日本でも人気の観葉植物・モンステラを、上手に育ててみたいですね。
でも、植物も生きていますから、元気がなくなることもあります。その原因は何?上手な水やりの仕方や肥料の与え方のポイントは?
気になる情報をまとめています。ぜひ、参考にしてください。
「モンステラ」の特徴について!育てやすく人気の観葉植物
乾燥に強く育てやすい
モンステラは、熱帯アメリカに生息するつる性(または半つる性)の植物で、20〜30種類あると言われています。葉は成長するにつれ、縁から切れ込みが入ったり穴があき、独特な面白い姿になります。乾燥には比較的強く、明るい室内でたまに水やりをするだけで、綺麗に育ちますので、モンステラは総じて観葉植物としては育てやすい品種の一つです。日光が入らない部屋でも、たくましく育ってくれる植物は良いですよね!
- 熱帯アメリカの植物で20~30種類あると言われている。
- 独特な姿で乾燥に強く、日光が入らない部屋でも育つ。
モンステラは葉の形がユニークで、日本人にとってはハワイなどの温かいリゾート系イメージを湧かせてくれるので人気です。日光が入らなくても、明るい室内なら育ってくれるなら安心です。水のやりすぎ注意かもしれません。
元気がない原因は水やりのしすぎ!?モンステラが枯れてきたとき
水やりの仕方に注意
モンステラの育て方で最も大切ともいえるのが「水やり」の仕方ではないでしょうか。とはいえ難しいことはありません。ポイントはたったひとつ。
それは「土が乾いたら水を与える。乾いていなければ与えない。」ということ。
土の状態に気を配る
この基本さえ守っていればそうそう失敗することはないといいます。モンステラは熱帯雨林気候で原生している割に乾燥には強い植物です。何日か水やりをしなかったくらいでは枯れません。それよりも注意したいのがむしろ「水やりのしすぎ」です。土が常に湿っている状態では根が呼吸できず、いわゆる「根腐れ」を起こしてしまい枯れてしまいます。
「乾いたら水を与える。乾いてなければ与えない。」簡単なようですが、土の状態を見ないで習慣的に水やりをするような育て方をしている人には難しいようです。どうぞ水やりの際には常に土の状態に気を配ってください。引用元-【モンステラの育て方完全ガイド】水やりや肥料・日頃のお手入れの「4つ」のポイントと注意点など徹底解説!|WELQ [ウェルク]
- 最も大切なポイントが「水やり」の仕方。
- 熱帯雨林気候に原生する割に、乾燥に強い植物。
- 土の状態に注意し、乾燥していなければ水をやらない。
日本は特に四季があって、夏と冬の温度差が大きいので、特に、冬場に水をやり過ぎる傾向があるような気がします。モンステラはやはり温かく陽光が降り注ぐ季節が似合うので、冬場はできるだけ温かい室内でそっと見守ってあげましょう。
上手な「水やり方法」と「肥料の与え方」について!モンステラを綺麗に育てるコツ
乾燥気味に育てる
水やり
土の表面が乾いたら鉢底から水が出てくるくらい水やりをしてあげます。夏は勢いよく生長する時期なので土が乾燥しやすく、冬は気温も下がり生長が緩やかになる時期なので吸水量が落ちます。
夏の方が水やりの頻度が高くなるので、定期的に指や割り箸で土の湿り具合を確認すると安心です。また、冬は土が乾燥していると思ってから1〜2日ほど時間を空けましょう。水のあげ過ぎによって根腐れを起こすので、少し乾燥気味にするのが長く育てるコツです。
室内なら化成肥料がおすすめ
肥料
5〜9月の期間に緩効性肥料を2ヶ月に1回ほど与え、冬は与えなくて大丈夫です。植え付けのときに肥料を混ぜておくと育ちが良くなりますよ。
室内で育てている場合は、少し臭いの気になる有機質肥料は避けて、化成肥料を利用するのがおすすめです。
固形肥料の場合は、鉢の大きさに合わせて土の上に置き肥をしましょう。また、固形肥料の代わりに、薄めた液体肥料を7〜10日間に1回与えるのも効果的です。
- 夏場は勢いよく育つが、冬は吸水力が落ちる。
- 土の湿り具合を定期的に確認し、少し乾燥気味に育てる。
- 5月から9月は2ヶ月に1回くらい緩効性肥料を与える。
- 室内なら臭いのしない化成肥料がおすすめ。
