お酒が強い人、弱い人ってどうしているのでしょうか。
お酒を毎日飲んでいれば、お酒は飲めるようになるのか、テンションが高くて声が大きいとお酒が強いのかどうかなど、みんなの疑問を調べてみました。
お酒の強い人、弱い人の理由を知って、みんなが楽しく飲めるような飲み方をしていきたいですね。
特徴は?お酒が強い女子に見られる傾向とは
1)サバサバした男っぽい性格
俗にいう“姉御肌”で面倒見が良く、決断力のあるタイプの女性。
他にもハッキリした性格で気が強そう、豪快な女性など、やはり男性的な面があるとそう見えるようです。
2)良くしゃべる・声が大きい・よく笑う
“声”というのもひとつのキーのようです。意思表示・感情表現がハッキリしているという事なのでしょうね。
3)社交的で明るい・テンションがいつも高め
誰とでも臆することなく接する事が出来て、すぐに打ち解けるようなタイプ。
どちらかというとテンションが高めだと余計そんな印象が強いようです。
4)見た目が派手で顔が濃い目
派手で濃いって…(?)聞いてみると、自分に自信がありそう=お酒も強そうなイメージなんだとか。
5)喫煙者・車の運転が上手い
タバコを吸う=お酒が強いって、ハードボイルドじゃあるまいしという気がしないでもありませんが、これも男性的に見えるのでしょうね。
“車の運転が上手い”というのもユニークな見方ですが、運転がスマートな女性、特に縦列駐車やバックをキュキュッツと決めるようなタイプは、お酒もスマートに飲みそうな印象なんですって。
- お酒が強いと思わわれる女性には特徴がある
- 派手で喫煙者、車好き
- 明るくてテンションが高めな人など
これは勝手なイメージだとは思いますが、飲み屋さんにいる目立つ女性がこんな感じですよね。でも、実は静かに飲んでいる女性の方が強かったりするんですよ。大きな声になってしまっている時点で酔っぱらってるのではないでしょうか。
こんな女子にドン引き!?お酒がすごく強い女性の特徴は?
■女の子が強すぎてつぶされた(33歳/アパレル)
「飲めるのはいいけど強すぎはちょっと……。前に口説こうと思った子とふたりっきりで飲んだとき、女の子のペースに合わせて飲んでいたら、相手がハイペースすぎて、口説くどころか自分だけがつぶれてしまった。恥ずかしいし気持ちも冷めて、二度と連絡しなかった」
もしかしたら相手も緊張をほぐすために飲みすぎてしまったのかもしれませんが、確かに男性だけつぶれてしまったらプライドが傷つきそう。
■泥酔されてドン引き(26歳/広告)
「合コンに行ったとき。帰り道に座りこんで、ひとりで立てなくなるほど泥酔していた女子がいました。髪とか服とか乱れてお腹は見えているし、まわりに注目されるし、タクシー代かさむし、勘弁してほしいと思った」
「泥酔するほど気を許してくれてうれしい」と思う男性は、少数かもしれませんね。
■色気ゼロな酒うんちく語り(28歳/メーカー)
「色白で華奢でかよわそうに見えた女子が、意外にもかなり酒好きだった。そのギャップはまぁいいと思うけど、酒造とか原料産地のことを語られました。マニアックすぎて、話題についていけないメンバーがおいてきぼりだった」
「意外にお酒が強い」というギャップはOKでも、詳しすぎるのは引かれるのかも。
- 自分より女性の方がお酒が強いとプライドが傷つく
- 泥酔してしまう女性はドン引き
- お酒に詳しすぎると引いてしまう
これは男性の理想ですよね。女性だって男性のように、お酒を飲んでストレスを発散させたい時だってあるんです。男性は三歩下がってついてくるような女性が結局好きなんですよね。
○○酵素が1番のポイント!お酒に強い人の特徴とは?
