塩分の排出には、コーヒーが適しているのでしょうか?
塩分の排出効果がある「カリウム」を多く含む飲み物や食品をわかりやすくまとめました。
夏場は塩分を排出しすぎると熱中症を引き起こすこともあるため、注意するようにしてくださいね。
Q、塩分わ排出されますから?コーヒーを飲むと
コーヒーを飲むと塩分が排出される?
コーヒーでは塩分を排出しないんですか?
コーヒーには利尿作用しかない?
飲むと利尿作用は実感するんですが。
詳しい方教えて下さいお願いします。
- コーヒーを飲むと塩分が排出される?
- コーヒーには利尿作用しかない?
私もコーヒーが好きで良く飲みますが、トイレはすごく近くなります・・・。コーヒーに塩分が排出されるという話は聞いたことがなかったのですが、そんな成分が含まれているのでしょうか?
A、コーヒーによって異なる!塩分の排出について
飲んでいるコーヒーにカリウムは含まれている?
そのコーヒーに、カリウムはどのくらい含まれていますか?
塩分の排出にはカリウムが欠かせない
どのくらいでもいいですが、ようするに塩分を排出したければ、カリウムを取る必要がある ということです。
- 飲んでいるコーヒーにカリウムは含まれている?
- 塩分の排出にはカリウムが欠かせない
妊娠中に受けた母親学級の食事指導で、カリウムについて説明されました。妊婦はむくみやすく、塩分を取り過ぎると妊娠高血圧症候群のリスクがあがるため、カリウムが重要なのだそうです。たしかカリウムはバナナなどに豊富に含まれているはずですよ。
インスタントコーヒーは、塩分の排出してくれる
カリウムは塩分を体の外に排出する効果がある
カリウムは取りすぎた塩分(ナトリウム)を体外に排出する働きをしますが、血圧を下げる作用も持っています。
ナトリウムが人間の体のなかでは、普段細胞の外にあるのに対して、カリウムはほとんど細胞の中にあります。
カリウムは一定量以上を摂取すると自動的に体外に排出されますが、その際に摂取しすぎたナトリウムも一緒に排出してくれます。
そのためカリウムを多く含んだ食生活をおくることで、余分な塩分を排出することができます。
インスタントコーヒーにはカリウムが豊富
多くのカリウムが含まれているのが、インスタントコーヒーです。
100gあたりに約3,600mgのカリウムがふくまれており、抹茶の約2,700mgを大きく上回っています。
- カリウムを摂取することで、体の中の塩分を体の外に排出することができる
- 塩分の取り過ぎの予防に、カリウムを摂ることが大切
- インスタントコーヒーにはカリウムが豊富に入っている
インスタントコーヒーにカリウムが豊富に含まれているとは、知りませんでした!ただしコーヒーに含まれているカフェインにはカリウムの吸収を阻害する作用があるため、コーヒーを飲んでいれば大丈夫というわけでもなさそうです。
コーヒーよりも塩分の排出にいい飲み物はある?
昆布茶や抹茶、ココアなどもカリウムが豊富
多く摂りすぎた塩分をスムーズに体外に排出させる為には、やはりカリウムを多く含んだものを摂取することが一番です。
海藻にも多く含まれていることから昆布茶がおすすめです。 毎日昆布茶はちょっと…という方には抹茶やココア、日本茶も同等の効果が期待できます。コーヒーにココアを混ぜてカフェモカ風にしたり、いつものコーヒータイムを、抹茶スイーツと日本茶に変えてみるのもよいでしょう。
食事中は無塩のトマトジュースがオススメ
食事のお供には無塩のトマトジュースもおすすめです。仕事や食事の合間にコーヒーで一息つく方も多いかと思いますが、体の為に適量を美味しく頂きたいものです。
- 昆布茶や抹茶、ココアなどもカリウムが豊富
- 食事中は無塩のトマトジュースがオススメ
- コーヒーの飲み過ぎはNG
カリウムを多く含む飲み物は、いろいろなものがあるのですね。しかしカリウムを摂ってさえいれば、塩分の高い食生活をしても問題ないというわけではありません。塩分摂取量にも注意したうえで、カリウムを含む飲み物を取り入れていきましょう。
有効な飲み物とは?塩分を排出する際に
塩分を排出する効果がある飲み物一覧
飲み物を飲んで塩分を排出する際に有効なものを紹介するので、毎日飲んで高血圧や動脈硬化を防ぎましょう。
塩分を排出する飲み物
コーヒー、トマトジュース
日本茶、抹茶、ゴーヤ茶
昆布茶、グレープフルーツジュース
ココア、青汁、ジンジャーティー以上が塩分を排出する飲み物となります。
コーヒーやお茶には「カフェイン」が塩分を排出する効果があるのですが、摂り過ぎると体に悪いのでほどほどにする事が大切です。
トマトジュースは効果が高いが、無塩のものを選ぼう
この中で特に効果が高いのがトマトジュースと言えます。
しかし、最近のトマトジュースには塩分が含まれている飲み物もあるため、そのようなものは避けて飲まなければいけません。
