レーヨンとナイロン素材の衣類について|毛玉が出来やすいのは?

レーヨンやナイロン素材の衣類。毛玉ができやすいのはどっち?

レーヨンとナイロン素材では、どちらの方が毛玉ができやすいのでしょうか?

毛玉ができやすい素材や、レーヨン・ナイロンなどの繊維の性質についてわかりやすくまとめました。

合成繊維と再生繊維の種類や特徴も、是非参考にしてみてくださいね。

毛玉ができやすいのはどっち?レーヨン素材とナイロン素材では

レーヨンとは絹を目標にした化学繊維

レーヨンは世界で一番早く絹を目標に創り出された化学繊維です。このレーヨンを出発点として、その後の化学繊維が急速に発達しました。
レーヨンは化学繊維の再生繊維に分類されます。これはユーカリやアカシヤ等木材パルプ中のセルロース(繊維素)をアルカリ処理し、二硫化炭素と反応させたレーヨンの原液(ピスコースという)を細い孔が多数ある「口金」から酸性浴中に押し出し、セルロースを繊維状に再生させたものです。
その製法のため、再生繊維といわれビスコースレーヨンや単にビスコースともいわれます。レーヨンは綿や麻と同じセルロースで構成されていますので、土中で生分解して土に環るエコロジー繊維といえます。
引用元-繊維の知識

ナイロンは最も早く工業化された合成繊維

ナイロンは1935年にアメリカ・デュポン社で発明され、合成繊維の中で最も早く工業化されました。開発当初は石炭を原料とし、『蜘蛛の糸よりも細く、鋼鉄よりも強い』と言うキャッチフレーズでデビューし、衣料用にパンティストッキング、水着、スキーウエアー等、インテリア用にカーペット等、産業資材用に魚網、ロープ、タイヤコード等広い用途に使用されています。
ナイロンは、ポリアミド系の繊維でナイロン6・ナイロン66等のタイプがありますが、日本では主にナイロン6が生産されています。他にナイロンの仲間に「アラミド」がありますが、品質表示法ではナイロンではなく「アラミド」と表示されます。
引用元-繊維の知識

  • レーヨンとは絹を目標にした化学繊維
  • ナイロンは最も早く工業化された合成繊維

ナイロンとレーヨンの歴史と作り方は知らなかった

ナイロンとレーヨンは、化学繊維や合成繊維の中で歴史が長いのですね。繊維の名前は知っていても、どのような歴史を持ち、どのように作られているのは知らなかったので勉強になりました。

ナイロンの混合は丈夫!レーヨンは扱いにくく毛玉が出来やすい

レーヨンはシワや毛玉ができやすい

元アパレルの服に関わっていたものから見た『買う時にこの生地には気をつけた方がいいよ!』という素材についてです。

ちなみに私はポリエステルとナイロンの混合が好きです。(丈夫でヘタりにくい!)

一番嫌いな生地は断トツで『レーヨン』ですね。

シワになりやすくアイロンかけ必須な上、毛羽立ったような小さな毛玉もできやすいです。(特にアクリルとかとの混合の場合)一度レーヨン100%のシャツを作った事があるんですが、どうしてもシワがすぐできるので常にアイロンをかけてましたね。もう絶対レーヨン100%の服は買いません。

安くて風合いがいいので(化繊のシルクとも呼ばれる)色んな服に配合されてますけど本当に注意です。縮みやすいし。
引用元-元アパレル関係からみた『この生地には注意』 – ミニマリストを目指すブログ

ポリエステルは丈夫で速乾性に優れているが、脇の臭いに注意

そして『ポリエステル』ですが、とにかく丈夫ですぐ乾くし楽な素材です。

ですが、脇が臭いやすい人にとっては天敵の素材ですからきちんとデオドラントして着るのは大事ですね。

引用元-元アパレル関係からみた『この生地には注意』 – ミニマリストを目指すブログ

服を購入する際には素材の混合率には気をつけて購入するのをお勧めします。私自身全然生地の特性を知らなかった頃レーヨン混の服がやたらとダメになるのが早くて不思議に思っていましたので。
引用元-元アパレル関係からみた『この生地には注意』 – ミニマリストを目指すブログ

