします。その際の熱量を測定します。この熱量をAとします。
食べ物を食べます。出来た便を燃やします。この熱量をBとします。
AとBの差がその食べ物のカロリーです。(勿論消化吸収する割合は考慮します。)
もう一つの方法として、化学的な計算で求める方法もあります。
炭素炭素一重結合のエネルギーが○○で、二重結合が△△で・・・
消化吸収すると別の物質になって炭素酸素結合に変わるから□□のエネルギー量になるから・・・
なんて感じで計算するのです。
なので、実はどのぐらい正確かは良く分かりません。
経験則上、化学的計算結果と大差ないと予測されてはいますが、どの程度の差なのか…
- 食べ物のカロリーの計算方法
- カロリー計算の方法は、オカルトな方法が採用されている?
- カロリーの化学的な計算方法
食べ物のカロリーの測定方法、衝撃的ですね・・・。食べ物と食べ物を食べたあとの便をそれぞれ燃やしたときの熱量の差とは、なんだか想像と大きくかけ離れすぎていて、頭がついていきません。
食べ物のカロリー測定方法とは・・日本食品分析センターの方に教えてもらおう
カロリーの定義
年末年始の暴飲暴食に身を委ねると、とめどなくボリュームアップするこの腹回り。
すると突然「この1食で1000キロカロリー超えるんだ」などと、口にするものすべての値が気になりだすんですが、そもそもこのカロリーとは何者なのか?
日本食品分析センターの小林章二さんにうかがいました。
「カロリーは人間が活動するために必要な熱エネルギーです。
1気圧のもとで1gの純水の温度を1度上昇させるために必要な熱量を、1カロリーと定義しています」
カロリーの2種類の計算方法
食品の物理的燃焼カロリーは、調べたい食品を燃料にして実際に燃やす「ボンブカロリーメーター」という装置で調べられるそうですが、レストランのメニューや食品パッケージなどに記載されるカロリーとなると、計測方法が違ってくるとか。
「たんぱく質、脂質、炭水化物という3大エネルギー源のカロリーをそれぞれ調べ、合算したものを総カロリーとしています。
例えばたんぱく質は、食品中に含まれている窒素量を『ケルダール法』で測り、それにエネルギー換算係数というものをかけて算出します。
脂質の場合は、溶剤によって食品から溶け出した油脂の重量に、係数をかけます。炭水化物だけは勝手が違って、食品から水分、たんぱく質、脂質、灰分を差し引いた残り物を炭水化物とし、同じく係数をかけて算出しています」
引用元-燃料にしてホントに燃やす!?食品「カロリー」測定法のナゾ | R25
- カロリーの定義
- ボンブカロリーメーターを使ったカロリーの測定方法
- ケルダール法などを使ったカロリーの計算方法
定期的に新メニューが登場するレストランなどでは、ボンブカロリーメーターを使ってカロリーを計算するのは大変なものですよね。そのため、3代エネルギー源のカロリーを使って計算する方法がとられているのでしょう。
どうやって測定された?3大栄養素の熱量を決める計算方法とは
カロリーの基本的な測定方法
3大栄養素(炭水化物、たんぱく質、脂質)や食品の熱量は、どのようにして測定されたのでしょうか。
測定法は、1883年にルブネルという科学者が考案した方法が現在も使われていて、基本的な考え方は同じです。
計算式は、
[ 食物の熱量 ] = [ 食物を空気で燃やして発生した熱量 ] - [ 同量の食べ物を食べて出た排泄物を燃やして発生した熱量 ]となり、これを様々な食物や各栄養素ごとに測定するわけです。
カロリーの測定には、ポンプ熱量計が使われる
具体的には、ポンプ熱量計(カロリーメーター)という機器の中に、熱量を図りたい食品(もちろん乾燥させてある)と酸素を入れ、伝熱線に電気を通して熱して燃やし、容器内の温度の上昇を測定し、それを熱量に換算することでカロリー数は測定できます。
ちなみに1カロリーとは水1g の温度を1度上げるのに必要なエネルギーです。
このようにして得られた熱量を保有エネルギーと呼び、たんぱく質は5.56キロカロリー、糖質は4.1キロカロリー、脂質は9.45キロカロリー(いずれも1g あたり)という値が得られました。
言ってみれば “ 物理的燃焼 ” です。
- カロリーの基本的な測定方法
- カロリーの測定には、ポンプ熱量計が使われる
現在のカロリーの基本的な測定方法が、1880年代に確立されたものだとは驚きです。食品とその食品を食べたあとの便を使う方法は、衝撃的ですが、効率的な方法ですよね。カロリーの定義について、知らなかった人も多かったのではないでしょうか?
インチキじゃ?食べ物のカロリー測定方法は疑問が多い
カロリーの測定方法は、1883年に考案された
食物のカロリー数はどうやって測定されたのかを調べてみると、かなりインチキくさいことが分かる。
測定法は、1883年にルブネルという科学者が考案した方法が現在も使われていて、基本的な考え方は当時と同じだ。
計算式は、[食物の熱量]=[食物を空気中で燃やして発生した熱量]-[同量の食物を食べて出た排泄物を燃やして発生した熱量]であり、これをさまざまな食物や各栄養素ごとに測定する。
具体的には、ボンブ熱量計(カロリーメーター)という機器のなかに、熱量を計りたい食品(乾燥させてある)と酸素を入れ、電熱線に電気を通して熱して燃やし、容器内の温度の上昇を測定し、それを熱量に換算することで、カロリー数は測定できる(ちなみに、1カロリーとは水1グラムの温度を1℃上げるのに必要なエネルギーである)。
カロリーの測定方法の疑問点
しかしこの測定法は疑問だらけだ。なぜなら、
◇体温は最高でも、せいぜい40℃であり、この温度では、脂肪も炭水化物も「燃焼」しない。つまり、人体内部で食物が「燃えて」いるわけがない。
◇そもそも、細胞内の代謝と大気中の燃焼はまったく別の現象である。
◇動物界を見渡すと、食物に含まれるカロリー数以上のエネルギーを食物から得ている動物がたくさんいる。
- カロリーの測定方法は、1883年に考案された
- カロリーの測定方法の疑問点
確かにカロリーの測定方法には疑問点がいくつかありますよね。これらを踏まえて考えると、ダイエット中のカロリー計算を過信しすぎてはいけないのかもしれません。あくまで参考程度に考えた方がよさそうですね。