ちなみにコーヒーよりお茶の方がカリウムは多いのでそちらが良いです。
この中でもグレープフルーツジュースは、きちんと飲んでいるとダイエット効果もあるので塩分を排出する飲み物の中ではお勧めです。
- 塩分を排出する効果が期待できる飲み物一覧
- トマトジュースが一番効果的だが、有塩のものを選ばないように気をつけて
- グレープフルーツジュースはダイエット効果もあるためオススメ
トマトジュースやグレープフルーツジュースが、塩分を排出するのにおすすめの飲み物なのですね。しかしフルーツジュースや野菜ジュースはカロリーが高くなりがちなので、飲み過ぎには注意しましょう。
注意が必要!夏は塩分の排出しすぎないように
塩分不足は熱中症を引き起こすこともある
塩分は高血圧をはじめとする“生活習慣病”や“むくみ”の原因となることから、『塩分=悪』という印象が一般的にあると思います。
しかし、これは一概には言えず、例えば塩分の不足は“熱中症”の原因にもなります。
※暑さのため汗として塩分とともに脱水⇒水分のみ摂取⇒体内の塩分濃度低下(低張性脱水症)
現代は塩分を過剰摂取している人が多い
また一方では、現代の食生活では塩分はかなり過剰に摂取している傾向にあるため、余程汗をかかない限り、塩分を摂取する必要もないという声も・・・。
- 塩分は高血圧などを引き起こす可能性があるが、夏場に不足すると熱中症になることも
- 現代は塩分を過剰摂取している人が多いため、よほど汗を描かない限り大丈夫との意見もあり
夏の暑い時期は、塩分を控えすぎるのは控えましょう。とくにスポーツ中など汗をたくさんかくときは、塩分を意識して取ることも大切です。夏場は塩飴なども多数販売されているので、それらを活用しても良いですね。
カリウムを含む食品をとろう!効果的に塩分排出を促してくれる
カリウムは腎臓の働きを助ける成分
塩分排出を促してくれる成分はカリウムです。
カリウムがどのような働きで塩分を排出してくれるのでしょうか。カリウムは私たちの周りにある色々な食品に含まれる栄養素で、水分と結びついて腎臓の機能を助けてくれる性質をもっています。
腎臓という臓器は、体内から余分な塩分や老廃物を排出したり、血圧の調整をしたり、体内のイオンバランスを整えたりと、大切な働きをしている臓器です。
私達が多少無茶な飲み食いをしても平気な顔でいられるのは腎臓が陰ながら頑張ってくれているお陰なのです。
カリウムはその腎臓の排出の働きを助けてくれる大切な成分です。
カリウムを多く含む食品
カリウムを多く含み塩分排出に効く食品は果物、野菜、海藻などどれも身近にある食品ばかりです。
特にレーズンやナッツ、スルメや切り干し大根など乾物に多く含まれます。
大豆や豆製品などにも多く含まれるため、塩分過多になりがちなお酒のおつまみに枝豆は最適と言えます。リンゴ、バナナ、など果物もカリウムが豊富なので食後の塩分排出を促してくれます。
変わったところではパセリがあります。
彩りだけで捨ててしまうにはもったいないカリウム豊富な野菜です。
このようにちょっと気をつけてみると体内に溜め込んだ塩分を排出してくれる食べ物は沢山あります。
カリウムを含む食品を知って塩分を上手に排出していきたいものです。
引用元-塩分排出の効果的な方法
- カリウムは腎臓の働きを助ける成分
- カリウムは野菜や果物、海藻などに多く含まれている
- パセリもカリウムが豊富
パセリにもカリウムが豊富に含まれているのですね。レーズンやナッツ、バナナなど手軽に食べられるものでカリウムが取れるのは助かります。おやつや食後のデザート、ちょっとしたおつまみにも取り入れてみてはいかがでしょう?
注意!コーヒーは飲みすぎない
カリウムは熱や水に弱い
カリウムを損失する主な原因
・熱による調理で失われやすく、特に煮た場合の損失は約30%
・水に溶けやすく、水洗い、水にさらす、茹でる、等で失われる(ゆで汁を捨てない料理 方法がよい)
・水に溶けやすく尿として排出されやすい
塩分の取り過ぎはNG
・食塩の摂取量が多いと、ナトリウムとともに尿として排泄される。マグネシウムがある と排出が減少する
・ストレス、慢性的な下痢、
コーヒー、大酒、甘いもの(砂糖やシロップ)・加工食品や缶詰(塩分が多いので、摂取後に体から排出される)
・高血圧で服用する利尿剤
・糖尿病(インスリン)
引用元-カリウム | 栄養の基礎知識
- カリウムは熱に弱く、水に溶けやすい性質がある
- 塩分の取り過ぎはNG
- コーヒーや甘いものなどの取り過ぎは控える
カリウムは熱や水によって失われることが多いため、摂取方法に注意が必要です。加熱などの調理をせずにそのまま口にできる食材から、積極的にカリウムを摂ることをおすすめします。コーヒーは、飲み過ぎるとカフェインの取り過ぎになるため注意しましょう。