家庭菜園でトマトを栽培して、葉が枯れて困っている人も少なくありません。
トマトの葉が枯れてしまう原因や、肥料を与える時期やタイミング、水やりのタイミングの見極め方をご紹介します。
おいしいトマトを作るためのコツも、是非参考にしてみてくださいね。
葉が枯れてしまう!原因は?トマトの栽培で気をつけるポイントは
太陽の光が足りない
・日照不足
トマトは太陽の光が大好きな植物です。
ベランダなど、一日に数時間程度しか、直射日光が当たらない場所で育てている場合や、梅雨時期など悪天気が続くと、下葉が枯れてくることがあります。
ミニトマトくらいであればベランダでも問題ありませんが、大玉トマトの場合はミニトマトよりも実を大きくするのに、養分が必要となるため、日当たりが必要になります。
また、日当たりの良い場所で育てていたとしても、葉が茂りすぎて込み合っている場合、葉と葉が重なって陰になることがあります。
このような場合でも日照不足と同じような状態になり、葉が枯れてくることがあります。引用元-トマト 葉が枯れる | トマトの育て方.com
葉が茂り過ぎ、風通しが悪くなっている
・風通しが悪い
風通しが悪くなると、蒸れなどにより葉が枯れこむことがあります。
複数のトマトを隣り合わせて育てている場合、株間が狭いなどで葉同士が重なり合ってしまったり、葉がよく茂って込み合っている場合は、どうしても風通しが悪くなってしまいます。
葉と葉が重なり合わないように、株間はきちんととるようにし、茂りすぎた部分は少し葉を間引いてあげると風通しがよくなります。引用元-トマト 葉が枯れる | トマトの育て方.com
トマトの実の成長に欠かせないカリウムが不足している
・カリウム不足
トマトは実を大きくさせる時に、多量のカリウムを必要とします。
カリウムが不足してくると、葉先が葉焼けしたようになってきます。
症状が出た場合は、カリウムが足りていませんので、施肥によって補うようにしましょう。引用元-トマト 葉が枯れる | トマトの育て方.com
- 日当りの悪さや歯の茂り過ぎなどで、太陽の光が足りない
- 葉がつき過ぎているため、風通しが悪くなっている
- トマトの実の成長に欠かせないカリウムが不足している
私も前シーズンに庭でミニトマトを育てていたのですが、曇りや雨が続いていた時期に葉が枯れてしまったことがありました。そのときは原因がわからずに困ったものでしたが、太陽不足だったとは・・・
注意して!肥料のやりすぎでトマトは枯れてしまい危険
プチトマトは肥料を与えすぎないように気をつけて
プチトマトは肥料や水をまったくやらなくても豊作になることもあるくらいの強い野菜です。
肥料をやらないと必ず枯れてしまうとはいえないですし、むしろ肥料のやり過ぎで枯れてしまうケースのほうが多い気がします。
トマトに肥料を与える時期とタイミング
肥料のやるタイミング
植物全般にいえることですが、肥料は量のみならず、与える時期・タイミングが重要です。
定植後、初めて肥料をやるべきタイミングは、第1のつぼみ(果房)が膨らみはじめた時期が適切とされています。
ここが重要なところで、下手に早い段階で肥料を与えてしまうと実が付かない原因となります。
その後は、様子をみながら追肥を重ねていきます。目安としては、3週間に1回程度の頻度です。
過度の肥料やりは禁物なので、順調に育っているようであれば、肥料は追加しないでそのまま見守るということでもいいでしょう。
- プチトマトは水や肥料が不足していても問題ないケースが多いが、肥料の与えすぎはNG
- トマトに肥料を与える時期とタイミング
- 順調に育っていれば、肥料は与えなくてもOK
家庭菜園初心者の場合、肥料を与えるタイミングに悩んでしまいますよね。私も初めの頃は、家庭菜園の本などに載っている通りに肥料を与えていたのですが、後半はまったく与えませんでした。それでもたっぷり収穫がありました。
水やりのし過ぎ!?トマトが枯れる原因のひとつは実は・・
水のあげすぎでトマトをの苗をダメにしてしまう人が多い
トマトの苗を枯らさないように栽培するにはどうしたらよいのでしょうか?
