時間が経つと出てくる黄ばみ。一度黄ばんでしまうと、普通の洗濯では何度洗っても落ちません。
黄ばんでしまう原因、予防対策や効果的な黄ばみの落とし方を調べてみました。
黄ばみのない真っ白なワイシャツやTシャツを保っていきたいですね。
黄ばみが落ちない?洗濯の時に漂白剤を使用しても無理?
洋服の黄ばみ
黄ばんだ部分に直接酸素系漂白剤(液体)をつけ、
粉洗剤、酸素系漂白剤が入ったお湯に半日近くつけ置きしてから
洗濯機で洗ったんですが、においは取れたものの
黄ばみは落ちませんでした。
黄ばみの落とし方を知りたい!
もう黄ばみを落とす事はできないのでしょうか?
- 酸素系漂白剤、粉洗剤に浸け置き
- 臭いは取れたが黄ばみが落ちない
- 黄ばみの落とし方を知りたい
黄ばみって落ちないですよね。よく黄ばんでしまうのが、旦那の白いTシャツ。シーズンを越すとけっこう早い段階で黄色くなってしまいます。そんな時は諦めて雑巾にしてしまうのですが、毎回もったいないと思っています。落とし方があるのなら知りたいです!
黄ばみ落としの方法!漂白剤を使った洗濯の仕方を教えます
油分を取り除く
(1) 中性洗剤で油分を洗い流します。
※まず、中性洗剤で落としたい部分の油分を取り除きます。
(市販のスポット洗剤、固形石鹸でも可です)
洗剤で流す
(2) 水でよくすすぎます
水で洗剤分を洗い流します。
油分などが残っていると、時間経過で黄ばみが発生する場合があります。
漂白剤に浸ける
(3) 漂白処理をおこないます。
漂白剤を使用する場合に一番注意しなければならないことが地色の色はげです。漂白剤を使用する場合は、目立たない所で必ずテストをして下さい。
テストで脱色が発生したら、漂白剤は使用しないで下さい。
テスト方法は、実際の処理と同じ処理(時間も含む)でテストを行うのが理想です。
【漂白剤の種類】
漂白剤は、市販の酸素系漂白剤又は、消毒用のオキシドールを使用します。
塩素系、還元系漂白剤は、基本的に使用しないで下さい。
漂白剤について
酸素系液体漂白剤に酸素系粉末漂白剤を混ぜる。または酸素系漂白剤に重曹を混ぜる。あと酸素系漂白剤にアンモニア水を入れるなどでも漂白効果がUPします。
一番漂白効果が高いのは酸素系粉末漂白剤を混ぜるのがいいのですが、漂白効果が高い=生地を傷める事ですので重曹やアンモニア水で試すほうが良いと思います。
手もみ洗い
(4)シミがついた部分に上記の漂白剤をつけて手もみします。
仕上げの洗濯
(5)そのまま、衣類に合った方法で洗濯します。
また、つけ込み(水の温度は40度~60度がベスト)での漂白処理も非常に有効です。
- 黄ばんでいるところの油分をしっかりと取り除く
- 酸素系漂白剤、消毒用のオキシドールで漂白をする
- 漂白するときは、テストを必ず行うこと
- 漂白剤をつけて手もみ洗いをする
- 最後に衣類に合った洗濯をする
もっと大変だと思っていたのですが、酸素系漂白剤の手もみ洗いで落とせるのですね。旦那のTシャツを黄ばみが原因で何枚も捨てていたので残念です。すぐにでも試してみようと思います。
漂白剤でのつけ置き洗いが最適?黄ばみを洗濯で落とす場合には
黄ばみの原因は?
黄ばみの原因は、ほとんどが汗や皮脂の汚れが変質したものだそう。
洗濯で落としきれなかった汗や皮脂が、時間の経過とともに酸化して黄色くなってしまうのだとか。
漂白剤で浸け置き
○この黄ばみは「ハイター」などの漂白剤でつけ置き洗いをすればキレイになります。
ただしがついている場合は、塩素系漂白剤が使用できないため、「ワイドハイター粉末タイプ」か酸素系漂白剤配合の「アタック高浸透リセットパワー」をぬるま湯に溶かして、つけ置き漂白すると効果的です。
○色のついた刺繍や金属の付属品類が付いていると使用できない場合もあるので、必ず表示を確認してから使用しましょう。
そして、漂白後にぬるま湯で洗濯をすると、汚れ落ちの効果がぐっと高くなりますよ。
- 黄ばみの原因は、油や皮脂の酸化が原因
- 酸素系漂白剤をぬるま湯に溶かして浸け置きする
- 漂白後にぬるま湯洗濯をすると、さらに汚れ落ちが良くなる
やはり、黄ばみには酸素系漂白剤が効果的なようですね。以前効果をあまり実感できなかったのですが、水温や時間が適切ではなかったのかもしれません。何でも使い方が重要ですね。
予防法と対処法を紹介!黄ばみが白いシャツにできてしまったときは
洗える衣類はためこまず、すぐに洗濯を!
