美容院と美容室で、呼び方が違うのはいったいなぜなのでしょうか?
美容院と美容室の違いや、呼び方が違う理由、美容院・美容室の業務内容をわかりやすくまとめました。
「美容室」と「理容室」の業務内容の違いについても、是非参考にしてみてくださいね。
呼び方について|美容院と美容室
実は…!
美容院と美容室、この2つに違いはありません。同じなのです!
ただ呼び方が違うだけで、規模や施術内容に違いはありません。
それぞれ呼び方が違うのは、オーナーの好みということですね。
「ビューティサロン」「ヘアーサロン」についても、
呼び方が違うだけです。
美容師法という法律がありますが、
その中で「美容」とは「パーマ、結髪、化粧など方法により容姿を美しくすること」で、
その美容業を行うため施設は「美容所」としています。
つまり、これが美容院や美容室のことです。
とはいうものの、美容所という名前がついたお店は見たことがありませんね。
院と室の言葉の違いは?
美容院と美容室という2つの言葉を比較してみると、
「美容院」の方が、昔からあるパーマやさんという感じがしませんか?
美容院の「院」という字は、「公共性のある施設や機関」という意味があります。
病院、議員、寺院も同じです。
かつての美容院といえば、お客さんが世間話をする賑やかな社交場であり、
情報交換の場でした。
美容を施す場所というだけでなく、そういった公共的な場所でもあったので、
「美容院」と呼ばれたのかもしれません。
一方、「室」は部屋のことを意味することから、
「院」よりも狭いイメージがありますが、個々にいろいろな髪型を楽しむ時代になり、
そのための特別な空間として「美容室」が増えていったのではないでしょうか?
引用元-美容院と美容室の違いはあるの?
- 美容院と美容室に違いはなく、法律上の表現は「美容所」
- 昔の美容院は社交場としても役割もあったことから「院」という字を使っていたのでは?
- 個を重視する現在では、部屋を意味する「室」を使って美容室ということが多いのかも
美容院と美容室の違い、深く考えたことはなかったのですが、あまり違いはなかったのですね。しかし「院」「室」のそれぞれの言葉の意味合いと、今と昔の美容院・美容室の役割の関係はなんだかおもしろく感じます。
呼び方の違うだけ?美容院と美容室の違いとは…
美容院・美容室の業務内容は同じ
美容院と美容室の違いというのは、結論からいってしまえばありません。
理容室と美容院のように何か違いがあるものだと考える人もいるようなのですが、美容室と美容院はどちらも同じ美容法に従って営業をしているヘアサロンですので、どちらの名前で営業をしていたとしても業務の内容に何か差があるわけではないのです。
美容院・美容室のイメージの違い
ただ、一般的なイメージとしては、美容院というと地元に密着しているような小さな店舗をイメージすることが多く、美容室といった場合には繁華街などにあるお洒落なサロンをイメージする人が多い傾向にあるようです。
しかし、ただのイメージの問題ですので実際に美容院は小さく、美容室のほうが大きいいうわけでは全くありません。
また、美容院というと年配の人が通っているイメージで、美容室といったほうが若者でも利用しやすいという人もいます。
ただし繰り返しになりますが、美容院でも美容室でもただの呼び方の違い、登録されている屋号の違いというだけですから、あまり気に留める必要もないように思います。
- 美容院でも美容室でも、業務内容は変わらない
- 美容院は地域密着型で年配の人が利用するイメージ
- 美容室のほうがおしゃれで若い人が利用するイメージ
確かに新しいヘアサロンは「美容院」ではなく「美容室」の方が多いイメージがあります。反対に歴史を感じるお店では「美容院」という名前がついていることが多いですよね。ただし明確な違いがあるわけではないので、あまり気にしなくてよさそうです。
呼び方が違うのはなぜ?美容院と美容室は同じ意味。。
美容院・美容室の正式名称は「美容所」
まず、美容院と美容室は同じ意味です。言い方の違いです。
ただし、美容所が正式名称で、辞書には「美容院」で説明が載っています。
ただし、美容院では美容室と名乗っているところが多いというちょっと複雑な状況。
美容院・美容室の業務内容
美容院(美容所)ですが、これは美容師法に定められている業種で、パーマ、メイクなどにより、利用者の容姿を美しくすることがお仕事です。
一番の特徴は、国家資格の美容師免許を持った人が働く場所だということ、そして、ヘアカットよりもパーマやメイクの方が主な業務であることです。
細かな違いだと、
・美容室のシャンプーが仰向けなのは、化粧崩れがないことと髪がシャンプーのジャマにならないため
・美容院のカットは髪をきれいに揃えるために行うこと
・カミソリなどの刃物を使った顔そりは法律上行えないこと
・メイクなど、美容に特化した業務を行っている場合が多いこと
・女性に配慮して全面禁煙なこと(今は美容院も理髪店も禁煙が普通ですが)
もちろん、若い人なら男性客も普通にチラホラいますし、女性なら年代関係なく利用しているのが美容院ですね。
- 美容院・美容室の正式名称は「美容所」