とにかく初心者が気を付けるべき水やりの方法は水をあげすぎないこと。
家庭菜園を進んでやろう!という人はほぼマメな人です。
水やりをしなさすぎて枯らすひとはまずいません。
逆にあげないで下さい!と言ってもあげてしまう方が多いです。
トマトの苗に水を与えるタイミングの見極め方
水やりのコツは、朝トマト苗を見て葉っぱがやや萎れ始めていたら水を与えましょう。
同時に土を指で5センチ少々掘ってみてまだ湿り気があるようでしたら、まだ与える必要はないです。
- トマトの苗に水を与えすぎて、ダメにしてしまう人が多い
- 葉っぱが萎えてきてから水を与えると◎
家庭菜園初心者の場合、とにかくきちんと水やりをしなくてはいけないという思い込みから水を与えすぎてしまう人も少なくありません。水を与えるタイミングにも気をつけましょう。
もしかして?青枯病でトマトが枯れているのかも
青枯病の症状
青枯病が発生しやすい野菜
イチゴ、カボチャ、シシトウ・トウガラシ、トマト、ナス、ピーマン・パプリカ、など病変が急速で、元気だった株が急にしおれ、青みを残したまま枯れてしまうのが名前の由来。
ナス科の野菜に多く発生する、細菌による土壌病害です。
天気のいい日中に、茎葉が水分を失ったようにしおれ、曇天や夜間には一時的に回復。これを繰り返しているうちに回復がなくなり、やがて枯れます。
茎を切ると繊維束が褐色で、そこから乳白色の液体がにじみ出ます(診断ポイント)。尚、この液体は細菌を含んでいるので要注意。
青枯病の対策・予防法
対策
発病株は株ごと抜き取って焼却処分します。
また、病気が出た畑には病原菌が大量に存在しているため、土壌消毒を行って、病原菌の密度を低くすることが大切です。引用元-青枯病(あおがれびょう)の症状と対策・予防法 – やまむファーム
予防法
高畝にするなど、水はけをよくする対策をとることが大切です。
連作を避け、連作が避けられない場合は、抵抗性のある台木に接いだ接木苗を栽培すると安心です。
- 青枯病の起こりやすい野菜と原因、症状
- 青枯病になったときの対処法と予防法
トマトなどのナス科やウリ科、アブラナ科など連作障害を起こしやすい野菜を育てるときは注意が必要です。可能であれば連作はしないようにし、トマトを作ったあとの土はほかの野菜や植物を育てるのに使いましょう。
栽培のコツは?おいしいトマトを作るためには
トマトをおいしく育てるためには、水分が重要
美味しいトマト作りは、ずばり「水分のバランス」
リン酸を活用しよう
もちろん夏の野菜なので、お天道様の恩恵というのもはずせないのですが。
水が少ないと濃くて甘いトマトに。だけどそうなると皮がかたい。
水分が多いと皮は柔らかくなる。しかし薄味。
このビミョーなバランスを上手にとれた人が、美味しいトマトを作れる。
ーーな?んだ。これじゃあ何も分からないじゃない!ーー
しかもこの長雨で、そんなこと言われても!ムリムリ!って思いますよね。
そうなんですよね。だから極意。
しかし もう一つ重要なヒントをくれました。
「リン酸」です。
リン酸は実の成る物に使う肥料で、私もイチゴには使っています。
そうかぁ。トマトにも使えばいいんだ。
「リン酸」は、有機なら「骨粉」無機なら「過燐酸石灰」。
骨粉はどちらかというと元肥向きだそうです。
でも有機の方が美味しくなるそうです。
あ ちなみに化成肥料は「いかん」そうです。
- おいしいトマトを育てるために、水分のバランスが重要
- 水分のバランスを取るため、リン酸を活用してみては?
- 化成肥料はNG、有機肥料を使うのがオススメ
おいしいトマトを作るため、肥料についても勉強してみてはいかがでしょうか?自分で手間暇かけて作るトマトは、せっかくならおいしく育てたいもの。有機肥料を活用し、味・食感ともに満足いくトマトを作りましょう。