透明に見える汗ですが、含まれる皮脂やタンパク質が衣類に付着して変質すると、黄ばみにつながります。
汗をかいた衣類は、乾いても汗の成分は残っている状態。
洗える衣類の場合は、汗をかいたら早めに洗濯することで、通常の洗濯でも汗ジミを落とすことができます。
また、液体の酸素系漂白剤を洗剤と一緒に使うと、黄ばみの元をためこみにくく、黄ばみ予防にもなります。
ガンコな汗ジミには、漂白剤でスペシャルケアを
洗濯してもシミが残る場合は、完全に皮脂汚れが落とし切れていないことが原因です。
黄ばみを落とす効果の高い、粉末の酸素系漂白剤でスペシャルケアを行いましょう。
40℃の湯に粉末の酸素系漂白剤を溶かし、衣類を30分ほどつけおきした後、普通に洗濯して乾かします。
粉末酸素系漂白剤は毛・絹には使用できないので注意しましょう。
白物の衣類なら、よりシミ抜き効果の強い、塩素系漂白剤を使うこともできます。
- 時間を置かずに洗う事が重要
- 液体の酸素系漂白剤を使うと、黄ばみの元を作りにくい
- 頑固な黄ばみには、40度のお湯に酸素系漂白剤を入れて30分浸けこむ
- 白物なら塩素系漂白剤を使える
やはり、すぐに洗うことがベストですよね。タオルもTシャツも、時間が経つと臭くなってしまいます。菌が大繁殖していると思うと気持ちが悪いですよね。シミ対策のためにも、洗濯はこまめに行っていきたいものです。
原因とは?ワイシャツに黄ばみができてしまうことについて
黄ばみと黒ずみの違い
ワイシャツの襟や袖口の部分が汚れていく時は、最初に「黄ばみ」の状態になります。
そして、黄ばみを放置していると「黒ずみ」になってしまいます。黄ばみと黒ずみの違いは下記の通りです。
黄ばみ:人間の皮脂が原因でできる汚れ
黒ずみ:皮脂の上にホコリなどの汚れがたまっている状態
そう、ワイシャツの「黄ばみ」の原因は人間の皮脂なのです。
そして、ワイシャツに付着する皮脂が多くなればなるほど、「黒ずみ」も濃くしぶとくなっていきます。
そして実際には、黄ばみがある場合には、同時に黒ずみもできてしまっている場合がほとんどです。
そのため、黄ばみを落とすためには、まず先に黒ずみを落とす必要があります。
黄ばみの前に黒ずみを落とす
黒ずみを落とさないまま、漂白剤で黄ばみを落とそうとしても、黄ばみの上に重なっている黒ずみが邪魔をして漂白剤が届きません。そのため、いくら洗濯をしても決して真っ白にはならないのです。
黄ばみの原因はお分かりですね?それでは、早速、ワイシャツの黄ばみの落とし方を見ていきましょう。しかし、その前に一つだけ注意点があります。
- 皮脂が黄ばみの原因になる
- 皮脂の上にほこりがついてしまったものが黒ずみ
- 黄ばみができると黒ずみが出来てしまうことが大半
- 黄ばみを落とすためには、先に黒ずみを落とす必要がある
旦那さんのワイシャツやTシャツが黄ばんだり黒くなるのは、皮脂汚れが多いからなのですね。子供たちの服は黄ばまないのに、どうしてワイシャツやTシャツばかり黄ばむのか疑問でした。なるほど、納得ですね。
良かれと思って・・その原因を教えて!漂白剤を使用したら黄ばみができてしまった場合
洗ったら黄ばみが発生
【状況】
ワイシャツを家庭洗濯したところ、エリ部分に黄ばみが発生しました。
洗濯前には、このような黄ばみは発生していません。
商品名: ワイシャツ 素材: ポリエステル60% 綿40%
取り扱い絵表示 洗濯表示 洗濯表示
【現象】
エリ部分全体に黄ばみが確認できました。
塩素系漂白剤が原因
【調査内容】
1. 着眼点
ワイシャツは、エリ部分の生地も身頃生地も同一素材を使用しています。
エリ部分が明確に黄ばむのは、使用されている芯地が黄ばみ、表地を透かしてその部分が黄ばんだかのように見えると推測されます。
2. 分析
シャツなどの芯地には、適度な硬さと収縮を防ぐために、メラミン系の樹脂加工をしているものが多いです。
この樹脂に塩素系漂白剤を使用すると、メラミン中の窒素がクロラミンになり黄ばんでしまいます。
原因と対策
以上のような結果から、原因は家庭洗濯時に塩素系漂白剤を使用したことにより、芯地のラミン系の樹脂からクロラミン化合物が生成したものと断定できます。
安易に、白いワイシャツだからと塩素系漂白剤を使用したのが原因です。
取り扱い絵表示には、塩素系漂白剤の使用は、×となっているので、洗濯時には表示の確認を怠らなければ、今回の事故は防げたと思われます。
洗濯・染み抜きドットコム(洗濯・染み抜き・クリーニング大辞典)より
引用元-気の向くままに… 漂白剤の失敗
- 洗濯したら、白かった衿が黄ばんでしまった
- 塩素系漂白剤を使用したために、芯地が黄ばんでしまったのが理由
- 白いものでも、安易に塩素系漂白剤を使うのは危険
塩素系漂白剤は、驚くほど白くなりますよね。台所用の布巾やまな板を漂白すると、新品のように真っ白になります。シミにも即効性がありついつい使いたくなってしまいますが、生地が傷むという事も知っておかねばなりません。注意書きを確認していくことが大切ですね。