  • ポリエステルとナイロンの混合がオススメ
  • レーヨンはしわや毛玉ができやすく、縮むのでおすすめできない
  • ポリエステルは丈夫で速乾性に優れているが、脇のにおいが気になる人は注意が必要

レーヨンはお手入れの手間がかかってしまう

レーヨンは毛玉ができやすいのですね!肌触りは絹に似てなめらかですが、日常的に着るのならお手入れの手間がかかりすぎるのは難点といえるでしょう。お手入れの手間をかけたくない人は、レーヨンは選ばない方が良いかもしれません。

毛玉ができやすいレーヨンやナイロン素材とは?

毛玉ができやすい素材

紳士物のズボンや毛足のない女性のスーツとかの手で取ろうと思っても取れないくらい小さくて、引っ張ってみても簡単に取れない毛玉のお話。

毛玉が出来る原因は 服の素材にあるんです!!

ではいったいどんな素材だと小さくて取れにくい毛玉が出来るのか・・・

それはね^^レーヨンポリエステル等の化学繊維との混紡製品。
引用元-シミ抜き職人!ゆうゆうです。 衣類から皮革まで全てお任せ!:毛玉とり

レーヨンとポリエステルの混紡製品は、簡単にとれない小さい毛玉ができやすい

手でつまんですぐに取れる毛玉はウールとかカシミヤとかの獣毛品、簡単には取れない小さな毛玉が擦れる個所にすぐできてしまうのが、レーヨンとポリエステルの混紡製品の特徴です。

この混紡製品はニット製品に限らず、色んなデザインの服に使われてたりしてます。

男物で多いのはシャツとズボン。 女性物は・・・割と多くの服に使われています。

新品の時は光沢があり厚みがあるけど生地が柔らかくいい感じ♪

光沢があるものも多く、見た感じでは毛玉なんてできそうもない感じの素材。
金額的にも手頃な物が多いかな♪

ワンシーズンで大量の毛玉ができることも・・・

でも・・・中にはブランド品でも使われていたりします。 それがたとえ高額品であっても気に入ってよく着用するとワンシーズンでもかなりの毛玉が出来てしまいます

基本的にポリエステルを混ぜた生地は色落ち度も少なく、生地自体の強度も強くなって服は長持ちします。

ただ・・・レーヨンとの混紡となると・・・どうしても毛玉ができちゃいます

これからの季節、トレーナーなどに結構多く使われる素材です。
新品の時は綺麗だけど、すぐに毛玉できません?
引用元-シミ抜き職人!ゆうゆうです。 衣類から皮革まで全てお任せ!:毛玉とり

  • 毛玉ができやすいのは、化学繊維との混紡製品
  • レーヨンとポリエステルの混紡製品は、簡単にとれない小さい毛玉ができやすい
  • ワンシーズンで大量の毛玉ができることも・・・

衣類の毛玉に悩まされたことがある・・・

私も「これは毛玉ができないだろう!」と思って購入した服にたっぷりの毛玉ができ、落ち込んだ経験があります。毛玉とりをいくらかけてもすぐに新しい毛玉ができ、外では着られなくなった服も。素材が原因だったとは知りませんでした。

今は、毛玉取りも安いので

一ヶ月に一度、毛玉を取れば大丈夫ですね。

レーヨンやナイロンなどの繊維の性質を知ろう!アパレル業界で働く人必見☆

素材のデメリット

<お客様のお問い合わせ内容ベスト5&該当する繊維>
1「水洗いで縮む?」  ・・綿(コットン)、毛(ウール)、レーヨン、
2「シワになりやすい?」 ・・綿(コットン)、麻、レーヨン
3「毛玉になりやすい?」 ・・毛(ウール)、アクリル
4「色落ちしやすい?」  ・・麻
5「他のものの色、汚れがつきやすい?」⇒ポリエステル、アクリル
引用元-アパレル業界マメ知識 ~繊維の性質を知って、お客様の質問に応えよう!~ – “憧れのファッション・アパレル業界で働く♪”~シーエーセールススタッフ~

