梅干しを作る際、保存容器はどうやって消毒すればいいのでしょうか?
梅干しなどの保存におすすめの保存容器のいろいろな消毒方法や、容器の選び方をご紹介します。
無添加梅干しの作り方や、おいしい梅干しを作るポイントも参考にしてみてくださいね。
容器の消毒方法をご紹介!梅干しなどを保存したいとき
■煮沸消毒する場合
保存瓶とふたを洗剤などでよく洗ってから、鍋の底に布巾もしくはすのこを敷いて、瓶が全部浸かるくらいの水を入れて、その中に瓶とふたを入れて、火にかけて沸騰してから2~3分程度煮沸します。
布巾などを鍋底に敷くのは、直接瓶を入れると割れる恐れがあるためです。
ふたがゴムでできている容器の場合
ふたがゴム製の場合、長時間煮沸したり温度が高いと劣化する恐れがあるため、沸騰状態ではなく80℃程度のお湯に2~3分程度浸けておくとよいでしょう。
煮沸後、瓶を取り出す際は菜箸やトングなどを使用して
やけどしないように取り出して清潔な布巾の上に逆さにして乾燥させます。ふたも瓶同様に逆さにして乾燥させます。これで煮沸消毒は完了です。
※瓶を熱湯の状態でいきなり入れると、急激な温度変化によって割れる恐れがあるため、必ず水の状態から入れるようにしましょう。
- 瓶を煮沸消毒する方法
- ふたがゴムでできている場合、80度のお湯に数分つければOK
- 瓶は水の状態から入れておくと、割れる可能性を減らせる
瓶を煮沸消毒するときは、割らないように注意が必要です。瓶を鍋に入れるときや取り出す際、とくに気をつけるようにしましょう。瓶の煮沸消毒の方法を覚えておけば、梅干しだけでなくジャム作りなどにも活躍してくれますよ。
梅干しなどを保存したい!保存容器の色々な消毒方法とは
1.煮沸
オーソドックスな方法はこちら。ビンがすっぽり入る鍋が必要です。
1)よく洗ったビンとフタ、たっぷりの水を鍋に入れて、火にかける。
材料をビンに入れるときに使うスプーンや箸なども一緒に入れる。2)沸騰したら4-5分加熱する。
水面からビンがはみ出る場合、ひっくり返して、全体を加熱する。3)ビンなどを鍋から取り出し、清潔なフキンの上に伏せて置く。
お湯が沸く前にビンを入れれば、
割れないので安心^^あとは、1時間ほど放置するだけ♪
2.熱湯消毒
ビンが入る鍋がない場合は、こちらの方法で^^
冷たいビンに熱湯をかけると、割れてしまうことがあるので、
まず、ビンを温めるのがポイントです。1)ビンをよく洗う。
2)60~70℃のお湯をビンに注ぎ、ビンを温める。
3)ビンのお湯を捨て、沸騰したお湯をビンの内外にたっぷり回しかける。
3.アルコール
焼酎やホワイトリカー、ウォッカなど、アルコール度数の高いお酒で消毒できます^^
1)ビンをよく洗って、乾かす。
2)少量のお酒をビンに入れ、ビンを振りながら、すすぐ。
フタはお酒をしみ込ませたキッチンペーパーやフキンで拭く。3)お酒を捨てて、素材を入れる。
引用元-放射能なし!簡単、美味しいレシピで健康に: 簡単にできる’o’ ビンの消毒方法いろいろ~梅酒・梅シロップ・ジャム…保存食を作る前に~
- 瓶の煮沸消毒のやり方
- 瓶の熱湯消毒のやり方
- 瓶のアルコール消毒のやり方
急激な温度変化に弱い瓶を消毒するときは、冷たい瓶にいきなり熱湯をかけたりしないように気をつけましょう。定番の消毒方法は煮沸消毒ですが、瓶が大きい場合などは熱湯消毒やアルコール消毒がおススメです。
容器は消毒しやすい広口のものを選ぼう!梅干しなどを保存する場合
食品用ではない保存容器を使うのはNG
①食品用の保存容器を使いましょう。
食品用として作られていない容器を使うのはおすすめできません。
その理由は、例えば、ガラス製品は、鉛の量を増やすことで透明度が上がるそうです。
食品用でない保存容器を使うと、場合によっては、その鉛が溶けだすというようなこともあるからです。また、プラスチック製品や金属類でも同じようなことがいえますので注意が必要です。
ちなみに余談ですが、ペットボトルやプラスチックが酸に反応して良くないのではないかと心配される方も多いのではないでしょうか。
調べてみるとペットボトルやプラスチックと酸の関係については、出来た梅ジュースの酸はそれほど強いものではないので「大丈夫」という意見が多かったので心配なさそうですが、梅のエキスを摘出している最中には、発酵などの影響で思わぬ変化を引き起こす可能性もありますので少し注意した方が良さそうです。
ガラス瓶のような消毒できる容器を選ぶ
②消毒できるもの使いましょう。
長期間保存する場合は特に、雑菌やカビの繁殖が心配です。
せっかく作った梅ジュースを 良い状態で作って保存するためには、保存容器を使用前にしっかり消毒することが大事です。
その点を考えてもガラス瓶は、消毒しやすく扱いやすい保存容器ということで多く人が使っている理由の一つでもあります。ちなみにガラス瓶は遮熱性が高く発酵しにくいので、失敗が少ないのもいい所です。
口が広い密封容器を使う
③広口で中身の確認がしやすく、密閉できるものを選びましょう。
広口のものは手入れや作業が楽にできます。
また見やすいことも大事な要素です。
こまめに覗くことで小さな変化を見逃さないようにしましょう。
雑菌の侵入や乾燥などを防ぐために、しっかり密閉出来るものというのはマストです。
引用元-梅ジュースの保存容器ビンの大きさは?保存瓶を消毒する方法は? | にゃんこ先生のつれづれブログ
- 梅干しなどの保存には、食品用の保存容器を使う
- ガラス瓶など、消毒できるものだと長期保存でも安心
- 口が広い密封容器がベスト
以前おしゃれだけど口の狭い容器を購入し、後悔した記憶があります。中を洗うことが難しく、なかなかきれいにできずにお蔵入りに・・・。今は手を中に入れて洗うことができる広口の容器を愛用しています。
自作してみよう!無添加梅干し☆
■自然食品の無添加梅干を自分で!