■お酒の強さの一番のポイント「アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)」
このアセトアルデヒドを分解してくれるのが「アセトアルデヒド脱水素酵素(ALDH)」という酵素で、この酵素の働きが強ければお酒に強くなり、逆に弱ければお酒に弱い、と言えます。そして、アセトアルデヒド脱水素酵素の働きの強さというのは、生まれつき決まっています。
日本人の「アセトアルデヒド脱水素酵素」
1、働きが強い(約50%)
2、働きが弱い(約45%)
3、働かない(約5%)
たまに「一滴も飲めない」という方はおそらく「3」です。
アセトアルデヒド脱水素酵素が働かないので、毒性の強いアセトアルデヒドを分解できず、お酒にとても弱い、ということです。
毎日飲んでも強くはならない
お酒を全然飲めない彼女・嫁に「一緒に俺と晩酌してれば、そのうち強くなる!」と誘ったり、今の時代ではあまりなさそうですが、上司が飲めない部下に「お酒が飲めないと仕事の付き合いにも影響するから、俺が鍛えてやる!」などと強引にお酒を飲ませる、というのは、そもそも間違いということがこれで分かりますね。
ちなみに、白人さん・黒人さんには「2」と「3」のタイプの方がいません。
割合が少ないのではなく「いません。」0%です。
日本人はお酒が弱いというイメージ・欧米人はお酒が強いというイメージには、こんな理由があったんですね。
- お酒の強い、弱いには、ALDHという酵素が関係している
- 日本人のALDHが働かない人は5%、働きが弱い人は45%
- 白人や黒人に、ALDHの働きが弱い人はいない
- お酒は鍛えても強くはならない
私も3の一滴も飲めないタイプです。若いころは無理やり飲んでいましたが、体調がすごく悪くなりました。体に合わないんですよね。今は具合が悪くなるだけなので、飲みたいとも思いません。
他に要因がある?遺伝だけじゃないお酒の強い人・弱い人の特徴とは
水分差や体重差も関係する
遺伝のほかに、体内の水分量や体重の差による個人差もあります。
以下のように、男女差、年齢差、体格の差などによって、お酒に強い体質の人でもかなりの差が生じることがわかっています。
男女差…女性は一般的に、男性よりもお酒に弱いと考えられます。体内の水分量が男性よりも少ないことや、体格や肝臓が男性より小さいことによると考えられます。
年齢差…高齢者は若者に比べて体内の水分量が少ないため、お酒に弱いと考えられます。
体格の差…体格の良い人の方が一般的に肝臓も大きいため、代謝速度が速く、お酒に強いと考えられます。
また、アルコールは脂肪に溶けにくいので、体脂肪率の高い人は低い人より体に占める水分の割合が低くなり、血中アルコール濃度が高くなると考えられます。
日本人の半数がお酒は身体に合わない
・日本人の37~38%は遺伝的にお酒に弱い体質、6~7%の人は、遺伝的にお酒をまったく飲めない体質である
・遺伝のほかにも、男女差や年齢差などによって、個人差が生じる
- 男女差、年齢差、体格の差なども、お酒の強い弱いに関係する
- 体内の水分量、体重差などが影響
- 日本人の4割がお酒に弱く、1割弱がお酒を飲めない体質
お相撲さんやプロレスラーの人などが酒豪だと言われますよね。やはり体が大きい方が強いというのも納得です。日本人の半数がお酒に弱いということ。お酒が好きな人は無理強いをしないようにしたいですね。
影響しているのは二つの遺伝子!お酒が強い、弱いの特徴について
アルコールの分解に関わる二つの遺伝子
お酒を飲んだ後には体内でアルコールが分解されて、最終的には水と二酸化炭素になりますが、その分解に関わるものとして二つの遺伝子がよく知られています。
そしてその遺伝子がどのくらい働いているかによって体のアルコールに対する反応性が変化します。
その遺伝子とは
ALDH2遺伝子(アセトアルデヒドを分解)
ADH1B遺伝子(アルコールを分解)
と呼ばれるものです。
アセトアルデヒドを分解できるかどうか
アルコールというのは体にとって毒でもありますが、いわゆる高揚感をもたらすものでもあり「ほろ酔いで気持ちいい状態」を演出している物質と言えます。
それに対して、頭痛や二日酔いを引き起こし、主に体に悪さをしているのが「アセトアルデヒド」であり、人体に対して毒性の強い物質として知られています。
よって「お酒に強いか弱いのか」に関しても、アセトアルデヒドの分解を出来るかどうかが鍵となります。
- ALDH2遺伝子とADH1B遺伝子が関係している
- アセトアルデヒドは身体に対して毒性の強い物質
- アセトアルデヒドを分解できるかどうかが、強い弱いに関係している
私は、ほんの少しでもお酒を飲むと、すぐに頭痛や吐き気がします。梅酒の入ったお菓子でも顔が赤くなったこともあるくらいです。アセトアルデヒドを分解できないからなのですね。大人しく飲むのは止めようと思います。