- 美容院・美容室の業務内容
- 美容師の仕事はカットよりもパーマ・メイクがメイン
美容師の主な仕事は、ヘアカットではなくパーマ・メイクだというのは意外でした。たしかに結婚式などに参列するときのメイク・ヘアメイクは美容院や美容室で行うことがおおいですよね。
明確な違いは特にない!「美容院」と「美容室」の言葉の意味は…
辞書には「美容室」ではなく「美容院」が掲載されている
「美容院」と「美容室」の違いは、特にありません。言い方の違いと言って良いでしょう。
ただ、正式に言うと「美容院」が正しいです。
主要な辞書(広辞苑、大辞泉 、大辞林)には、「美容院」は収録されていますが、「美容室」はありません。言葉の意味として正しいのは、「美容院」だと言えます。
お店の名前として使うのなら、「美容院」でも「美容室」でも構いません。
また、どちらでも意味は通じます。
実際は「美容室」という名前を付けるお店が多い
美容院を開設する場合には、保健所に書類(開設届)を出さなければなりません。
このことは、美容師法第11条1項で規定されています。
しかし、お店の名前については、規定がありません。
経営者が、自由に名前を付けられることになっています。「
美容院」でも「美容室」でも、何ら問題はないのです。したがって、「美容院」と名乗る店もあれば、「美容室」と名乗る店もあるのです。
(実際には、「美容院」よりも「美容室」と名乗る店の方が多いようです。)
- 広辞苑などの辞書には、美容室ではなく美容院が掲載されている
- 店舗名には美容院でも美容室でも問題なし
- 実際は美容院よりも美容室と名付けることが多い
辞書に載っている「美容院」よりも「美容室」の方が多く使われているというのは、なんだか不思議ですね。どちらでも法律上問題はありませんが、時代の流れ上、今後も「美容室」の数の方が増えていきそうです。
違いについて|「美容室」と「理容室」
理容室と美容室では、業務内容が異なる
理容室=男性用、美容室=女性用といったイメージを持っている人は多いかもしれない。
でも、本当は、美容と理容では、業務内容が明確に違うこと、知ってますか。
全国理容生活衛生同業組合連合会によると、「美容と理容の違いは、男女の違いではなく、法律によって業務範囲が示されていて、理容師法によると、理容とは頭髪の刈り込み、カット、シェービングやそれに付随することなどで容姿を整えること。一方、美容は、化粧、結髪、パーマなどにより容姿を美しくすることです」
と広報担当者。
ヘアカットはもともと理容室で行うもの
つまり、カットは本来、理容の仕事なのだった。
そもそも、理容の場合、仕事のなりたちは、文明開花の断髪令がしかれたあたりにさかのぼるのに対し、女性は明治時代になっても髪を結うのが普通で、「カットでそろえる」という概念がなかったのだとか。
そのため、最初は理容美容が一緒だった法律「理容師法」が昭和23年1月につくられ、徐々に成熟してきたことによって、昭和32年に、単独の法律「理容師法」「美容師法」に分かれたのだという。
ところで、美容と理容の違いで、シャンプーに関しても「あおむけでシャンプーするのが美容、前かがみは理容」と説明する人もいるが、最近は理容でも「あおむけ」が増えているそうだ。
- 美容室と理容室では業務内容が異なる
- ヘアカットはもともと理容室で行うもの
- シャンプーの方法で美容室・理容室が異なるという人もいるが、理容室でも美容室同様仰向けで行うところが増えている
美容室と理容室の違いは、利用する人の性別だと思っていたのですが違うのですね!しかし最近は男女問わず美容院を利用する人が増えているので、この先理容室がなくなってしまうのではないかと思えてなりません。
美容師さんも知らない?!美容院と美容室の呼び方の違いを聞いてみた…
美容師は「美容院」よりも「美容室」という言葉を使う人が多い
「美容室」と「美容院」の違いはなんだろうと疑問に思っていたのだけども、答えがほしいなとは思ってなくてずっとモヤってたままだったんですが、今日美容師さんに聞いてみました。
まず、僕が悩んでたのは、みんなどちらを(言葉として)使うだろうか。ってこと。
どうやら美容室が多いみたいです。美容院については、病院と間違いそうだみたいなとこもおっしゃってました。
美容院と美容室という2つの言葉がある理由は、美容師も知らない
それでもって、まぁそれはどちらでもいいですよって話なんだけど、問題はなんで2つの言い方になってしまったのか。
これって言語学みたいな話?
お店の中の美容師さんみんなに聞いてくれたけど、案外わからないようで、結局答えはみつからず仕舞いでしたが、それっぽいなと思ったのが、「昔病院で髪を切ってたから、その名残じゃない?」
へー。というか、病院で髪切ってたの?
ますます謎は深まるばかりです。
- 美容師は「美容院」よりも「美容室」という言葉を使う人が多い
- 美容院と美容室という2つの言葉がある理由は、美容師も知らない
美容室と美容院、どちらの言葉も使われるようになった理由、気になりますね。私の周囲では「美容室」に行っても「美容院」という人が多いです。田舎住まいのせいかもしれませんが、私も美容院ということが多いかもしれません。