ご飯は保存食に!昔の人が使っていた方法とは?現在の保存食とは

ご飯を保存食にするのに昔はどんな方法をつかっていたの?

東日本大震災があってから、保存食が見直されてきました。

いつ電気がこなくなるか分かりません。冷蔵庫がなくなったらどうやって食べていきますか?

昔から伝わる保存食についてまとめてみました。ご飯から作るもの、おもちからつくるものなど、興味深い保存食を見つけました!

保存食として昔の人が食べていた?ご飯で作れるものとは

お米を保存食にしよう

日本に稲作が伝来して以来、米は日本人の主食として大事に扱われてきました。

そんなお米を保存食として利用しない手はありません。

天日で乾燥させて干し飯に

忍者は、一度炊き上げた米を天日で乾燥させた「干し飯」にして保存が利くようにしたのです。

米は炊くことによって、米の中に含まれるでんぷんがアルファ化して甘みが出て食べやすくなります。

アルファ化した状態の米を乾燥させて水分を飛ばすとでんぷんのアルファ化が維持されるだけでなく保存性が高まるのです。

干し飯は忍者だけでなく、武士たちの携行保存食として活躍したと言われています。

干し飯を食べるときは水に浸すか炊き直して柔らかくするか、そのまま齧っていたと言われています。

引用元-忍者が食べていたもの | 忍者マイスター

  • 炊いたご飯を天日に干すと干し飯ができる
  • ご飯の水分を飛ばすと、保存性がたかまる
  • 干し飯は、忍者や武士たちが重宝していた

炊いたご飯を天日に干して保存食にしてみましょう。

干し飯というものの存在を知らなかったので、頭にはてながたくさん浮かんでしました。ご飯をそのまま干すということは、カチカチになってしまいそうですよね。ご飯を食べたお茶碗を放置しておくと、カチカチで取れなくなります。あんな感じでしょうか…?

干し飯(ほしいい)の作り方は?いざという時に便利!昔の保存食を紹介

2~3日天日で干す

ご飯をさっと水で洗い、天日で2〜3日からからになるまで、干すだけで出来ます。

引用元-非常食を食べる

常温保存が可能

ビンに入れて常温保存が出来ます。

食べるときは、器に干し飯を入れて、熱湯を注いでアルミホイルなどでフタをします。

30分程度そのままにしておくと、固いカラカラの干し飯が、食べられる程度に柔らかくなります。

決して美味しいものではないですが、ご飯として食べられます。
水で戻す場合は1時間程度かかりますし、熱湯でもどすよりもさらに固いです。

これが大昔から伝わる非常食の「干し飯」です。
水もない場合は、固い干し飯をそのまま食べたらしいです。

引用元-大昔からの携帯食『干し飯(ほしいい)』 いざという時にあると便利です。|Farmer’s KEIKO オフィシャルブログ「Farmer’s KEIKO 農家の台所」Powered by Ameba

  • ご飯を2~3日からからに干すと、干し飯が出来上がる
  • 干し飯は熱湯を入れて30分ふやかして食べる
  • 水で戻すなら1時間かかる

ご飯をからからに干して作ります。

そのまま水がないときは食べていたということですが、歯が折れそうなくらい固そうですね。でも、これは非常食なのです。からからに干したらカビにくそうですし、昔の知恵をうまく利用していくことが大切ですね。

今でいうアルファ化米は昔の保存食と同じ

ベータデンプンからアルファデンプンに

私たちが毎日食べているご飯は、生米を炊くことでやわらかくておいしいものになります。これは、生米のベータデンプンが炊飯することでアルファデンプンに変化するからです。

アルファ化米は5年間保存できる

炊いたご飯を乾燥したものがアルファ化米です。昔はこれを糒(ほしい)といい、旅などの携帯食として利用されていました。現在のアルファ化米は5年間の保存に耐えるものとなっています。

引用元-非常食を食べる

  • 生米はベータデンプン
  • 炊いたお米はアルファデンプンに変化
  • 炊いたご飯を乾燥させるとアルファ化米になる
  • アルファ化米は5年間の長期保存ができる

アルファ化米は5年ももつ優秀な非常食です。

干し飯は聞いたことがなくピンとこなかったのですが、アルファ化米なら我が家にもありました。アルファ化米は昔からの知恵を利用した長期保存食だったのですね。味が気になるところです。

「干飯」を食べた感想は?昔の非常食用ご飯はインスタント食品のようなもの

そのまま食べるとカピカピご飯

食べ方としては、お湯に浸す、いるなどが挙げられるのですが、果たしてそのお味は。まず試しにそのままポリポリと食べてみましたが、う〜ん、やはり固くて食べづらい……。ご飯が服に付いてそのまま放置したらカピカピになってることがよくあると思いますが、まさにその時の米を食べているような感じでした。

お湯に浸すと炊いたお米に近い

続いて干飯をお湯をに浸しフタをして待つこと数十分。おそるおそる口に運ぶと、これが普通に食べられる! 炊いたご飯より粘度が増してモチモチしていますが、お湯を入れるだけで炊いた米にかなり近い食感、味に復活しました。これなら保存食として問題ありません。熱〜い緑茶を入れればそれはもうお茶漬け。残りの干飯をすべて緑茶にぶち込み、一気にかきこみます。日本人ならお茶漬けやろが!