以前、パキラを液体肥料で育てていた時に使った液体肥料がちょっと怪しいもので、液肥を与えてすぐ伸びた新葉がやたら巨大になったことがあります。言っては何ですが、やはり信頼できるメーカーのものを使った方が安心です。
置き場所や季節の変化で葉が枯れることも?観葉植物モンステラを育てるポイント
日光の加減に気をつける
強い直射日光を嫌うので、夏は明るい日陰に置きましょう。冬はガラス越しの日光の当たる場所、春と秋はレースのカーテン越しのようなやわらかい日射しがちょうど良いです。暗い日陰ですと茎がひょろひょろに伸びて弱々しくなってしまいます。日射しが強いと葉が焼けて部分的に枯れます。
室内ではホコリに注意
熱帯性の植物で、暑さには非常に強いのですが、寒いのは少し苦手です。冬でも5℃程度の気温が保てれば枯れることはありませんが、ベランダなどで育てている場合は室内に取り込みましょう。モンステラは葉っぱが大きい物が多いので、室内で育てているとどうしてもホコリがたまりやすくなります。気づいたときに時々水で濡らしたティッシュなどで葉の表面を軽く拭いてあげましょう。
- 明るい日陰で育て、直射日光は避けるようにする。
- 寒さは苦手なので、冬は室内へ。葉の表面のホコリは拭く。
日本の冬場は、熱帯育ちの観葉植物にとってはつらい期間だと思います。本来なら、温室ケースにでも入れてあげたい、と思うほど。胡蝶蘭を育てていた時はガラスの温室に入れてましたが、大ぶりの観葉植物はなかなか難しいですね。
植え替えやお手入れのコツは?モンステラを綺麗に育てるため大切なこと!
新芽の成長を促進
こまめに葉や土の状態をチェックすることが大切。植物は新陳代謝のため、古い葉から黄色くなり、新芽を出して成長します。最も古い葉が黄色くなったら早めに切り取りましょう。新芽の成長が促進され、イキイキとしたモンステラを楽しめます。
樹形のバランスに注意
葉は乾燥がひどい場合、葉の端から茶色に変色します。この場合も茶色の部分だけをカットすると良いでしょう。また、モンステラは光の向きに葉を向ける性質があります。同じ方向に置いておくと、偏った樹形になるので、たまには向きを変えてバランスよい樹形を意識しましょう。また、新芽は一番新しい葉の茎の真ん中の内側からとがった状態で出てきて自然に開きます。とってもやわらかい赤ちゃん葉なので、折れたり、破れたりしないように気をつけましょう。
2~3年に1度が目安
植え替えの目安は2〜3年に1回、時期は5〜9月
モンテスラの育て方のポイントの一つ、大きさを維持すには、育てやすい大きさに合わせ、切り戻しや株分け、植え替えで大きさを維持します。また、下葉が落ちた株や、姿が乱れてきた株は思い切って株元近くまで切り戻し、5月上旬〜9月上旬に植え替えます。7〜9月の高温多湿期が生育が旺盛で、多少根などを傷めても早く回復するでしょう。植え替え周期は2〜3年に1回を目安に、根が鉢の底から出て根詰まりしたら植え替えます。
一回り大きめの鉢へ
植え替えの方法
鉢底から根が出ている場合はカットします。鉢から抜いた株はまわりの土を一回りほど落とし、傷んだ根などを切り取ります。
一回り大きめの鉢を用意します。鉢底の穴をネットで塞ぎ、ボラ土や軽石などを2〜3cmほど敷き詰めます。その上に新しい土を薄く敷き、根回りを整理したモンステラを置きます。向きを整えたら隙間に土を入れていきます。根の隙間まで土が入るように鉢を軽く叩きながら行うのがポイントです。鉢の縁2〜3cmほどまで土を入れたら良いでしょう。引用元-【モンステラの育て方完全ガイド】水やりや肥料・日頃のお手入れの「4つ」のポイントと注意点など徹底解説!|WELQ [ウェルク]
- 古い葉が黄色くなったら、早めにカットする。
- 葉の感想が酷い場合は、茶色く変色した所をカットする。
- 光の方向に葉を向ける性質があるので、偏らせないように。
- 2~3年に一度を目安に一回り大きな鉢に植え替える。
植え替えは、結構手間な作業ですが、成長が実感できて楽しくもありますよね。元気に育ってくれていれば、特に楽しい作業でもあります。ただ、なかなか思うように健康で美しくいてくれるケースばかりではないのが悩みのタネにもなります。