洗濯機のカビは、原因となる水分と汚れ・洗剤がある以上、発生は避けられません。可能な限り、乾燥と定期的な清掃でできるだけ綺麗に保ちたいものです。
洗濯槽の掃除については、重曹も使えますが、タイプによって注意点が違います。
ドラム式の場合の注意点を紹介します。
ドラム式の洗濯槽「重曹の使い方」カビ対策に使うと最適!
<必要な物>
重曹:コップに1杯
お酢:30ml
・洗濯槽の中に重層をコップ1杯分、お酢を30ml入れちゃいます。
・洗濯槽の中に水をいっぱいに溜め、洗濯機を回して撹拌させます。
・そのまま1時間位、放置します。
・その後は水を抜いて通常通りに洗濯をするようにセットし
、
すすぎ洗いをして、乾燥モードがあれば乾燥をかけて終了です。
ドラム式の洗濯方法は?
1.ドラム内に何も入っていないことを確認したら、
「つけおきコース」を選んで「洗い」のみに設定してください。
この時、水量は最低水位を選びます。
2.50℃くらいの熱めのお湯をドアを開けても零れない、
ギリギリのところまで入れてください。
※このとき、湯の温度が洗濯機の耐熱温度を超えないように注意。
耐熱温度は洗濯機の取扱説明書で確認してくださいね。
3. 重曹とお酢を洗濯槽に入れます。
4.ドラムの回転が止まったら、ドアを空けて、
網などで黒かびをすくい取ってください。
※この時、まだ汚れが気になるようだったら工程を繰り返します。
5.最後に排水フィルターを綺麗にしたらOKです!
そして、ドラム式の場合、
注意しなければならない事が幾つかあります。
・掃除の途中で黒カビをすくい取る必要があるので、
ドアが開けられる水量の最低水位を選んで掃除すること。
(高水位で掃除を始めるとドアにかかる位置にまで水が来てしまい、
排水しないとドアが開けられなくなります)
・浮いてきた黒カビを網などで綺麗に取ってから、すすぎに入ること。
(ドラム内部に配置されている電子部品に黒カビが貼りついたり、
パイプ部分に詰まったりすると洗濯機が故障する原因になることがあります)
- 準備するものと作業手順
- ドラム式洗濯機での作業手順と注意点
私はドラム式の洗濯機を使ったことがないので、洗濯槽の掃除についても、今回初めて知ることとなりましたが、意外と手間暇かかるものなのですね。最も選択の度に行うものではないので、時間があるときにゆっくりやればよいだけですが。
重曹を使う時のポイント!ドラム式の洗濯槽の掃除をするとき
洗濯機外側の掃除は重曹+酢水で
洗濯機は、掃除していますか?
洗濯機の外側も、きれいに見えていてもだんだん汚れてくるものですし、洗濯機の内部にいたっては、カビが生えやすいところなので1か月1回程度は掃除しておきたいところです。
まず外側の掃除です。
全体的に重曹スプレーを吹きかけて、アクリルたわしで拭いていきます。
その後酢水スプレーを吹きかけて中和させ、マイクロファイバークロスで乾拭きして仕上げますが、洗濯機は白っぽい色が多いので、重曹の跡も目立ちにくいです。
面倒であれば重曹スプレーのあとすぐにマイクロファイバークロスで仕上げてもかまいません。
洗濯機の中は、まずは、フタの付近や上部は、外側と同じようにして掃除します。
ごみ取りフィルターはごみを捨てて、きれいに洗ってから戻します。
洗濯槽の掃除には、酸素系漂白剤を!
洗濯機の掃除で問題は、洗濯槽の掃除です。洗濯槽は取り外しができないので、専用のクリーナーを使用して掃除している人も多いと思います。
しかし、洗濯槽の掃除におすすめなのは、「酸素系漂白剤」なんですよ。
漂白剤には、「酸素系漂白剤」と「塩素系漂白剤」の2種類あります。
白いものにしか使えない強力な洗剤が「塩素系」で、色物にも使える漂白剤として売られているのが「酸素系」です。
酸素系漂白剤とは過炭酸ナトリウムが主成分の洗剤なのですが、過炭酸ナトリウム100%の酸素系漂白剤なら、洗濯槽の汚れをかなりきれいに落とせるのです。
- 洗濯機の外側は、重曹と酢水のスプレーで拭き掃除
- 洗濯層の汚れは、酸素系漂白剤でキレイに落ちる
重曹は、汚れ落としの万能アイテム。特に水回りの掃除にはお役立ち度満点です。汚れの種類によってはクエン酸との合わせ技でかなりきれいになります。入手しやすく、天然素材で人体にも優しいというのが魅力ですね。
掃除で使える「重曹」洗濯に使うのは良くないの??ドラム式の洗濯槽で洗うとき
洗濯には使えない「重曹」
お洗濯に重曹はおススメしません。
なぜなら、
水で溶けにくい(溶け残りが洗濯機内で固形化してしまい故障の原因になる。特にドラムは乾燥機になるので)アルカリ度が弱いからです。
ドラム式洗濯機でNGのものとは?