昔の人が食べていた干飯

結論としましては「干飯は、時代を超えて通用するインスタント食品」ということです。これが遠い昔のインスタント食品なんだな、これを真田幸村や伊達政宗といった武将が食べていたんだな、と考えると、何だか壮大な歴史を探訪できたような気になりました。戦国武将になれる日も近いですね。と思っていましたが、よく考えたらすでになっていました。僕は干飯すら作るのをめんどくさがる料理「無精」だったのです。お後がよろしいようで。

引用元-戦国時代の非常食、「干飯」を作って食べてみた | マイナビニュース

  • そのまま食べると固くて食べられない
  • お湯に浸すと炊いたお米に近くなる
  • 干し飯は時代を今も昔も通用する保存食

今も昔も保存食として干し飯は食べられています。

昔の戦国武将が食べていたと思うと感慨深いですね。干し飯の作り方は天日に2~3日干すだけ。ちょっと作ってみたくなってしまいました。子供と一緒に作ってみても楽しそうですね。

昔のお寿司は半年以上待つ必要が!?ご飯というより漬物??

お寿司の歴史とは

日本でのお寿司の歴史は、稲作の伝来と共に始まったと言われています。

お寿司は本来、貴重なタンパク質源である魚の保存手段でした。

保存食としてのお寿司は、魚を塩漬けにしたものを米につけ込んで自然発酵させる方法で作られており、この自然発酵により生まれる乳酸が魚の腐敗を防いでいたのです。

このため、この保存食としてのお寿司は、米を捨てて魚のみを食べるという贅沢な食べられ方をしていました。

これが進化して、魚とお米を一緒に食べる現在のお寿司の原型が誕生したのです。

しかし、この現在のお寿司の原型は、作ってから食べられるまでなんと半年以上待つ必要がありました!(これが約25万分の正体です。)

これではまるで漬け物ですね!

お酢の普及で今のお寿司に

しかし、人の探究心は尽きないもの。

「もっと早く、おいしく食べられないか!?」

そう考えた人々が、お酢の普及と共に、作ってから1晩で食べられるお寿司を発明するようになりました。

江戸ではちらし寿司や巻き寿司、大阪では押し寿司など、バリエーションが増えていったのです。

現在の主流であるにぎり寿司もこの時に生まれ、酢飯にネタをのせるだけのにぎり寿司は瞬く間に大人気となりました。

引用元-昔、お寿司は握ってから1万時間以上待たないと食べられない保存食だった!?―お寿司の歴史(1) | 味博士の研究所

  • お寿司は魚の保存手段だった
  • 昔は米を捨てて魚を食べていた
  • 酢の普及とともに今のお寿司の形になった

魚を保存するためにお米を利用していました。

以前から、お寿司って不思議な食べ物だと思っていました。食べやすく小さくご飯を握っているにしては食べにくいし、生魚なので保存もきかないし…。ですが、この歴史を知って納得です。

「凍りもち」を知っていますか?現在も作られている保存食とは

長野県の伝統保存食品

「凍りもち」ってご存じですか? それは信州の厳しい寒さが生んだ伝統的な自然食。今年は暖冬傾向ですが、暦の上で大寒を過ぎて寒さも一段と厳しくなる長野県北部の大町市と、南部の上伊那郡飯島町では、伝統の「凍りもち」作りが今年もはじまっています。

昔の知恵が詰まっている

「凍りもち」は、昔は多くの家庭で作られていた保存食で、お菓子としてだけでなく、離乳食や病気の時の流動食としても最適な自然食品だとされています。ついたおもちを細長く切って、和紙に包んでワラやビニール紐で編み、2日から3日ほど水に浸した後、寒中の軒下につるして、寒風にさらして凍みた状態のまま乾燥させたもので、今でいう”フリーズド・ドライ”のような感じ? でしょうか。誰もが昔の人たちの知恵と技術に感服する伝統保存食品です。

引用元-凍りもち――信州の寒さが作る伝統保存食|農畜産物|長野県のおいしい食べ方

  • 凍りもちは長野県に伝わる保存食品
  • お菓子をはじめ、離乳食や流動食にも最適
  • おもちを和紙などにくるんで凍みた状態で乾燥させてつくる

凍りもちは、長野県発祥の保存食品です。

おもちを凍らせて乾燥させるのですね。賞味期限は大体1年ほどのようですが、かなり日持ちするようです。通常のおもちはびっくりするぐらい足が早いですよね。電気の力に頼り過ぎず、昔の人の知恵もしっかりと受け継いでいきたいですね。