毎日使う、お風呂や台所。毎日使うから汚れも溜まります。
排水口の汚れの中身、お風呂と台所では少し違うようですが、いずれも放置すると詰まりやぬめりの原因に。そんなときに強い味方になるのが重曹+クエン酸(酢)。
掃除方法をおさらいしておきましょう。
こんなに汚れるのはどうして?「お風呂の排水溝」って掃除が大変!
排水溝とは
「排水溝」とは、家庭から日々出る汚水を、ひたすら流され続ける溝のこと。
(この溝を伝って汚水は「排水口」から「排水管」に至り、暗い「下水管」へと流れ去っていきます……浄水されるその日まで……。)
排水溝はなぜ汚れる?
「排水溝」というのは多く家庭でもお風呂場にある部分ですが、お風呂にて生じる汚水には……、
・身体を洗ったときに出るボディーシャンプー、石けん液、そこに含まれる身体の汚れ
・頭髪を洗ったときに出るシャンプー液、リンス液、抜け毛、ふけなど頭皮毛髪の汚れが主に含まれていますよね。
さらに、お風呂場で人以外、ペットの身体を洗う場合には、
・ペットを洗ったときに出るペット用シャンプー、リンスその他及びその抜け毛
が。 お風呂場でオムツ洗濯をしたり、靴を洗ったりする場合には、
・洗剤(石けん)液、排泄物(糞尿)、泥砂
までもの多様な汚れが含まれます。
これらの種類や量が多ければ多いほど、そしてお手入れ頻度が低ければ低いほど、またお風呂場自体や「排水溝」周辺の温度と湿度が高ければ高いほど!その「排水溝」は汚れるわけなのです。
- 排水口からの汚れは、配水管、下水へと流れていく
- 風呂場からの汚水にはさまざまな種類の汚れが混じっている
目の前から消えてなくなれば、無かったことになるわけではないのですよね。ゴミは、汚れは、排水口や排水管にちょっとずつ残りながら流れていきます。流さずに済むようなものはできるだけ排水管送りにはしないようにしたいものですね。ツケは自分に回ってきますから。
キレイにするなら「重曹とクエン酸」を用意しよう!お風呂の排水溝掃除をする時
排水口の掃除にはコレ!
お風呂の排水口掃除に役立つのが「重曹」と「クエン酸」。重曹とクエン酸を組み合わせたときに発生する泡の力で排水口の汚れを落とします。
□用意するもの
①粉末の重曹
②クエン酸
③スポンジ
④歯ブラシ□あると便利なお掃除グッズ
■ごみ袋
髪の毛やカスなどのゴミを入れます。■ゴム手袋
溜まった髪の毛やヌメヌメ汚れを直接触りたくない人は利用しましょう。
簡単キレイ!重曹とクエン酸の掃除法
それでは、重曹とクエン酸を使った排水口のお掃除の方法をご紹介します。
①排水口のフタを外し、汚れを受ける目皿(ヘアキャッチャー)や排水トラップ(排水口に奥の方にある筒のようなもの)など取り外せるものはすべて外します。
②ゴミや髪の毛を取り除き、ゴミ袋へ捨てます。
③重曹を100ml排水口にふりかけ、上から半分の量のクエン酸の粉を注ぎます。
④コップ一杯程度のぬるま湯を上から流し込むと発泡するのでそのまま5分ほど放置します。この間に配管の内部の汚れも浮きあげってきています。
⑤取り外した部品にも重曹をふりかけ、スポンジでこすります。
細かい部分やスポンジで届かないところは、歯ブラシで磨きましょう。
⑥お湯で十分に流します。
残った汚れは歯ブラシでするっと落とせます。
⑦部品を元の状態へ戻します。
- 重曹+クエン酸の掃除の際に準備するもの
- 排水口掃除の手順
重曹とクエン酸(酢)のコンビは、今や掃除の定番アイテムとなっています。擦り洗いをすることなく、シュワシュワとした泡が汚れを緩ませ、取ってくれるのが嬉しいところです。擦った箇所の傷に汚れやカビが入り込んで次第にくすんだり掃除しにくくなるのはイヤですものね。
【排水溝が詰まる原因】は何?なぜ台所が汚れるのか…理由とは!?
