スイッチやレバ―一つの操作で、お湯が沸いたり、キレイな水が出てきたりと、私たちは便利なシステムの中で暮らしています。
それだけに、意識していないと光熱費を無駄遣いしてしまいがち。使い過ぎは家計をピンチに招くことも!
節約術、いろいろ探してみました。
光熱費を節約したいとき出来る事は何!?まずは家族で給湯の使い方を見直そう!
水とお湯のコスト差は約3倍
エネルギーを一番使用しているとなると、当然そのコストも大きくなります。
例えば蛇口から1分間、水(15℃)を出した時とガス給湯器のお湯(45℃)を出したとき(1分間12L)を比較すると
水の場合・・・約2.7円
湯の場合・・・約7.6円
実にお湯と水とでは3倍近いコスト差があるのです。
もしも、毎日朝晩15分間水を流して食器を洗った場合と、15分間お湯を流して食器を洗った場合だと、その差は年間約52,800円です。
給湯がいかに光熱費がかかるかお分かりいただけたでしょうか。
湯を使用する時以外は給湯パネルのスイッチを切る
最近は、右へ回すと水が出て、左に回すとお湯が出る、シングルレバーの混合水栓をキッチンや洗面所に使用しているお宅が多いと思います。
シングルレバーの水栓で、水で手を洗おうと思ったのにレバーが微妙に左に向いていて、気づいたら温かい湯が出てきた…という経験はないでしょうか?
多くのご家庭で使用されているセントラル給湯方式の場合、キッチンや浴室などに給湯パネルが設置されているかと思いますが、このスイッチはお湯を使用する時以外は必ず消しておきましょう。
これは給湯器や給湯パネル自体の待機電力をカットする意味もありますが、不用意にお湯を流してしまうのを無くすのに非常に有効です。
- 給湯コストは意外に高いことを認識して
- 給湯パネルは必要以外はOFFにする
給湯パネルは使用直後にOFFにしておかないと、結構放置しがちです。種火が付くタイプの給湯機に比べるとコストはかからないようですが、それでも、省ける無駄は省くに限ります。こういったことは習慣化しないとなかなか改善しません。
光熱費の使用料を知ることが第一歩!家族で節約したい時の方法
水道光熱費は平準化した予算で管理すべし
家計における支出には、固定費と変動費があります。
固定費とは、家賃や保険料のような、「毎月決まった額を支払うもの」です。
毎月の金額が決まっているため、毎月の計算に煩わされる必要はありません。
一方、管理が面倒になるのが変動費です。
その名の通り毎月変動する支出で、少ない月は楽ですが、多い月には一気に家計が火の車になってしまうことも……。
水道光熱費は、変動費です。
ガス代は夏に安く、冬に高くなります。
電気代は夏と冬に高くなりますよね。
水道代は比較的安定しているものの、夏に高くなりやすいです。
水道光熱費のバラつきは他の費目にも影響
変動費は、電力会社やガス会社からの請求書を見てから口座に入金する、という人も多いでしょうし、もしくは、給与口座から引き落としにしていて、「いつ・いくら引き落とされたのかよく分からない」こともあるでしょう。
いずれにしても、家計管理の方法としてはマズイ状態です。
その都度その月の金額を入金するという方法では毎月の支出にバラつきがありすぎて、他の費目にまで影響を与えてしまいます。
給与口座からそのまま引落の場合は、無自覚にムダ遣いをしている可能性がありますね。
そこでおすすめなのが、水道光熱費の平準化なのです。
- 変動費が多くなると家計を圧迫
- 変動費を把握しているか?
たいていのお宅では、毎月の光熱費に関して、おおよその費用は分かっているのではないかと思います。しかし、猛暑、厳冬など、例年とは違う暑さ寒さに見舞われると、予算に狂いが生じることがあります。灯油などは供給過多だと価格が上がりますしね。
光熱費を「節約するポイント」家族で協力して見直そう!
待機消費電力を節約する
電気代を押さえるには、待機電力を使わないようにしよう。
電気代の節約の中で最も有名な方法だが、待機電力が月々どれくらい掛かっているかはご存じだろうか?
実は、電気代の約10%は待機電力である。
あなたの家が月10,000円の電気代が掛かっているとすると、月1,000円が待機電力となる。
待機電力を使用しないことで、電気代が約10%カットされるのだ。
消費電力節約の2点チェック!