素材のセールスポイント

<セールスポイントになる性質をもつ繊維>
○強くて丈夫 ・・綿(コットン)、麻、ポリエステル、ナイロン
○吸水性がよい ・・綿(コットン)、麻、毛(ウール)、絹(シルク)、レーヨン
○熱に強い ・・綿(コットン)、ポリエステル
○保温性がよい ・・毛(ウール)、絹(シルク)、アクリル
○軽い     ・・アセテート、トリアセテート、プロミックス、ポリエステル
○光沢がある ・・絹(シルク)、キュプラ、アセテート
○シワになりにくい ・・毛(ウール)、ポリエステル、ナイロン
○しなやかさがある ・・絹(シルク)、レーヨン
○プリーツ性がよい ・・アセテート、トリアセテート、ポリエステル、ナイロン
○日光に強い   ・・キュプラ、ポリエステル、アクリル
引用元-アパレル業界マメ知識 ~繊維の性質を知って、お客様の質問に応えよう!~ – “憧れのファッション・アパレル業界で働く♪”~シーエーセールススタッフ~

  • 「水洗いで縮む」「シワになりやすい」など素材のデメリット
  • 素材のセールスポイント

衣類は素材のメリット・デメリットを考えて選んで

素材にはそれぞれメリットもあればデメリットもあります。素材を気にせず、すべて同じように洗濯やお手入れをしていては、衣類の劣化を招いてしまうため注意しましょう。それぞれのメリット・デメリットを踏まえたうえで、衣類を選びましょう。

合成繊維「ナイロン」と再生繊維「レーヨン」について

再生繊維

再生繊維には、レーヨン、ポリノジック、キュプラ、リヨセルがあります。
レーヨンとポリノジック、リヨセルは木材パルプが原料です。
キュプラは綿を元にして作られた繊維です。パルプや綿を化学的に作り変えた繊維のため、再生繊維と呼ばれています。

以下の特徴があります。

1.絹に似た風合い
2.吸湿性がある
3.水に濡れると強度が低下する
4.プリーツ性はない
5.縮みやすい

レーヨン、キュプラなどはコートやアウター、スーツの裏地に使用されることが多いです。さらりと袖通しが良いです。
ただし、伸び感がないため衣料を選ぶ際は試着をされることをお勧めします。
引用元-完全保存版!洋服の素材が誰でも分かる!簡易辞典 | 店長ブログ | 洋服を売るなら!オークション代行・買取のアントロワ

合成繊維

合成繊維で衣料によく使われる素材はポリエステル、ナイロン、アクリル、ポリウレタンです。
原料は石油です。共通の特徴は以下になります。

1.強度がある
2.軽い
3.プリーツ性がある
4.虫やカビに強い
5.吸水性が低い
6.静電気が起こりやすい

ナイロン

ウインドブレーカー、スキーウェアなど冬用のスポーツウエアなどの衣類に用いられています。
最近は強化ナイロンが広く普及し始めており、旅行バック、カジュアルバック、ビジネスバックにもよく使われています。
引用元-完全保存版!洋服の素材が誰でも分かる!簡易辞典 | 店長ブログ | 洋服を売るなら!オークション代行・買取のアントロワ

  • 再生繊維の種類と特徴
  • 合成繊維の種類と特徴

使用するシーンにあわせ、最適な素材を選ぼう

お手入れの手間の少なさを考えると、再生繊維よりも合成繊維の方が断然おすすめです。一方、肌触りで選ぶなら再生繊維の方がやはり良いですよね。使用するシーンに合わせて、最適な素材を選ぶことをおすすめします。

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