近年のスーパーや百貨店で売られている高級梅干は、減塩したため腐敗防止のために、色々な食品添加物加えたものが多くあります。
「昔ながらのおばあちゃんの梅干」と銘打った商品でも、カタカナの食品添加物が3種類ぐらい入ったものがよくあります。食品添加物・保存料・着色料・甘味料・化学調味料など一切の添加物が無添加で日本古来からの伝統的な味わいの梅干は、家庭で簡単に作れます。
専門店で、棚の奥にあるような名高い職人さんが作ったような高額な梅干と同等なものが家庭で作ることができます。最初は失敗する場合もありますが、慣れれば毎年安定して自分好みのプレミアムな梅干が簡単に作れるようになります。
工程もそれほど難しくありません、会社帰りや土日でも十分に作れます。主な工程は、生梅の購入、下ごしらえ、仕込み、土用干し、保存です。
伝統製法の梅干は、クエン酸など疲労回復、老化防止(アンチエージング)、殺菌効果、食欲増進なども期待できます。
■ちょっと楽しい梅干の作り方
○生梅などの調達
必要な材料は、生梅、食塩、焼酎(またはホワイトリカー)が最低限必要で、必要に応じて赤紫蘇も使います。
生梅は、南高梅(なんこうばい、なんこううめ)や紀州梅などの大きめ2L、3Lのゴージャス系と、保険で普通の梅、サイズM、Lなどを使うと全滅を防止できます。食塩は、 精製塩では、刺すような塩辛いものが出来るので、やわらかい酸っぱさになる、天然のにがりやミネラルを含んだ精製していない塩、粗塩、天日塩、天然塩を使います。
「伯方の塩」「赤穂の塩」「ゲランドの塩」などで、比較的安いものを使用します。減塩梅干は、カビなどが生えやすいので昔ながらの塩分で保存できるものを作りますので、塩を大量に使います。「藻草」「ぬちマース」などの高価な塩は使いません。
焼酎は、消毒に使うのでこれも安くてアルコール濃度が高いものを使用します。
梅干用などや好み焼酎があれば、それを利用します。引用元-自家製梅干の作り方 入門
- 無添加の梅干しはなかなか売っていないが、自宅で簡単に作れる
- 手作り梅干しの材料と選び方
手作り梅干しに挑戦してみたいと思いつつも、難しそうで毎年見送っていました。でも意外と簡単にできるそうなので、次のシーズンでは挑戦してみたいです。高い材料にこだわらなくてもいいのがうれしいですね。
作るときのポイント☆梅干しは黄熟したもの!
●梅は黄熟した物を(梅干しの場合)
梅干を作る場合は、黄熟したものを使いましょう。
皮も柔らかく薄く、甘味も増して美味しくなります。
梅酢も上がりやすく、重石も軽いもので十分です。
アク抜きの為、水に浸ける必要もありません。但し、熟しすぎると、皮が破れやすくなります。その辺が見分けどころです。
熟度によって、仕上がりが決まると言ってもいいでしょう。果肉の厚い種の小さい種類、粒のそろったものを選びましょう。
材料が良いと良い梅干に漬かります。
梅を追熟させる方法
しかし、この黄熟は難しいです。むらがあります。
熟度が足りない場合は、ダンボール等に入れ、(必ずビニール袋から出します)
室内にそのまま置いて追熟します。
黄熟した梅が80%くらいあれば、良しとします。いい香りもしてきますよ。室内で追熟させても、樹で熟したものとは違います。
なるべく樹で熟したものを使いたいですね。引用元-梅(梅干)の漬け方 ポイント
- 黄熟した梅を使うと、おいしい梅干しが作れる
- 熟度が足りないときの追熟方法
梅干しを作るなら黄熟した梅を選んだ方が良いのですね。梅選びで梅干しの出来は大きく変わるため、ぜひ良い梅を探してみてくださいね。梅がまだ青いときは、室温において追熟させてあげましょう。