①スイッチ付の省エネタップ
使っていないコンセントのスイッチをOFFにするだけで、待機電力を押さえ、電気代の節約につながる。
コンセントを抜く必要がなく、家電ごとにスイッチがあるので、簡単に設定できて便利だ。
②ブレーカーを落とす
各部屋ごとにブレーカーがあるので、普段あまり入らない部屋があるのであれば、ブレーカーを切っておくと待機電力を全く使わず節約につながる。
特に旅行などで家を数日空ける場合は、必要最低限の物だけ残してあとはブレーカーを落とすようにしよう。
- 電気代の1割を占める待機電力を節約する
- 省エネタップの利用、ブレーカーを落とすなどで対応
省エネ意識は、大災害後には高くなるものの、哀しいかな、「のど元過ぎれば熱さ忘れる」人間の習性でいつの間にか使いたい放題の方向へシフトしがちです。地球のため、みんなのため、という大枠で考えると放置しがちですが、自分のお財布が基準になると真剣に考えられるでしょう。
優れた【便利グッズ】をご紹介!簡単に使えて光熱費の節約にお役立ち!?
「風呂」: 節水シャワーヘッド
お風呂の水道使用量は、湯船に張る水もさることながら、シャワーで使用する水の量もかなり占めています。
この「シャワーの水」を節水することができるのが、左図の「節水パワーヘッド 助太刀」です。シャワーヘッドを付け替えるだけで、水量の50%をカットしてくれます。
しかも水の勢いはそのまま。
4人家族を例にとると、1年間で約2万円もの節約になるそうですよ。我が家でも購入しちゃいました。
「洗濯」: 洗剤いらずのスグレもの
この商品はすごいですよ。
その名も「ランドリー・クリーンリング」。
洗濯機に入れておくだけで、OK。
洗剤が必要無いんです。
洗剤を使わなくていいということは、洗剤代だけでなく、水道代も減らせます(すすぎが1回でよくなります)。
4人家族を例にとると、水道代・洗剤代が1年間で約1万8千円もの節約になるそうですよ。
地球環境にもいいですし、ぜひお試しあれ。
引用元-光熱費の節約術
「トイレ」: 排水量を抑えて節約
左図の「水洗トイレ節水器ロスカット 」という商品は、水圧は従来通りなのに、トイレの排水を約30%もカットできる商品です。
4人家族を例にとると、1年間で約2万円もの節約になるそうですよ。
しかも、メンテナンス不要で半永久的に使用できるんですって!うちも早速購入しました。
引用元-光熱費の節約術
- シャワーヘッドを変えるだけでも光熱費節約に
- 洗剤を使わない洗濯術
- トイレの排水節約グッズ
節約グッズは、そのものの価格でみると「高い」と感じることもありますが、水道光熱費込みで考えると割合早く元が取れるのではないでしょうか。洗濯用洗剤を使わない場合、排水もキレイなるというおまけつきです。ネット上の「使ってみた」レポートもあるのでご参考に。
ガスコンロで調理をするなら【火力は中火】がおすすめ!ガス代を節約したいとき
ガスコンロでのガス代節約
コンロの炎は中が一番効率がいいといわれています。
ちびちび、小で時間をかけるのと、ボーボー大で、燃やすのと、やかんのお湯が沸くのには、利用カロリーに差が出ます。
やかんの端から、火が飛び出しているのは、すべて無駄に使っている事になるそうです。
ですから、是非、コンロの火は中に!これを守っていきましょう。
最近では、保温調理器具が簡単に、まあまあ、手軽な価格で、市販されていますので、それらを利用するのは、とてもいいことですね。
それと、電子レンジを併用して、火の通りにくいものは、必ず、先にレンジで粗方の火を通した状態で、調理すると、ガス代が、グッと減ってきますので、是非、やってみましょう。
その他のガス代節約
最近では、ガスの乾燥機や、ガスの床暖房が、普及しています。
確かに、パワーもあるし、電気代を節約する為に、利用している事もあるのでしょうが、やはり、ガス代には、当然跳ね返ってきます。
それならば、灯油のストーブを利用した方が安く済むのではないでしょうか?
2005年はイラク戦争の影響などで、灯油が高騰しましたから、そういう場合は、電気やガスの暖房器具の方がいいのかもしれませんが・・・(^^;
特に、床暖房などは、空気を汚さないために、有効な暖房器具ですが、忘れて使ってしまっているというのがあります。
気が付いた時に、付け、寒くなったらつける・・・・空気の入れ替えも、頭においてしっかりする・・・・これくらいの手間で、安く済むのなら、石油ファンヒーターや、石油ストーブなど、コンパクトな暖房器具の方がお得かもしれません。
床暖房については電気の床暖房も同じですね。
引用元-【節約家計暮らしのガイドブック】◇ガス代の節約しよう!ガス料金の節約方法や公開♪◇電気代、ガス代、水道代、光熱費減らすアイデアや裏技
- 「コンロの火は中火」を基本に
- 暖房は灯油ストーブがコスパ良し
ガス代は地域差もありますが、暖房器具の燃料としては一番割高でしょうね。灯油は給油や買いに行く手間を厭わなければ価格の点では一番家計に優しいといえます。コンロはほぼ毎日使うし、暖房も数か月使用するのですから、少しずつの節約も1年では大きな差になります。