お鍋コゲなどぐつぐつ煮て使ったり、溶けないのを利用してクレンザー用途に使うならいいと思います。
重曹使うならアルカリウォッシュの方がアルカリ度も高くて水に瞬時に溶け、泡も立たないので、ドラム洗濯にはぴったりです。
同じ理由で、粉石けんもNGのようですね。
うちも使いましたが、落ちはすごいですけど、あの油っぽい匂いがどうもうまくいきませんでした。
石鹸はアワアワにしてしっかりすすぎが基本なので、泡がNGで少ない低温水が基本のドラムには合わないようです。
- 重曹は、洗濯そのものには不向き
- ドラム式洗濯機は泡がNGなので、重曹や粉石鹸は不向き
粉せっけんは、環境負荷を考えると優等生ですが、洗濯機対応について考えると、向かないものがあるのは残念。全自動での使用も不向きだと記憶しています。ドラム式は「泡」不可なら、洗濯槽の洗浄剤も使えるものは限定されるのでしょうか。
【洗濯槽の掃除方法について】ドラム式洗濯機の場合!
つけおきコースを利用する場合
1.ドラム内になにも入っていないことを確認。
「つけおきコース」を選び、「洗い」のみに設定する。水量は最低水位を選んでおく。
2.熱めのお湯(50℃くらいまで)をドアを開けてもこぼれないギリギリのところまで入れる。
湯温が洗濯機の耐熱温度を超えないように注意。耐熱温度は洗濯機の取扱説明書で確認する。
3.過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)を洗濯槽に入れる。
使用量はお湯10Lあたり100gが目安。
汚れ具合によってはもう少し必要なこともある。
4.運転をスタートし、しばらく槽内の様子をよく観察する。
泡消し機能が働いた場合は
槽内がひどく汚れていると過炭酸ナトリウムが反応して過剰に泡立つことがあります。
そうなると洗濯機の「泡消し機能」が働いてお湯の一部が排水されることがあります。
泡消し機能が働いたら、まず排水が終わるのを待ちましょう。
そして運転を一時停止してドアを開け、浮いている黒カビ類などをすくい取り、減った分のお湯と過炭酸ナトリウムを追加して再スタートします。
5.ドラムの回転が止まったらドアを開け、黒カビや汚れを網ですくい取る。
その後、すすぎ~脱水運転する。水の汚れが気になるときはこの作業をくり返す。
6.排水フィルターを取りはずし、フィルターに絡まった汚れなどを取りのぞいておく。
洗濯機のドアはきちんと閉めないほうが湿気がこもらず黒カビも生えにくい。
- つけおきコースで掃除する場合の手順と注意点
- 泡消し機能が働いたときの注意点
ドラム式は「泡」がネックになるんですね。合成洗剤の泡は消泡剤とセットになっていて、環境負荷を考えると使わない方がよいので、泡NGのドラム式はその点では良いといえますが、洗濯機そのものの洗浄の手間がかかる点はマイナスポイントでしょうか。
掃除する時の注意点は何!?ドラム式の洗濯槽をキレイにする場合
洗濯槽掃除の際の留意点
・過炭酸ナトリウムの粒子を洗濯機が固形物(ゴミ)と認識し、ドラムが回転するとすぐに排水してしまうことがあります。
そのような機種では過炭酸ナトリウムを洗面器などで溶かしてから洗濯槽に入れましょう。
・汚れ具合がひどいと1度の掃除では黒カビなどが取り切れないことがあります。
その場合は何度かくり返して掃除してみましょう。
・洗濯槽掃除は2~3ヶ月に1回ぐらいを目安に定期的に行うとよいでしょう。
メーカー推奨のものが無難?
・洗濯機搭載の「槽洗浄コース」を利用するときは、メーカー推奨の洗濯槽洗浄剤をお使いください。
- 洗濯槽清掃時の留意点
- メーカー推奨の洗浄剤を使う方がよい?
洗濯機のタイプによって、清掃方法も気を付ける点が変わってきますね。せっかく清掃しようとしても、洗浄剤そのものをゴミと間違われては元も子もありません。掃除をする前に、取扱説明書をよく読読んでおいた方がよさそうです。