毎日少しずつ……
台所の排水溝がつまる原因としては、何か大きなものをつまらせたりした覚えがない場合は、少しずつ蓄積された油汚れが元になっています。
調理で使った油やお皿についた油を洗い流すことは、自炊をしているご家庭では毎日のことだと思います。
これが日々積み重なって、流れを悪くさせつまらせてしまうのです。
意外に多い、固形物
また、これ以外にも食事の食べ残しや調理中にでた野菜の切れ端などが気づかないまま流れ落ち、排水溝の奥へ溜まってしまうということも。
そういった大き目な固形物がつまっている場合は、市販のクリーナーやラバーカップを使用して取り除く必要があります。
- 台所の排水口は油が詰まっていることが多い
- 大きめの固形物は直接取り除く
油汚れは古くなると頑固に固まってしまいます。可能な限り、取れる汚れは直接取り除いておかないと、後々大変になります。よほどのことが無ければ排水が逆流することはないかもしれませんが、臭いは簡単に逆流してきますから、溜めておかないに越したことはありません。
重曹でキレイに掃除しよう!台所の「排水溝のぬめり」をスッキリ落とすには!?
台所の排水溝は重曹でスッキリ!
大きな固形物が原因ではない場合は、重曹を使って汚れを落とし、つまりを取り除くことが可能です。
・準備するもの・・・重曹、お酢(適量)
・手順・・・排水溝に重曹をたっぷり振りかけます。その上からお酢をかけていきましょう。お酢はスプレー容器に入れて振りかけるとまんべんなく行き渡り便利です。シュワシュワっと反応しますので、そのまま1時間ほど放置しておきましょう。時間が経ったら、水ではなくお湯で洗い流します。これで、ある程度柔らかい汚れは洗い落とされぬめりもなくなるはずです。
汚れだけでなく臭い取り効果も!
合わせて重曹には消臭効果もあるので、臭いの出やすい台所の排水溝にピッタリ。定期的に行うことをおすすめします。
市販の薬剤でつまりを取り除く方法もありますが、この重曹を使った方法であれば、安い上に安心して使うことが出来ます。
- 重曹に酢を泡立てて放置することで、ぬめりも消える
- 消臭効果、安価、安心と、重曹にはメリットいっぱい
重曹も酢も、調理にも使うものなので、台所の清掃にはうってつけの材料です。酢の代わりに用いられるクエン酸も然り。自然由来の物で、しかも洗浄効果や消臭効果も高いとなったら、使わない手はありません。
シンク掃除にも「重曹」が使える!?台所の排水溝掃除のついでに一緒にピカピカ!
台所シンクは重曹でピカピカ!
日々お料理をしていると、シンク周りは必ずと言っていいほど汚れますよね。
あまり気にならなければ、食器を洗って、生ごみを片付けたら終了。…というパターンがほとんどですが、きちんと掃除すると、シンクってとてもキレイになります。
実際やってみると、とても簡単なので、いつもの工程にぜひシンク周りも試してみて下さい。
シンクのくもりや黒ずみはスポンジに重曹を付け、全体の汚れをこすり落とします。
量は一度にたくさん出し過ぎないよう、加減しながら出して使い、適量を徐々に覚えて下さいね。
その後、水でシンクとスポンジを洗い流して終了です。
重曹の保管のポイント
重曹を購入すると、1袋にまとめて入っているので、掃除の度に少量を出すのはとても面倒です。
そうならない為に、空き瓶に小分けして入れたり、アジ塩やコショウなどの空き瓶に入れておくと、サッとふりかけて使えて便利ですよ!
- シンクの黒ずみや曇り取りにも重曹は活躍
- 小分けして保管すると、使うときに便利
ぬめりや黒ずみはカビの一種と聞いています。水分、食べ物カス、とカビ繁殖の要素はそろっているので、小まめに掃除しないとすぐに広がってしまいます。カビには塩素系の洗剤が効果的ですが、あのニオイと人体への影響を考えると、頻繁には使いたくないのですね。
汚れを取るにはなぜ重曹がいいの?排水溝のぬめり掃除での効果とは!?
どうして重曹がいいの?
台所の排水溝につく汚れは、油汚れが多いです。
この油汚れに対して、重曹はとっても効果的。
化学反応を起こして、するりと洗い流せるようになるのです。
重曹なら、安価で安全
重曹は安価で手に入りやすい上に、万が一口に入ったとしても安全。
台所は食品を扱うところですので、なるべく安心な方法でそうじしたいですよね。
- 油汚れは重曹でキレイに落ちる
- 安価で安全な成分なので、台所で使うには適している
いくら汚れ落ちが良くても、薬品の成分が残っていては直接触るのはためらってしまいます。人によっては、薬品や洗剤成分を落としきるまできっちり洗い流そうとするかもしれません。調理用と掃除用の重曹は分けて販売されていますが、成分は同じですから、台所用には最適ですね。